Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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Sep. 23, 2008
第2話 医師と探偵 Not Cancer

脚本/David Shore、Lawrence Kaplow
監督/David Straiton
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テニスをする二人の女性。そのウチの黒髪の女性の方が突然
心臓を押さえて倒れてしまう。一方工事現場でクレーンを操作
していた男性が突然体調を悪化させコンテナを落下させる。
危うく現場監督をしていたモーガンは押しつぶされそうになる。
キックボクシングの試合をしていた男性のウチ、優位に試合を
進めていたと思っていた選手が突然倒れ、耳から血を流す。
楽器テューバの演奏をしているティボルトは突然血を吐いて
倒れる。

大学の講義をしている数学教師のアップルに対して、サーティ
ーンは警備の人と一緒にアップルを尋ねていく。5年前に角膜
の移植手術を受けたのかと尋ねると、サーティーンは同じドナー
かせ臓器を移植した人たちが次々と死んでいる事を告げる。
アップルは体に変調がない事を告げるが、他の人も異常はなく
突然倒れた事を告げ、病院に行くよう告げる。

フォアマンによると一人は死んで、一人は瀕死の重傷だという。
そして4人は既に死亡しているとのこと。ドナーという以外に
彼らは共通点が無いのだという。カールは心臓と肺を移植して
肝臓をやられて死亡。ティボルトは肝臓を移植し肺を冒されて
死亡。ホーリーは肝臓を移植し心臓がやられて死亡したのだと
いう。現在フランクという老体の男性は腸の一部を移植し
膵臓がやられている状態だという。全ての人がここ8ヶ月の間
突然合併症を起こしているのだという。

カトナーは不整脈や肺塞栓症、脳失血って事なのかと問う。
コンサル途中ハウスはまるで患者のことなど気にせず、ウィルソン
との事を考えていた。ウィルソンは俺に何をしてくれたのかと。
タウブはドナー検査の際に感染していて潜伏していたのかも
知れないと語る。やられた臓器は5つだから、感染症も5種類
あるのかというカトナー。サーティーンは臓器に異常はない
ので血液かも知れない事を指摘。アップルは角膜を移植した
ので血液とは無関係なので症状は出ないかも知れないと語る。
ハウスは相変わらずウィルソンのことで訳の分からないことを
語る。ギルバート・ゴットフリードは笑わせてもらったという。
カトナーはウィルソンとはモンスタートラックが好きでハウス
にとっての良心みたいな存在だと語る。

自己免疫疾患ではないか?とするが、4人の抗核抗体検査では正常
だった。血管炎の有無については分からないという。アレルギー
性紫斑病、抗リン脂質抗体も正常だというタウブ。残るはガン
だというサーティーン。しかしフォアマンはガンであるならば
進行がある筈で特定の臓器がやられるはずだとして、ガンは除外
しても良いという。しかしハウスはガンだと突然告げる。
脳幹をへルニアにする単一のガンはないとしてフォアマンは
否定するが、ボクサーの病気は単に殴り合いの末に悪化した
だけでこの件とは無関係だと語る。残りの人はガンだとし、検査
をするよう告げる。カトナーに対して家にいき発がん性物質を
探し出せと語る。更にハウスはアップルの目の検査をするよう
告げる。

ハウスはランチのレジでオシェイ医師の後ろに並ぶと、ハウス
は突然俺の分の請求はオシェイが払うと言い始める。
ハウスはオシェイに対してモンスタートラックが好きなのか?
と問うと、オシェイは私の事を品定めするつもりなのかと問う。
そんな中ハウスはバイコディンとオピオイドB12を大量に飲む。
その姿にオシェイは引くが、午後だし気合いをいれる為だと語る。
こんな俺のことは気に入らないか?と問い恋に落ちたみたいだと
語る。

