Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/723





22 Sep. 2010
第11話 クリスマスの贈り物 Joy to the World

脚本/Peter Blake
監督/David Straiton
--------------------------------------------------------
クリスマスのイベントで高校生のサラ、ナタリー、レイチェル
サイモン
などは、ロバートペイジパーティジャズ合唱団として
参加する。虐めっ子のサラやレイチェルたちはナタリーに
恥をかかせようとして舞台で強制してヘンダーソン教師の悪口
を言わせようとする。しかしナタリーは突然気分が悪いとして
その場で嘔吐してしまう。

カッディはハウスたちのチームの元で今回の患者に関して
診断する様介入してくる。
患者は、ナタリー、16歳、視覚性の幻覚と嘔吐で運ばれてきた
患者だという。アルコールではないか?というタウブ。
そんな中ハウスのデスクに緑色の包装紙でクリスマスのプレゼ
ントが置かれている事を知る。中身はジョセフベルの「外科
手術の手引き」の本だったが、ハウスは誰かが俺をからかって
いるのだろうとしてすぐにゴミ箱に捨ててしまう。二度も受け
取った事を告げ、年代物の医学書を贈るとは皮肉だという。
タウブたちは女性っぽい文字のカードが挟まれていることを
告げると、先生の患者なのか?と問う。
ナタリーは虐められているとの証言から、何故いじめを受けて
いるのかと問うと、カトナーは頑張り屋でボランティアにも
積極的に参加しているので格好の標的だと語る。ハウスは
思うにその学校がどの程度「ヘザース」化しているのかによる
と語る。

チェイスとカトナーは、ナタリーのクラスメイトたちに事情
を聞く。何か知っていると感じたチェイスはこのまま死ぬこと
だってあると脅すと、幻覚性のマシュルームを使っていた事を
告げ私たちも使ったので関係ないのではないかという。
その薬はサイモンのロッカーに入っている事を語る。
毒性の物質と幻覚では違うものだと語る。

サーティーンはいつものようにフォアマンの治験へと通う
先週居た女性・ジャニスはどうしたのかと問うと、ドロップ
アウトしたのだという。サーティーンの今日の状態はとても
良い事を告げると、サーティーンはクリスマスのプレゼントと
これまでのお礼に"スパ招待券"をフォアマンにプレゼントする。

カトナーとタウブはナタリーの高校に行くと、ロッカーを調べる。
邪悪なクラスメイトたちの事を語る中、タウブは職場にも邪悪が
はびこっている事を語り、ハウスは何故豪華な本を捨てたのか
問う。いつも何かを企んでいるハウスの事だからメッセージ性の
ある行動ではないかと告げる。昨年はヒミツのサンタ(シーズン4
の10話参照
)だったが、今回は本物のプレゼントだった事を告げる。
そんな中、ナタリーのロッカールームからは大量の鎮痛剤が発見
され自殺の線も疑われる。

10代は意地悪なことをするものだと報告されると、カッディは
ナタリーに二人で話す。虐めのことは想像が付く事を告げると、
ナタリーはカッディは綺麗なので学生時代はクールだったので
しょと告げ、私はデブで負け犬であり嫌われているのだと自虐
する。先日友人から卒業アルバムの写真を撮影すると言われて
写真を撮ったがウェブサイトにその写真を掲載されたのだと告げる。
そんな中彼女が摂取していたのがアセチルンステインだと判明す
る。

ナタリーの両親から話を聞くと、娘は幸せな女の子だったが
一年前から思春期を迎えて無口になってしまい、別人になって
しまったのだという。なんとか治療して欲しいと頼まれる。

