Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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Oct. 21, 2008
第5話 幸運の13番 Lucky Thirteen

脚本/Liz Friedman、Sara Hess
監督/Greg Yaitanes
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サーティーンはバーで見つけた女性・スペンサーと一晩限りの
セックスを楽しむ。
そんな中、スペンサーは突然倒れて発作を起こす。
救急を呼ぶとキャメロンがやってする。サーティーンは、彼女
は強直間代発作で、てんかんの持病は持っていない事を告げる。

ハウスの元にキャロメンがやってくると、先生が興味を持ちそう
な患者が運ばれてきた事を語る。2年前に網膜静脈閉塞症
冒され、高血圧症状ではないが発作で運ばれてきた患者だという。
しかしハウスはそんな患者よりもやることが有るとして、
ウィルソンのオフィスへと乗り込む。

ハウスはウィルソンのオフィスの前に到着すると室内で倒れた
音が聞こえる。中に入るとウィルソンは椅子から転げ落ちて
おり、ハウスはずっと椅子の脚を外してイタズラを仕掛けて
いたのてべある。今朝は何処に居たのか?と問うと、ウィルソンは
朝食を兼ねた会議が有ったとし、マーシーの会議でミッキーズ
ダイナーに行った事を告げ、ここに戻ることを正式に話した事を
語る。
ハウスはウィルソンにドーナッツを置いていくとそれをウィルソン
は美味しそうに食べる。これはオレ流のお帰りの挨拶だという。

発作で運ばれてきた患者のコンサルを行う。
脱水症か神経性疾患なのかというキャメロン。ハウスはエクスタ
シーのせいじゃないかとするが、ハドリー先生(サーティーン)に
よると発作の5時間前にドラッグをしたのだという。
夕べ午前3時頃まで患者と居た事を知って、風俗記事と医学の謎
の合体だとして神は居るんだとハウスは興味深く語る。

ハウスはみんなの前で、サーティーンに問い詰める。
ハンチントン病だと分かっていつ自制を無くすか見ていた事を
告げると、サーティーンはカクテルを飲みエクスタシーで
脱水症になり発作が起きたのだろうと語る。タウブは患者は二年
前に目に出血が有ったとしてカルテにあると語ると、医者は静脈
異常だと言っていたのだと語る。ハウスはその医者のことは
無視しろと告げる。目の疾患が静脈でなく血液ならば発作にも
納得がいくというフォアマン。サーティーンは3時まで騒いで居る
から目が疲れているだけだとし、一年で4人の医者に通っているが
何も見つかっていないという。恐らく心気症だという。
ハウスはサーティーンに対して女友達の骨盤に針を刺して来い
と告げ骨髄を吸い出せという。
ハウスはその姿を俺もみたいとして一緒について行く。

ハウスと共に患者・スペンサーの元にいく。
ハウスが卑猥なことを言うのでサーティーンはスペンサーに対して
ハウス先生のことは無視するよう告げると、スペンサーはハウス
の事を知っていた。あえぎ声の中に俺の名前でも出てきたのか?
と問うとセックス中に起きた発作ならば特別な体位でもしていた
のではないかと告げる。
ハウスは興味深げにセックスのことを尋ねる中、行為中に光りは
ついていたとし、がむしゃらに何でもしまくったというスペンサー。
ハウスはあくまで医学的見地での質問だとしながらも、10点満点中
何点だったのかと問う。すると7点だと語る。

ハウスはルーカスに逢うと改めて調査の依頼をする。
ウィルソンの好きな店はミッキーズダイナーであり、いつも
フレンチトーストタワーを注文するが、そんな彼が何故職場で
炭水化物(ドーナツ)を取ったのか疑問に残るという。朝本当は
何をしていたのか知りたいのだと語る。友情が変わったと
思っているのか?と問うと、あいつを支配するものが欲しいの
だという。

サーティーンはスペンサーの元にいくと計画的だったのかと
告げる。手紙を見つけたことを語り、ハウスに近づくために
私に近づいたのかと告げる。スペンサーは医者に診せたが誰も
ちゃんと診断してくれないのだとし、ハウスの件で話したいので
バーに行って話そうとしたら、サーティーンからいきなり求めら
れたのだと語る。利用したのねと問うサーティーンに貴方だっ
て利用したとし、その証拠に私の名前さえ聞かなかったと語る。
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■ハウス&ウィルソン

ようやくまたウィルソンとの関係が戻ってきた感じ。
冒頭からハウスによるウィルソンお帰りの歓迎会と称して
ドッキリテレビ、大成功!って感じだったけど、
ハウスとしてはウィルソンの行動が気になって仕方が無い。
友達を逃がさないようにする為には常に優位にたっている
必要が有ると考えている向きがあるのだろうか。
ハウスにとって友達とは対等ではなく、支配者と支配される
側の人間って感じなのか。
情報が世の中を制すると言ってもプライバシーを暴いていく
ハウスのウザイ行動はなんとも言えない。
ハウスが監視しているのを知ってウィルソンとしてもハウス
の行動を逆手にとって仕掛けた様子。
「アンバーは僕に言った、先へ進み幸せになって欲しいと」。
シングルで薬物依存症だが頭が良く、方学校に行きたがっている
元娼婦のデビーは僕を幸せにしてくれるのだとして、ウソを
装っていたけど、ネタばらしの段階でアンバーの事まで巻き込んで
ハウスを騙そうとしていたことに関して、俺を騙すために
「死んだ恋人まで使っただと?お前は"俺のヒーロー"だ」と
皮肉っぽくもちょっぴりハウスもウィルソンに感動していた様子。

