Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン4)

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Apr. 28, 2008
第13話 優しさの伝染 No More Mr. Nice Guy

脚本/David Hoselton、David Shore
監督/Deran Sarafian
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ナースたちはストライキを行う。看護師のデブもそのストライキに参加
し、夫のジェフもそのステライキのデモに参加する。
病院に荷物を搬入しようとするものたちに対して、話合いを名
目に建物内に入るのを防ごうとする中、ジェフはその男が怒っ
ているのを見てなだめる。しかしジェフは彼とハグした後、
突然倒れてしまう

病院はナースがストライキしている為に混雑していた。
ハウスは救命センターにやってくるとそんな混雑を人ごとだと
感じて見ていた。キャメロンは現在ナースがストライキ中で
人が足りないのでハウスにも手伝ってくれとするが、オレは
カッディから手伝えと言われる前に逃げてきたのだという。
ハウスは診察室にいると、ベッドにボーっと座り込んでいる
男性が居ることに気がつく。キャメロンによると失神発作に味覚
異常の患者だという。彼は何を食べてもレモンメレンゲパイの
味がすると言っているのだという。朝から待っているという
妻のデブは医師たちに早く診察するよう文句を言うが、
肝心のジェフは文句を言っても始まらないとして妻をなだめる。
それを見てカナダ人か?と問い、常にハッピーの状態なのかと
尋ねると、今回彼のことを診る事に決める。

カンファレンスルームでジェフの病気に関して原因は何かを
語り合う。
ハウスは、患者の容体に対して、代償性疾患か薬物か舌がんが
脳に転移したのか、てんかんや多発性硬化症もあるという。
倒れたのはインフルエンザなのではないかと告げるタウブは
ERに戻って良いかと問う。サーティーンは大事な症状を見落と
しているとして、人間が出来ているというのも危険な症状だと
いう。お前らには無縁だなというハウスは、患者は何の見返りも
求めない優しい奴で遺伝的欠陥があるのではないかという。
カトナーは優しいだけで欠陥なのかと鼻で笑うが・・
フォアマンはいつから優しさが出たのかと問うと、妻の話だと
夫が優しくなったのは11年前からだという。そんなに長い
間症状が続いているならば・・・とフォアマンは告げるが、
ハウスは進化に反対するのかと問うと、それだとまるで21世紀の
アメリカだぞという。カトナーは統計学的に見ればそういう
人がいても当たり前だという。優しい人がいれば正反対の人も
居るとしてハウスを見つめ、これには異論はないでしょと問う。
優しさを否定するのはハウスが性悪説を唱えるあなたの性格が
安泰だからだという。
フォアマンとカトナーは患者の家に行けと告げ、タウブとサーテ
ィーワンはMRIで腫瘍を見つけろと語る。何故サーティーワン?
という彼女にお前はどっちでもいけると思ったからだとして
口が滑った顔をする。脳波検査で神経損傷も探せと語る。

ハウスはチェイスを誘ってボーリングにいく。
ウィルソンに振られたのかというチェイスは、原因はアンバー
にあるのかと問う。チェイスはそれでも誘ってくれたことを
感謝し「優しい」と告げる。ハウスは単に一人では来づらい
からで優しさなんてこの世にないと否定。チェイスはそれならば
何故優しいという言葉があるのかと問うと、言葉があるから
と言っても存在するとは限らないとし、概念だけだという。
試しにミノタウロスでも探してみろと。
アンバーが居る限りウィルソンと付き合うことができないので
はないかとし、チェイスはキャメロンにも腐れ縁でつきまとって
いる女友達が居るので木曜日はその女性に譲ったのだという。

ハウスはアンバーとウィルソンの元に行くとアンバーに対して
ウィルソンの共同親権を求める。アンバーにはママが必要だとし
オレにもヤツと遊ぶ権利が欲しいという。まっとうな話なので
僕には手に負えないと逃げるウィルソン。いつものハウスならば
こんな時、ラブローションと接着剤を入れ替えているとし、
今日はまともだという。僕たちの関係を受け入れている証拠だろう
と。ハウスは平日は一日おき、週末は一週間おきにしようと
告げると、水曜日だけハウスに渡すという。ただし門限は11時
だという。しかしハウスは月曜と水曜日だとして門限は12時だ
とすると、埒があかないと見たハウスはウィルソンが決めろと
いう。まるで縄張り争いをしている犬だと笑うウィルソンは
"愛しているから"の発言だとし、休戦にしたらどうかと告げる。
追い出すわというアンバーに居座るというハウスは譲らなかった。
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■ハウス&ウィルソン