カトナーとタウブはウィルソンの元にいくと、ハウスが何者か
からプレゼントをもらっていた事を報告し、何か意図があるのか
を問う。プレゼントには「グレッグ、貴方を思って・・」と書かれ
ていたのだという。ウィルソンはもしかしてそのプレゼントは
緑色の包装紙ではないかと問うと、二人は何で分かるのかと問う。
するとウィルソンは2001年にアイリーン・アドラーという患者が
いた事を告げ、ハウスが必死になって治療した患者だが、彼は
彼女に恋をしたが、彼はステイシーと別れたばかりだと知って
アイリーンは去ってしまったのだという。本当のことなのかと
いう二人にジョーダンだと告げる。
去年僕がプレゼントしたものと同じものをプレゼントした
女性でもいるのではないかと告げる。
--------------------------------------------------------
 何となくクリスマスエピソードという割にクリスマスっぽく
なかったというか、個人的にここの所、色んな海外ドラマで
クリスマスエピソードを見ているので、ネタとしては弱かった。
しかも全米脚本家組合ストライキの影響でDr.HOUSEのシーズン4
が短縮されていたので、クリスマスエピソードが巡り巡ってく
る形が妙に早く感じられた。
今回の患者のナタリーがどことなく、「デスパ」のホワニータが
成長するとこういう感じになりそうみたいな表情の子だった。
ナタリー役のB.K. Cannonはスイッチ〜運命のいたずら〜
のシーズン2(日本では2014年現在未放送・日本ではシーズン3に
該当)からメアリー・ベス役としてレギュラー出演するようだ。

■ハウス&ウィルソン

ウィルソンが関わったシーンはハウスに贈られてきたプレゼント
の流れと、患者が白血病ではないかとする疑いがもたれた際に
登場する。

クリスマスに贈られた本に対してハウスは爆弾が仕掛けられて
いるかと思ったとして捨ててしまうけど、本当にウィルソンが昨年
に贈ったものなのだろうか。そしてあのデスクにあのプレゼント
を置いたのはハウス本人なのだろうか?
一年間も放って置かれたプレゼントっていうのも寂しいもの
がある。あいつらがどんな反応を示すのか見たかったとの事
だけど、一年間その為に寝かせていた訳でもあるまいしね。

君は他人と関係を築けないので無意識に君への贈り物を自分で
生み出しているんだと言われた事で、ハウス自身も俺だって
プレゼントをもらおうとすればもらえるとばかりに、
妊娠した患者に妙に周りくどい説明をして、感謝されプレゼント
を受け取る。しかし後々あの妊婦の子供が生まれて別人の子
だと知ったら取り返しが付かないような気もするんだけどね。

アイリーン・アドナーと例えは分かりづらかったな。
ボケと自分突っ込みのスパンが長すぎたことも有る。

その架空の人物のエピソードをハウスはウィルソンが話したという
事実を知ったのか、映画「ユージュアル・サスペクツ」のカイザー・
ソセがケビン・スペイシーだとレンタル屋でバラしてこいとハウス
に言われていた辺りも笑えた。

■ハウス&カッディ

やたらとカッディがハウスに対してテールトゥノーズ状態。
カッディの髪型がクリスマスバージョンでとても可愛らしく
なっていた姿が印象的。カッディは今回ハウスに近づいた
のは、ハウス自身に好意を寄せて近づいたのか、それとも
患者自身のことが気になって仕方が無かったのか。その辺のニュ
アンスは微妙だったかも知れないけど、先週のオフィスが無くなった
騒動からずっと同じオフィスだという事情も有る。カッディが
オフィスに来ているのはタウブに対する求愛のアクションだろう
みたいな言いぐさのハウスも笑えたけどね。

カッディが患者に対して固執するのとは対象的に、ハウスが
非情とも思える投げやりな診断に対してカッディは理解が
及んでいないかにも思えたけど、ウィルソンがあれは
患者がもっとも苦しまない為のハウスの優しさであることを
語っていた。

最後にクリスマスの奇跡とばかりにカッディにナタリーの
赤ちゃんを授かることになるけど、ナタリーの両親は娘が
亡くなるというのに孫を引き取ろうともしないというのが
ある意味凄い。今後の生活に於いて寂しくないのかな。
ただカッディは赤ちゃんを授かったけど、この赤ちゃん自体
健康だとは言えない所が有るのでちょっと不安だね。
カッディがS5-6話「夢遊病 JOYの際に養子がもらえなかった
ことに対するアンサー的エピソードでも有り、原題も
「クリスマスの贈り物 Joy to the World」となっている。


