Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1065




 

Sep. 16, 2008
第1話 すべてを変える死 Dying Changes Everything

脚本/Eli Attie
監督/Deran Sarafian
--------------------------------------------------------
パティルーウィメンズマジョリティー代表を運営し、
セクハラ被害を訴える企業の対応の為に働く。8人の女子社員
からセクハラ被害を受けているとする会社で対応策を検討する
中、突然ルーは体中に蟻がいるとして、服を脱ぎだし助けて
欲しいと訴える。

テレビゲームで遊んでいたハウスの元にカッディがやってくる。
アンバーの死から二ヶ月が経過し現在ウィルソンが病院に来て
いることを告げに果て居た。あれからウィルソンとは話をして
いないのでしょと告げると、早く和解すべきだという彼女。
しかしハウスはゲームに熱中していた。小児科病棟から盗んで
来たのかというカッディはテレビの電源を抜いてしまい、
テレビのリモコンも没収する。早くウィルソンと話すべきだと
言うが・・・

フォアマンから患者が運ばれてきたと報告が入る。
患者は女性の権利を訴える女性社員で、そんな女性が男性社員
の前で自分がおかしくなったとして服を脱いだのだという。
貧血と徐脈、そして腹痛の症状があるという。ハウスは精神疾
患の患者だろうとするが、さもなくばその女性が進化論に
目覚めたのだろうと語る。ハウスは診察に行こうとするが、
カッディは他に優先すべき事があるのではないかとして
ハウスに告げるが・・・

コンサルの場でハウスは、患者は幻覚や記憶も怪しい事、
そして徐脈に貧血、そして患者の仕事は航空会社の上得意客だ
と告げ、東欧アジアに第三国を旅して回っている人物である
ことを告げ、原因は何かと部下たちに問う。
カトナーは働き過ぎでアンフェタミンの過剰摂取ではないか
と問う。毒物検査は何も出ないとし、出張が多いのでピーナッツ
やダイエットソーダなどの摂取によって重度のビタミンB12欠乏
になっているのではないかとタウブは語る。サーティーンは
患者がフェミニストだからと言って無理に病気に結びつける必要
はないとし、膵臓にインスリノーマがあるとし、そのために低血糖
になったのではないかと告げる。しかしハウスは突然サーティーン
の指摘に対して、ハンチントン病のことをみんなの前で話して
しまう。そして過分葉化があるのでタウブが正しい筈だとして
ビタミンB12を与えろと指示する。
みんなサーティーンがハンチントン病だと知って大丈夫か?と
問う。症状が出るまでには数十年かかることもあるという。
しかしサーティーンはハンチントンの事を否定すると、カトナー
は嘘をついているという事は余計なお世話という意味なのかと
問う。質問に答えないのはハウス先生の方だろうとし、ウィルソン
と話をしたくない為に、私の事を引き合いに出したのだという。

サーティーンはルーの元に行くとビタミンB12を投与する。
すると突然ルーはウンチを漏らしたかも知れないとして
訴える。しかしなんと出血だった。

ハウスはウィルソンのオフィスにいく。
今抱えている患者のことを語る中で、ウィルソンは出て行くとい
う。ハウスはアンバーの死を利用しない手はないというのか
と問うとそれも良いと告げ好きなだけ休めばいいと語る。しかし
ウィルソンは休みのではなく辞職してニュージャージーから
出て行くと決めたのだという。医療管理義務を済ます為にここには
一週間ほど戻っただけだという。死別入門書を読めという
ハウスは今のお前は初歩段階である事を語る。痛みがあることは
分かるがいつか痛みは薄れるというハウス。足の痛みは取れた
のかと問う。

サーティーンは患者が直腸から出血が有った事を告げるに来るが
今は忙しいとハウスは追い返す。
しかしウィルソンは恋人が死んだのだとし、ローランドと引き継ぎ
の話をすると語る。

サーティーンはタウブにハウスのことを非難。
患者の話に二秒も割こうとしないと告げる。ウィルソンとの
友情の方が大事なんだろうというタウブ。タウブは下血しただけ
だとし、出血箇所を探すのにハウスは要らないだろうと語る。
しかし未だに徐脈が続いているのは変だと語る。
サーティーンは悩みがあれば患者を診ず休んでも良いというのが
この病院のやり方なのかと失望する。しかしタウブは君はボスで
はないだろうとし、ボスはルールを作りそして無視するものだと
いう。しかしタウブは出血箇所を探すがまるで見つけられなかった。
内視鏡・直腸検査をしたが見つからないという。CT検査をすべき
ではないかとするが、そこにカトナーがやってくると、その必要
はない事を告げ、処置前検査の一つに陽性が出ているという。
患者は妊娠しているのだろうとの事だった。
--------------------------------------------------------

■ハウス&ウィルソン

シーズン4の最後の2話を使いアンバーの死が描かれ、失意の
ウィルソンは二週間の休暇を取る中で、一時的に戻ってくる。
ハウスはカッディから早いところ謝罪して仲直りすべきこと
を告げるが流石のハウスも流石に声を掛けづらそうだった。