結果的に種明かしの段階に於いて、カッディが養子を取ろう
としている事が分かり、保証人に関してカッディが求めた
のがハウスではなくウィルソンだったというところにショック
を感じたのか。

そういえば捜査の過程でウィルソンは救世主コンプレックスだ
としていた際、ウィルソンの一人目の妻は義足で、二人目は
カナダ人だったと語っていた。自分が救われるべきだとする辺りは
ハウスのウィルソンに対する思いやりを見た感じがする。

■ハウス&カッディ

今回はあんまり二人の絡みは無かったけど、やはり最終的
にはハウスはカッディが不妊治療を諦めて養子を取ろうと
したことに衝撃を受けていたようだ。ハウスとしてはカッディ
が好きなことは明らかだと思うけど、どう関係を築いていけば
良いのか分からなくなっているのかな。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

冒頭からキャメロンの登場で嬉しい導入部だった。
チェイスもまた手術シーンで登場。
そして何よりもフォアマンとチェイスの絡みが何とも
言えなかった。
ハウスは部下たちの事を把握する為に全員の家の合い鍵を
持っている様で、フォアマンとしてはハウスが自分の身辺
調査をしたことに警戒心を持っていたけど、何も見つからな
かったという事が逆につまらない人生を送っているとする
辺り、なんとも深く、そして色々と本人に対して投げかける
ものが大きかったように思う。
ハウスの言葉だけでは信用出来ずチェイスからもその事を
聞かされてショックを受けていたけど、フォアマンはもしか
するとサーティーンに対して感情移入していくところに
繋がっていくのかな。

サーティーン、カトナー、タウブ

今回はなんと言ってもサーティーンがメインだった。
ドラマ「Lの世界」って感じ。
冷静で謎多き女性だったサーティーンの私生活が明らかになり、
彼女はハンチントン病だと知って以降、かなり荒んだ生活を
送っているようだ。カクテル、ドラッグそして女性との
セックス。バイセクシャルで自分を滅茶苦茶にしたいのであれば
男性でも良いだろうとハウスから指摘されていた。
病に冒されてしまうことで心が蝕まれて支配される
ことに対して、自分の体が支配されることに対して、他人に対し
ては支配欲を持ちたいとするものが有ったりするのかな。

ハウスのサーティーンに対するセクハラの度が超えたところが
有ったけど、確かにサーティーンの私生活に関しては知りたい
部分も多い感じはする。
ハウスはサーティーンがドラッグに溺れて遅刻し診断に来なかった
ことでクビを宣告。カトナーとタウブも必死にそれを止めよう
としたけど、お前らもクビになりたいのかと言われた際には
意外とあっさりと手を引いてしまった感じ。
サーティーンはその後もなんとか実力を示してハウスに認められよう
とする姿が有ったり、実際にはハウスが色々と裏をかいて
サーティーンの事を誘導している流れが発覚するところなど、
互いに化かし合いのような展開が続いているなという感じだった。

■今回の患者

・スペンサー

26歳の女性。サーティーンと肉体関係を持つ女性だが、
実際にはサーティーンを利用してハウスに近づき診察を受ける
というのが目的だったようだ。
サーティーンは二度と彼女とは会うつもりはなかったとして
いたけど、その真意はなんだったのだろうか。

病変としては、過去に目の異常から始まり発作(脳の異常)、
心臓発作。アテローム性動脈硬化症とか毒性の有るトクイト
グモによって刺されとか疑いを持つ。
呼吸障害にも陥りメタコリン試験でいつもの負荷実験をする。
サーティーンは首になった後にも一人放射線科読影室
に行き肺の領域が暗い事を見つける。アミロイドーシスとか
肺線維症を疑い、そして肺リンパ脈管筋腫症(LAM)だという。
その事実を伝えに行くことになるサーティーンは、スペンサー
に対して自分も不治の病である事を告げて、共に辛い立場
である事を感情に乗せて話していたが、スペンサーは不治の病
ではないことが分かりサーティーンは置き去りにされてしまった。
二人が一緒に病院のベッドで寝ているシーンなどを見ると、
良い雰囲気は有ったんだけどね。

病室で患者に涙がでないとした際には、タマネギを切り刻む
ハウスの姿が有った。映画「ブライアンズ・ソング」を見せて
泣かせる手も有ったが、ウィルソンが居ないとして語っていた。
結局シェーグレン症候群だったようだ。

■使用された曲

・The KillsのCheap and Cheerful
・Joseph ArthurのCould We Survive
・Annie LennoxのDark Road

■検索用キーワード

グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 私立探偵

ミヤ・ロドリゲス (Abbey) "デビー"、娼婦
スペンサー (Angela Gots) 26歳、サーティーンの相手
--- (Ali Damji) Paramedic
--- (Helena Barrett) Woman With Thirteen
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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