アンバーとウィルソンが付き合うことになり、ハウスとして
は遊び仲間を失って不満。アンバーと協議して、ウィルソン
の共同親権を持とうと説得するも、残念ながら協議は決別。
ウィルソン自身もどちらか選べと言われてそう簡単に
決められるものでもない。

仲裁役にカッディに入ってもらって処理しようとする。
君はソロモン王だからウィルソンを半分に切って良い
としてハウスに言われていた。
カッディからは部下たちの勤務評定を書くよう言われ、
アンバーとの条件に同意するよう力尽くで押し切られそうに
なる。

途中でハウスはここだけの話だとして、実は梅毒だと
部下達に思われているがそうなることを予想して、血液を
入れ替えていたことを告白。ウィルソンがまた速効でアンバー
に話して、アンバーも部下たちにバラしてしまうという
辺り、なんだか互いに信頼に於けないところもあるね。

■ハウス&カッディ

カッディから勤務評価をするよう言われたけど、全員
同じような評定を下していた。
ハウスは冒頭でカッディから、「患者の扱い、部下への扱い
は虐待に近く病院の上層部を笑いものにし、上司に対して
傲慢で発言の大半は人種差別、性差別に扱いする」との
評価を受けられていた。
そんなカッディにドレスはアフガニスタンの娼婦みたいじゃ
ないかと言うのがこの時は精一杯だったけど、最後に
カッディの勤務評価を「患者の治療に関しては居ないも
同じで彼女は医者ではなくこの病院の医院長だから。雇用者
に対して威厳を保とうと必死だがその目が訴えかけるのは
無駄なあがきで胸にしか目が向かない。過去の栄光が
唯一の誇り」だと指摘した。

最後にカッディは協定を破ったので二人とも指を切りなさい
と言っていたのが笑えた。


■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

今回は随分と三人が登場した。
キャメロンは患者に梅毒の疑いがあるとされた際に、
ハウスもまた梅毒だという事が発覚したというカトナー
の言葉を受けてチェイスはハウスとキャメロンが寝たのでは
ないかと指摘。キャメロンとしては何にも答えなかった
けどね。

チェイスは今回ハウスとボーリングに行くことになった。
ウィルソンの代役だったけどチェイスのボーリングの美味さ
が凄い。
ハウスにお礼を言っていたけど、ハウスとボーリングに行って
楽しいのだろうか?チェイスはキャメロンとの関係に於いて
彼女の友達と遭う日を分かち合っている事を告げ、ハウス
にアドバイスをしていた。

フォアマンはハウスが勤務評定をつけている事を知るが、
酷い評価を下していることに関して、励みになる様な
書き方をしないと無意味だという。それを受けてハウスは
フォアマンに部下たちの勤務評定を付けろと
指示されてつけることになったけど、タウブによると、
アナタはハウスに利用されただけで、評価を付ければ私たち
の反感を買いアナタは立場を失い一兵卒にされることを
告げられる。

サーティーン、カトナー、タウブ

サーティーンに対して、ハウスはサーティーワンだと語る
シーンが笑えたかも。
ハウスが梅毒の治療を受けたことで

カトナーはハウスが梅毒ではないかと疑い、密かに血液検査
をして梅毒である事を発見。しかし治療したら性格が変わる
ということまでは考慮していなかったようだ。

ゴッホのキレート療法を施してぺんき塗りにしてしまったと
嘆きカトナーに対して、タウブはヒトラーにリタリンを
投与したのだとしてフォローしていた。

■今回の患者

ジェフ

失神と味覚障害で運ばれてきた患者。
そして何よりも性格が変わり「優しくなった」というのが
病気のヒントになってしまうところがある意味凄い。
途中心臓発作になったり梅毒が疑われたけど、最終的には
シャーガス病で脳炎になったとし寄生虫症だということ。
薬を飲めば性格は変わってしまうかもしれないことを言われた
けど、性格が変わるのがいいのかどうか、ハウス自身の
事も含めてなんとも複雑な心境を味わせる展開だったのかも。


■使用された曲

・Kristen MariのI Want It
・Sly StoneのEveryday People
・Paul RaeのBaby, I'm-A Want You
・The SupremesのYou Keep Me Hanging On
・Wayne JonesのSalsa Habanero

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 性悪女
ジェフリー・コール (Edi Gathegi) "BIG LOVE"、モルモン教、子
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
サーティーン (Olivia Wilde) ERから来た医者

ジェフ (Paul Rae) 優しい夫
デヴ (Chad Morgan) ジェフの妻、看護師
--- (MJ Gazali) Delivery Man
--- (Christopher Emerson) Young Man
ルイーサ・マリア (Dina Defterios) ドラマの人
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
ブロック・スターリング (Jason Lewis) ドラマの人


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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