キャメロンを使って色仕掛けでもして引き留めろ命令は
良いとしても、いよいよハウスがウィルソンと対話しても
話にならず、カッディが夫婦カウンセラーの仲裁役のような
事をするところが面白かった。
ハウスに直接の原因は無いのだろうけど、深夜にアンバーを
呼び出し、それでバスに乗ることになったのは事実だし、
ただ風邪薬を飲んでいなければ治っていたかも知れない
ことを考えれば、またそこでも責任の所在は曖昧になる
感じ。ここを出ても辛いのは一緒だしアンバーだってそれを
望んでいないとするも、この病院の人はみんなアンバーが
嫌いだったじゃないかとして、逆効果の説得。

一度はハウス得意の脅し戦法で、ウィルソンが出て行くので
有れば俺は患者をみないとして家に帰ろうとする姿が有った
けど患者を盾にせず自分の頭に銃を向けるべきことを指摘され
ていた。

ハウスはいよいよウィルソンが出て行くとする際に
謝罪することになったけど、ウィルソンもまたハウスのせい
ではないと思いながらも必死にハウスに責任を押しつけようと
していた事を告げ、ここを出て行く理由はアンバーの事で
はない事を語る。

「君は惨めさを振りまく・・それは何も感じる事が出来ない
からだ」「君は人を操る・・それは本当の関係を築けないから
だ」。僕は何年も力を貸したがその努力も報われず、
アンバーから学んだのは自分を大切にすることだという。
最後に「もう君は友達ではない、友達かどうかも分からない」
というウィルソン先生の言葉は重かったね。

■ハウス&カッディ

冒頭から相変わらずセクハラ三昧。ハウスには診察の前にやる
事が有るとした際には、アソコの中のイボは専門家に取っても
らえ。洞窟探検家が良いだろうと語っていた。

ケーブルテレビもハズされて、大好きな昼メロドラマも封印
される。

度々ハウスに対してウィルソンと仲を取り戻せとした先には
やはりハウスをコントロール出来るのはウィルソンしか
いないと考えたからなのだろうか。

カッディからも今回は痛いところを突く指摘を何度もされていた。
特にハウスがウィルソンと真摯に向き合おうとせず核心に
触れずにいるのは、謝罪した後でもハウスのことをウィルソンが
どう思っているのか知るのが怖いからだと言われる。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロンだけがウィルソンを止めようとしていた感じ。
キャメロンは自分の婚約者の教授が亡くなった時の事を
引き合いに出して、ここを出て行ったからと言っても悪夢
が終わるものではないこと。決して痛みが消えることもない
し、半年後にキャリアだけが失われていることに後悔する
事を告げ、この件では何が正しいのか正しくないのか答え
は無い事を語っていた。

チェイスは今回完全に外科医としての役割に徹していた。
患者・ルーが妊娠している事が分かり、胎盤と大腸癖から
切り離そうとして出血が酷い中胎児を取り出した。
二度目の手術が必要になる。神経筋腫かもしれないことを
突き止め生検をする必要があるとするがチェイスは今の
体力では麻酔を使った手術は無理だとして許可せず。

フォアマンはウィルソンの元にいき、患者の原因を診察
して欲しい事を頼んでいた。
ウィルソンがここを去ることに肯定的意見を出していたのも
フォアマンだけだった。ハウスは相棒を失いたくないだけで
カッディはハウスの監視役が欲しいだけで誰もアナタを見て
いないという。ただし、ここを辞めて人生が楽になるチャンス
があるのならばここにいる誰もがそうするとして結果的に
は否定している姿が有った。

サーティーン、カトナー、タウブ

今回はなんと言ってもサーティーンがメインだった。
部下と上司の関係。そしてサーティーン自身が死を意識し始
めた時に何が出来るのかという事を考え始めたという
ところだろう。ハウスは今のように頑張っているサーティーン
の姿の方が良い事を告げる。死にかけても何も変わらないこと。
死が全てを変えるんだというハウスの台詞もまた重たい
ものだったね。

■今回の患者

ルー

体中に蟻が這うとしてやってきた患者。
出血が有ったり常に徐脈の問題がつきまとっていた。
今回はハウスが使えない状況なので、サーティーン、カトナー
タウブ、フォアマンだけで解決を求められるシーンが度々
有った。麻酔が使えず特定部位を調べる為に麻酔無しで直腸
からライトで照らしてて患部を採取しようとするところは
凄かったし。多発性硬化症ではないかとしてインターフェロン
の投与も考えられたり、リンパ腫の可能性など色々と診断
されたけど、らい腫型ハンセン病だと判明し、抗生物質と
プレドニゾンで治療した。

■使用された曲



■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 性悪女
ジェフリー・コール (Edi Gathegi) "BIG LOVE"、モルモン教、子
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
サーティーン (Olivia Wilde) ERから来た医者

ルー (Christine Woods) パティの部下
パティ・ミシェナー (Jamie Rose) ボス
--- (Bob Sherer) Patient
--- (Janet Song) Surgeon
--- (David Kagen) C.E.O.
--- (Paul Haitkin) Another Suit
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system