■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

チェイスはいじめっ子高校生たちにちょっぴり怒り心頭して
いた感じかな。肝臓がやられて移植が必要かも知れないのに
何をしているのかとして茶化す生徒から携帯を取り上げていた。

キャメロンは一番最後にちょこっとだけ登場していた。

フォアマンはなんと言っても今回サーティーンとの絡み。
治験に必要なのは何なのか。彼らは人でも患者でもなく
数字だとするシュミット先生の台詞がまた凄かった。
ただ個人的な思い入れは研究を歪めるとするのは確かに納得
かも。科学は人間関係ではなく結果だという医師は如何にも
研究職に就くドクターって感じだね。

サーティーン、カトナー、タウブ

サーティーンは今回フォアマンと治験の件で接点を持つ。
フォアマンが治験者の一人に対して冷たく形式的態度を見せた
ことでサーティーンは、アナタはハウスそのものだと言われて
しまったけど、そうではないという事をフォアマンが証明して
いく。最後にキスするまでに至った。

カトナーはタウブと絡むシーンが多かった。タウブは
カトナーが養子でインド系なので虐められて当然だという
口ぶりだったけど、実際には虐めていたという事実が有った
というのが驚き。最後はジョナサンに謝罪に行った。


■今回の患者

今回の患者は基本的にちょっとバカっぽいところが有った
かも。

ナタリー

16歳の高校生でメインの患者だった。
結果的には子癇だったことが判明。妊娠・出産していた事実
にも驚くけどね。
子癇と言えば、グレイズアナトミーでもデレクが死なせて
しまうことになる妊婦は、この病気だったね。
高校生らしくドラッグを疑ったり、自殺、アルコールなど
可能性を巡らせていったけど、どれも外れ。
病状は肝臓の悪化から始まり、肺、そして脳に転移していく。

ホイットニー

ハウスが外来で受けた患者。
頭痛が酷いという患者だったが、一瞬にして妊娠だという事を
見抜いていた。
妊娠する理由として色々と奇抜なアイディアを語らせられて
いたけど、南北戦争のマスケート弾がタマからタマに当たって
妊娠した説とか、単為生殖として色々と説明していた。

アンナ

ぜんそくの患者。吸引器の使い方を根本的に間違っている。

■使用された曲

・the elementary school choirのJoy To The World
・the elementary school choirのThe Christmas Song
・Bobby HelmsのJingle Bell Rock
・Alison SudolのWhisper
・Gavin DeGrawのThe Christmas Song

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 私立探偵
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

ナタリー・ソルナー (B.K. Cannon) 高校生、いじめられっ子
Mrs.ソルナー (Sherilyn Fenn) ナタリーの母
Mr.ソルナー (Michael Leydon Campbell) ナタリーの父
ホイットニー (Bitsie Tulloch) 外来患者、妊娠している
Dr.シュミット (Phyllis Lyons) フォアマンと共に治験
サイモン (Lucas Till) ナタリーと恋人
サラ (Meaghan Martin) ナタリーの同級生
レーチェル (Taylor Dooley) ナタリーの同級生
ジェフ (John Forest) ホイットニーの彼
アンナ (Alix Korey) 喘息
ジャニス・バーク (Lori Petty) レミーと同様に治験を受けるハンチントン病患者
--- (Christopher DeMaci) Squatter
--- (Marissa Ingrasci) Woman
ジョナサン (Ben Shields) カトナーが高校時代に虐めていた。
--- (Caitlin Gorfaine) Chorus
--- (Carmel Echols) Chorus
--- (Dallas Wells) Chorus
--- (Gary LeRoi Gray) Chorus
--- (Chrystopher Ryan Johnson) Chorus
--- (Meagan Moore) Chorus
--- (Kathrin Smirke) Receptionist
--- (Nick Wall) Office Rep


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


inserted by FC2 system