そんな中フォアマンがやってくるとアップルの検査の結果右目
がやられている事を告げる。摘出しなければならない事を告げ
るがアップルは片目しか視力が無く、その視力のある方の目を
取ろうとしているのである。ハウスはオシェイに対して、
「俺が今、道から外れたことをしようとしていて、それを俺が
認めないとしているが俺が間違っていると思わせる事の出来る
奥の手があるか」と問うと、彼はもちろんあるさと語る。
ハウスは目が問題なのではなく頭が問題である事を告げる。
オシェイに対して仕事が終わったら一緒に家でテレビでも見ない
かと誘うが俺はゲイでないとして断る。

アップルは亡くなってしまうのか。
目を摘出しなければならないとするが、ハウスは見えているフリ
をしているは目ではなく脳で有り、アップルの脳はどうかして
いるのだと語る。脳がやられているのに今更目を取っても無駄
だと語り、頭ごと切り落とそうという。アップルに対して出刃包丁
を持ったハウスがアップルに迫ってくるのを見て彼女は悲鳴を
挙げるが完全に幻覚を見ている事を知る。
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■ハウス&ウィルソン

前回ウィルソンから「君とは友達ではない」と言われてしまった
ハウス。一体どういう形でこの二人が関わっていくのか気になる
ものがある。とりあえずある程度の時間は必要なはずで、時間が
全てを癒すとは思わないけど、やはりウィルソンの気持ちを
考えると放って置いてあげるのもまた優しさではないかと思う
ところも有るし、一度手放し疎遠になると二度と関係が戻らない
のかも知れないとする不安が出るのも当然だと思う。

ハウスが今回の患者に対して意固地なまでにガンに固執する姿が
有った。その件でフォアマンからはガンにしたいのはウィルソン
と関わりを持つ理由が欲しい為ではないかとするところも鋭い
指摘だった。なんとかハウスが自分のペースでウィルソンの気持ち
を引き寄せようとして、純粋に患者の為だということをアピール
しつつも、ウィルソンのゆるキャラ的思考が必要だとするところは
上手い誘導の仕方かなと思った。(実際にはウジウジしてて節操も
なく筋道立って居ないがそれが良いと言っていた。)
ウィルソンがハウス以外の人とは連絡を取っているということを
今回登場する探偵・ルーカスに聞き、彼からアドバイスをもらおう
とするが、この探偵がまたハウスを良い方向に導いていきそうな
程に鋭い視線を持ち合わせているところが良く出来ていた。

■ハウス&カッディ

今後はカッディとハウスの絡みも多くなっていくのだろうか。

今回の患者はガンのようでガンではないという複雑な症状を見せて
いた。そのヒントを探偵から受け取ったハウスは、
脳のてっぺんを切らないと原因が分からないということで
カッディから許可をもらおうとする。しかしカッディは現状の
抗がん・化学治療で安定してきているのでリスクは冒せないという
ことで、頭蓋骨を切り開くことを当然反対する。
探偵を利用して、薬品の中に何らかの薬品を混入させて心停止させ
るという荒技をしていたけど、助けられなかったら完全に治療という
名の殺人罪だったな。

ただカッディとしてもそこまで意固地になってハウスのすること
を止めようとするけど患者を死なせてしまえばそれなりに精神的
にダメージを受けないか心配するものがあった。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロンはまるで出演せず。
ただ話の流れでウィルソンとは愛するものを失ったもの同士という
ことで、

フォアマンはハウスとの対決。
ボクサーを巡ってハウスは冒頭では一連の患者とは関係がない
と告げフォアマンの意見に反対していたのに、患者のアップルに
幻覚が見え始めた(ハウスが出刃包丁で襲いかかっていた)というこ
とで、ボクサーとの関連性を疑っていく。さっきは関係ないと
言ったじゃないかというフォアマンが可愛そう過ぎる。
そして脳の生検が必要だという際に、アップルとフランクのどちら
か一方の脳の生検をする決断に迫られ、当然老い先短いフランク
の方から生検をしようとする。妻のベリンダは反対していることを
受けて、フォアマンに話をさせろ!として、「年寄りは黒人を恐れる」
とする辺りが笑えた。
そして今回フォアマンはカトナーが提唱した神出鬼没の病原体は
死ぬ直前にしか分からないとしたことで、死んだフランクの大腸
を動かして病変を調べることになる。その際、フォアマンが助手
として入り思いっきり汚物を浴びてしまった。正直感染症ならば
フォアマンに移らないか心配だった。

