Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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Sep. 30, 2008
第3話 モルモット Adverse Events

脚本/Carol Green、Dustin Paddock
監督/Andrew Bernstein
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画家のブランドンは、スーザン肖像画を描いていた。
スーザンの夫・アンソニーからの依頼で、スーザンは出産前
に描いて欲しかったとするが、ハダカのスーザンは照れながら
も満更悪い気分ではなさそうだった。そんな中いよいよ完成
した事を告げられると、夫婦一緒に絵を見ようとする。
しかし見た瞬間二人の顔色は急変する。一体これは何なのか
というアンソニーは、これは俺の妻ではないと語り、支払った
小切手を返せと告げ、ブランドンの顔を殴り飛ばす。ブランド
ンの恋人であるヘザーは一体何事かとやってくると、ヘザー
彼の絵を見て一体何なのかと驚く

ハウスとルーカスが会話している中、カッディがやってくる。
ハウスがルーカスを雇いその金を経費として落とそうとして
色々と工作しているのを知って、病院は探偵を雇う金などない
という。ハウスは情報が命を救い、それが緊縮に繋がるのだと
するが、雇うのであれば自分で雇えという。
ルーカスはカッディを見て、とても綺麗だと告げ、その靴は
俺の好みだと語る。ハウスは好きなのはカッディの足だろうと
告げる。

一方ブランドンのことをカンファレンスの場で話し合う。
肖像画を描いたがとても人の顔に見えないような歪んだ絵を
描いていること。最近の絵では見られず今回描いた絵で見られる
事から最近の症状だろうという。急性視覚性失認ならば脳卒中
か脳腫瘍だとするフォアマン。MRIではどちらも問題箇所は見られ
ないというタウブ。造影剤を使ってもう一度MRIをすべきだと
いうフォアマン。悩める芸術家ならばドラッグをしているので
はないかというサーティーンだが、ハウスはドラッグが陽性
ならば今頃ERがカルテを持ってきている筈だと語る。
ハウスはそれよりも利息12%で車のローンを組んだだろう?と問う
とサーティーンは何故私の事を調べているのかと憤怒する。
金を払って調べてもらったというハウスはチームで仕事をする
のであればお前らのことを知っていた方が良いだろうと語る。
神経梅毒ならば最後のペニシリンは廊下の突き当たりにあると
いう。カトナーに対する皮肉を語ったハウスだが・・・カトナー
はそんな事よりも患者のことを考えようと告げる。
毒物やカビ、そして真菌を調べないといけないというサーティー。
カトナーはハウスに自分たちの秘密ばかりばらしてずるいと
ばかりにタウブの情報は無いのかと尋ねると、タウブに関しては
何もないがタウブの妻・サラに関する情報ならば持っている
という。ハウスは患者の頭と家を調べるよう指示する。

フォアマンとサーティーンはこれから造影剤で検査することを
ブランドンに語るとヘザーや彼は危険な検査ではないのかと
不安を口にする。稀にアナフィラキシーを起こすことはあるが
万全の体制を整えているという。ブランドンは症状が治まった
のでもう大丈夫ではないかとするが、何故こうなったのかを
調べない限りまた起きる可能性が有る事を語る。ヘザーはブラ
ンドンに検査するよう説得する。

カトナーとタウブはブランドンの自宅を調べる。
鉛中毒や化粧品に問題が有るものはないと語る。カビや真菌
の問題もなさそうだと語る。カトナーはタウブに対して妻の問題
とは何のことなのか?と問う。大学の時に逆二乗の法則を考え
ついたというカトナーは、箱入り娘であると言われる堅い女性
ほど簡単に落とせる場合があるとし、タウブの妻が浮気している
のではないかと疑う。

再びコンサルを行う。
家も頭にも問題がなかった事を告げる。神経疾患が無いのに
神経に症状が出るということは、とりあえずガンと多発性硬化症
は外しても良いだろうというフォアマン。やはり毒物とドラッグ
の可能性が残るとし、海綿状血管腫ではないかという。しかし
サーティーンは錐体静脈生検には患者が同意しないだろうと
語る。造影剤検査でも相当拒んだのだと語る。ハウスは患者の
女は熱いか?と問いくびれが凄いのかという意味だと語ると、
確かに凄いですと応える。すると原因が分かったというハウス。
原因はドラッグだという。

ハウスはブランドンの元にいくと、君の脳にはデカい脳腫瘍が
あると告げ頭を切り開く必要があると語る。嫌だとし拒むこと
は出来ないのかと問うブランドンに、君は病院に来て本来ビビる
筈のことをビビッていないことが問題だという。恐らく自分
がその病気ではないとする原因を知っているのだろうと告げ、
女性はコイツが芸術家だと思っているが、実際に口座を調べる
と殆ど芸術家としては儲かっていない事を告げる。失認になった
こととテッ取り早く金を稼ぐといえば、製薬会社の試験薬を
飲んだのだろうと語る。すると彼はそれを認め、臨床では安全
な筈だった事を告げ、3種類の薬を飲んだ事を認める。
もう体内には残っていない筈だが念のために一晩入院させろと
告げると、サーティーンに対して何の試験薬を飲んだのか調べて
おけと指示する。
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■ハウス&ウィルソン

今回ウィルソンのウの字も出なかった。
シーズン5は完全に休眠状態なのか。最終シーズンまで
きっちりとウィルソン先生はクレジットされているので
撤退は無いと思うのだけど、やはり早くハウスとの絡みが
見てみたい。

■ハウス&カッディ

今回はハウスは、カッディに対する気持ちの一端を知る事が
出来たという感じかな。
それも新しいキャラクターのルーカスがカッディに対して
好意を寄せているという事が分かったことで、ハウスとして
もおちおちしていられないところがあるのかも。
ハウスによると自分はカッディとの交渉で半生を費やしている
のでびびらせて丸め込みたい事を語る訳だけど、ハウス自身が
それを行っても十分に出来る事だとは思うけどね。

