Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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Dec. 2, 2008
第10話 ダイエットの罠 Let Them Eat Cake

脚本/Russel Friend、Garrett Lerner
監督/Deran Sarafian
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巨漢だったエミーはダイエットによって誰もがうらやむ容姿
へと変貌し、その経験をヘルシーダイエットと称して、商売
として扱うアーヴという巨漢の男にダイエットの為に一緒に
走ると新しいボディが変えるのだとして励ます。息を切らす
アーヴだが、その場から倒れるのはエミーだった。

ハウスとカッディはエレベーターに乗り込む。
ハウスへの診断が激減している事を告げるカッディ。
30歳のトレーナーが息が出来ず倒れて運ばれて来た事を告げ
足を骨折している患者をみて欲しいという。ハウスはカッディ
が何故かハウスのオフィスまで付いてくることに違和感を
唱えると、"私たち"のオフィスにいくのだという。
ハウスが犯人と私のオフィスで派手にやらかしたのでオフィスが
破壊されたのであり、改装するまでは貴方のオフィスを共用
させてもらうという。

一方フォアマンとサーティーンは臨床センターにいた。
ハンチントン病の進行を遅らせる臨床実験をサーティーンに
施す為に取りあえず検査をすることになったのである。

タウブとカトナーは何故ハウスのオフィスにカッディが居るの
かと問う。デカイケツでオフィスの風水バランスを台無しに
しているとしてハウスは嘆く。
患者・エミーのコンサルを行う。肺に症状があるがCTを見る限り
では肺の疾患はない事を語る。するとカトナーはステロイドを
使用しているのではないか?という。免疫システムを破壊して
肺感染症を起こしたのだとタウブは語る。しかしステロイド
はしていないわとカッディが口を挟んでくる。患者はダイエット
のDVDを販売していることを告げ、CMでもステロイドはしていない
事を語っているのだという。それならばアレルギーなのか。
それとも排気ガスのある環境にいたのではないかと告げる中、
カッディは運動誘発性喘息ではないかと語る。しかし喘息では
血圧は上がらないとハウスは語る。

サーティーンはハンチントン病患者を診て、幼少期の事を思い出
していた。父・ジョン母・アンのことを思い出す。

ハウスたちはエミーに負荷試験をさせて無呼吸症ではないかを
検査していると、突然彼女は心停止を起こす。脈に問題が有る訳
でも喘息でもないと語る。

サーティーンはフォアマンに対して被験者は他にもいるので
はないかと告げると、マーシーから引き継いだ患者がいる事を
語る。しかしフォアマンが自分のことを優先して治療しようと
している事を知ってこれでは贔屓になってしまうと語る。しかし
フォアマンはそれを否定し、ここに入れたのはサーティーン
がハンチントン病保因者だからだと告げ、目的は神経細胞の
寿命を延ばすことだという。しかしサーティーンは症状が出る
前にやっても無駄な事ではないかという。しかしフォアマンに
よるとサーティーンの検査の結果、神経の変性は始まっている
事を告げる。

カッディはハウスのデスクでハウスのボールを使って壁に
どんどんぶつけていた。カッディはデスクを半分半分にしよう
という。
ハウスはタウブとカトナーに対して、運ばれて来た時と同様
に今度は心臓に症状が出たのに問題は心臓とは無関係の所に
あるのだという。カルチノイドではないかというカトナー。
ハウスはそれを見つけて取り除けと指示する。

カトナーはタウブにある症状について相談する。
タウブはエミーの件とまるで関係ないことを知ってどういう
事なのか尋ねると、セカンドオピニオンサイトを開いたのだと
いう。その名も"グレゴリーハウス医師から直接医療アドバイス
が受けられる、ハウスのセカンドオピニオンクリニック"という
サイトを開き、メールでやりとりすると一件当たり2000ドルが
手に入るという。しかも免責事項に代替医療ではないことを
指摘している為に何の問題にもならんい事を告げると、
タウブはカトナーのしていることをいかれているとして2日間
の命だという。タウブは俺がハウスに話すとするが、儲けの
30%をくれれば話さないと語る。
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    ■ハウス&ウィルソン

今回ハウスとの絡みは少なかったけど、カッディとハウスが
くだらないオフィスでの主導権争いをしているのは、互いに
恋愛関係として意識している為のものである事を指摘して
次に進むべき事を示唆していた。

■ハウス&カッディ

意外にもハウスが言うように、二人の恋愛に拘り・意識
し始めたのはカッディの方が強いのかも。
オフィスならば別の部屋もあるとするハウスの主張は正しい
と思うし、わざわざハウスに嫌みを言われて嫌な思いを
しにハウスのオフィスに行かなくても言い訳だしね。