チェイスとは最後にアップルの脳を切り開く際に登場したシーン
が印象的だったかな。

サーティーン、カトナー、タウブ

今回何かやったっけ?

ドナーが6人も犠牲になり臓器が6カ所も次々と攻撃され昨日不全
に陥った際に、ハウスが「困ったときの転移だのみ」という乙な
言葉があると言っていたのが印象的かも。


探偵ルーカス

暫くこのキャラがウィルソンの変わりになっていくのかな。
結構ハウスにズバズバ言い合う姿があるし、真理を突いている所
は探偵らしく鋭いところ。人を外見で判断するなとして、
突然オフィスに登場した時には何かと思った。
移動アイスクリーム屋台として張り込みしていたり、綺麗な女性
にストーキングしたり凄いキャラです。
本来は患者の調査の為に雇ったみたいで、ボクシングのVTRや
患者の浮気や海外旅行の事実などを探ってきていたみたいだけど、
徐々にハウスが個人的にオシェア医師が無利子で俺に金を貸してく
れるようなヤツが調べてくれと頼んだり、ウィルソンが寂しがって
いるのか、また友達になれるのかどうかのヒントがあるを知りたい
として雇っていた。「何もない」という無慈悲な返信だった。


■今回の患者

アップル

元々は建築家だったという彼女。
現在は数学教師をしているが、ハウスに対して足が治れば世界
が変わると思うか?と問いかけるシーンが有った。
医者は目が見えるようになれば人生は一変するとの事だけど、
実際には変わることがないことを告げる。
隣の患者に嘘をついて、自分の変わりに脳を生検させるところは
聖職者もびっくりって感じだけど、隣にゲーゲーされているのを
見て死の恐怖から他人のことなど見られなくなったのだろう。

治療を終えたアップルの視界が再び開けた際にハウスの顔を
見た彼女が「寂しそうな顔をしている」みたいなことを言う辺り
がまた上手く出来ていたりするね。

今回はとにかくエグイ検査が多かった。
隠れたタンパクマーカーを探せとして脳脊髄液を採取したり、
遺伝性の疾患を疑い、子供の尻からチューブを挿入したりする
シーンが有った。

最終的には頭蓋骨を切り開いて更には脳を切断していたけど、
大丈夫なのか。



■使用された曲

・Dave Matthews BandのYou Might Die Trying

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 性悪女
ジェフリー・コール (Edi Gathegi) "BIG LOVE"、モルモン教、子
クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者

ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 私立探偵
アップル (Felicia Day) 数学教師、角膜移植
Dr.オシェア (Tim Conlon) ハウスが友達になろうと模索
ベリンダ (Elaine Kagan) Frank's Wife
--- (Denice Sealy) Apple's Nurse
--- (Melissa Loprire) Girl on Street
エマ・リード (Christine Lucas) 母
--- (Tyler Patton) Neurosurgeon
エイプリル・リード (Jasmine Alvarez) エマの娘
フランク (Eric Kaldor) 老人、瀕死だが亡くなる
ティボルト・オイラント (Mark Beltzman) テューバ奏者
モーガン (Michael Gaines) 工事現場の監督
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
ホリー (Aimee Bell) テニス選手
リコ (David Anthony Buglione) ボクサー
--- (Paul Grace) Boxing Referee
ダニー (Dennis Keiffer)
アリー (Stephanie Ann Rose)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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