カッディとルーカスの関係が寧ろ良くなってしまった。
ルーカスはカッディと組むのだろうか、それともハウスと組む
のだろうか。
ハウスの秘密と称して持っていったチアリーダーを肩車する
写真は明かな引っかけだと思わせつつ実際には本当だったと
する辺りが笑えるけど、その辺はまぁ都合良く作っているのか
なと思う所も有る。
カッディに対してハウスの写真を持っていった際に5つの質問
が許されたり、カッディのオフィスを捜索している過程で、
さりげなくカッディへのアプローチをすることで好感度を
上げていった様だ。

会話の流れからするとカッディ先生・・・

・頻繁にミシガンな行っている。
・好みはサンドイッチにマヨネーズを付けて食べる。
・カッディには妹が居る。
・母とはいつも連絡をしている。
映画「イングリッシュ・ペイシェント」が好き。
・アムネスティにも寄付をしている。
・両親も健在で仲が良い。

との事だ。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

今回はキャメロンが一度も出てこなかった。
チェイスは最後に手術の段階で顔見せした程度。
ハウスは今回部下達の秘密を探る仲でフォアマンの事を調べる
ことは無かった。

サーティーン、カトナー、タウブ

相変わらず三人に対するハウスの虐待・パワハラは留まること
を知らない。

サーティーンに関しては、車のローンの件でバカ呼ばわりし
ていた。最初にサーティーンがドラッグの件を指摘していた
際にはそんな訳ないみたいを語っていたのに結局ハウスは
ドラッグだという結論に導いていった。このパターン、
前回のフォアマンに対する仕打ちと全く一緒。
3年間ジムの会費を払っているのに二度しか行っていないと
したのもサーディーンの事だよな。
あと患者から突然襲われて殴ることになった(笑)

カトナーに対してはイマイチよく分からない調査だった。
冒頭の流れでペニシリンの事を指摘した際に、30kmを云々と
いう事を指摘していたけど、一体何の事だか訳が分からない。

今回のいじめのターゲットはタウブだった。
タウブの妻・サラの事情を調べると、サラの名義でジェファソン
銀行に口座を開いて貯めていることを調べ上げて、ハウスは
タウブに怖がらせるような発言をして洗脳に近いことをしていた
感じ。タウブは妻の為に整形外科医を辞めてくる程の家庭思い
かと思ったけど、話の流れを聞いていると、タウブは整形外科医の
仕事が忙しい間に妻は浮気して、その仕返しに自分も浮気仕返し
ている。しかしそれで手打ちにしようとしたところで、妻が済まない
とばかりに罪悪感から車のプレゼントをしてきたということで、
今度はタウブに罪悪感を生じたようだ。
シーズン4のラストにタウブが何者かとベッドに居たけど、
あれって妻以外の人だったのか?
サラがためていたという金はタウブが欲しがっていた車の為の
資金で、タウブは自分自身では買う決断をしないので妻が
貯めていたことが分かる。てっきり別の男が居て金を貯めて
逃げるのかと思った。
タウブはハウスに仕事で詮索されるのは良いけど私生活を
詮索するなと語るもハウスに通用するわけもなく・・・
なかなかタウブたちは夫婦で向き合うことなく、腫れ物に触れない
ように生活しているみたいだね。

■今回の患者

ブランドン

自称画家。肖像画を描いている際にピカソのような絵を描いて
しまった患者。急性視覚失認なんて病気があるのが驚き。
ヘザーという彼女に格好付けたくて彼女が思い描く理想の男性
像に近づくために表向き芸術家としていたが実際には絵は
評価されておらず、製薬会社の試験薬を飲む仕事をして金を
稼いでいたようだ。その薬を三種類も飲んだ為に複合的に
薬がケンカし遭ったという感じなのか。
試験薬を三種類飲んだという事でハウスが名前を付けていたのが
笑える。

1) バイセクシャル薬
2) 寝取られ男薬
3) 世界の最も痛む膝薬

カトナーとかフォアマンに対する当てつけ名称を付けない所
はなんでなのだろうか。

結局症状としては制酸薬が胃石を作り出して、それが時折
毒素のような形で溶け出していたみたいだけど、そんなのレン
トゲンで簡単に分からないのかと小一時間なネタ。毛づくろいする
ネコが体内に毛玉を溜めてしまうようなものみたいだけどね。

実にどうでもいい話だけど同じ日に見たザ・ファインダー
でも制酸薬という単語が出てきた。

患者は正直に彼女に事実を話したけど、タウブは妻に色んな
面に於いて腹を割って話せるのかな。


■使用された曲



■検索用キーワード

・秘密の銀行口座 10万ドル 家具の為
・血栓症 シャヘガス病 陰性感染症 タウブ談
・映画「トレインスポッティング」を見たのか?
・クリューヴァービューシー症候群では? フォアマン談 頭部の血管造影をやれ
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・脂肪細胞に毒物が溜まり溶けたのかも
・人をどうこう言うやつは嫌われるぞ ハウス談(ルーカスに対して)

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 私立探偵

ヘザー (Marika Dominczyk) ブランドンの彼女
サラ・タウブ (Jennifer Crystal Foley) クリスの妻
スーザン (Sarah Knowlton) アンソニーの妻、肖像画
アンソニー (Drew Powell) スーザンの夫
ブランドン (Breckin Meyer) 患者
--- (Liz Benoit) Surgical Nurse
--- (Bart Tangredi) Man
--- (Deanna Smith) Female Doctor
--- (David Goldman) Short Doctor
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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