カッディが色々とコンサルの場面で口を挟んできた。
もう少しカッディを経営者としてではなく、医療現場でも
使っても良いのではないかなという感じもする。

ちょっぴり雰囲気が盛り上がり、キスした後には突然ハウス
が胸を掴みだした。胸の開いた服を着ているのも挑発している
からだとするハウス。胸だけは置いていってくれというのが
バカっぽくて笑えた。

ロマンスの欠片もないとしていたけど、実際にはハウスは
改装に於いて粋な計らいして、カッディが高校時代に使用
していたデスクをオフィスのテーブルに利用して居た。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロンとチェイスはカトナーが発案したオンライン
セカンドオピニオンサイトで知り合った女性・ディディ
のことを担当する。カトナーは勝手にハウスの名前を利用
してサイトを開設してしまうのだからある意味凄い勇気が
有る。チェイスはカトナーに対して収益の25%寄こせと主張。
キャメロンはディディが音楽自動症になっていると語っていた
けどそんな病気有るのか?キャメロンとチェイスはハウス
に協力してタウブを騙していたのかな。

フォアマンだけは完全に流れが異質で、サーティーンの
治験を開始する。なんだかこの二人、その内結ばれそうな
勢い。サーティーンも彼にナイチンゲール症候群に陥る
のかも。

サーティーン、カトナー、タウブ

サーティーンは今回フォアマンと共にハンチントン病の
治験に参加する。同じように治験者を見てサーティーンが
幼い時に母親が同様の病気によって冒され苦しんでいたこと
を回想するシーンが何度か有った。当時のサーティーンは
奇異な行動を取る母のことが大嫌いで最後まで大嫌いだと
言ったまま失っている様だ。

カトナーとタウブはハウスと共に患者への対応。
ただタウブが一番今回の患者エミーに肩入れしていたのかも。
元々整形医をしていたことも有るので、女性の美に関する
気持ちは理解していそうだけどね。それでも胃のバイパス手術
を受けつつも、正規のダイエット法として儲けている彼女に
嫌悪感を示していた。

カトナーは相変わらず頭は切れるけどちょっとバカっぽい
ところがある。ハウスの2ndオピニオンサイトなど速効で
バレるに決まっているのに、なんでそんなリスクを冒して
開設したんだろうね。
タウブからは30%寄こせと言われ、ハウスからは50%寄こせと
言われタウブ自身の利益なんて無くなるのではないか。


■今回の患者

エミー

ダイエットDVDが売れている女性患者。
呼吸困難で倒れた為に肺の疾患を疑い、心臓の疾患を疑われた
り。検便して腸内細菌を調べたり、無呼吸を疑い脳波を調べた
り。口から入れたものから毒物を摂取したのではないかとした
際にはキレート療法で対象。ギランバレー症候群を疑い、
血漿交換療法を試そうとしたり・・・
エミーが罪悪感からなのか気分調和性の幻覚を見て、これまで
の症状が否定される。
サーティーンが治験でコンサルに参加出来ないとした際には
「間の悪い時に死にかけて済みません」と皮肉を語っていた。
脳の生検しかないとするハウスに対して、カッディはそれは
最終手段であり非浸潤的検査をすべきことを語る。自分こそ
浸潤しているじゃないかとするハウス先生。

タウブは患者がチョコレートを食べたいとして与えた際に
症状が治まっていたことから、遺伝性のコプロポルフィリン症
だと分かる。太っていた時には自然に口に入れていたけど
この治療には高炭水化物が必要だということで結局体型は
元通りになりそうだ。しかし彼女はそれを選ばずに一度手に
した美貌を保つ為に投薬治療を続けるようだ。

■使用された曲

・Becky BaelingのCoconut
・Harry NilssonのCoconut

■検索用キーワード



グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 私立探偵
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

エミー (Samantha Shelton) ダイエット、肺と心臓に病気が・・
ディーディー (Becky Baeling) ハウスにメール相談してくる
アーヴ (Brad Grunberg) ダイエットする巨漢の男
ジャニス・バーク (Lori Petty) ハンチントン病
--- (David Lengel) Video Director
ヘレン (Nicole Cannon) 看護師
ジョン・ハドリー (Christopher Stapleton) レミーの父
9歳の頃のサーティーン (Julia Putnam)
アン・ハドリー (Danielle Petty) レミーの母
エイミー・ハドリー (Lydia Grote)
--- (Alan Mueting) Visitor

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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