Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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29 Sep. 2010
第12話 消えない痛み Painless

脚本/Thomas L. Moran、Eli Attie
監督/Andrew Bernstein
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雷鳴が轟く中、ジェフは妻子宛に遺書を書くと、指輪を手紙と
共に置いて、クローゼットの服を持ち出す。
一方ジェフの妻・リン息子のザックは一度出かけるが、
ホッケーのスティックを忘れた為に一度家に取りに戻ってくる。
ガレージの中に入っている為に、シャッターを明けると、
密閉されたガレージではエンジンがかかっており、ジェフが
自殺しようとしていた事を知る。リンは急いで心肺蘇生をする
と何とか息を吹き返す。しかしジェフは死なせて欲しいと告げ
これ以上痛みには耐えられないのだと語る。

ハウスは風呂に入り、右足の痛みをなんとか和らげようとする。

病院にいくと、カッディが慌ただしくしており、帰宅しようと
しているところだった。"モーグリが君の眠りを奪ったのか?"
と皮肉るハウスに対して、一晩中財務報告書を見ていたのだと
いう。予算案は今週までに必要で有り、ハウスにも提出を求める
ような発言をするが、実際には既にキャメロンがハウスの予算
案書を提出して切れたのだという。金曜日に里親になる為
福祉の審査員が来ることになっているのだとして、ハウスには
患者を診て欲しいという。

キャメロンはハウスに対して、32歳、慢性疼痛の患者で3年間に
7人の専門家に受診しているが、誰も正確な診断が出来ていない
患者である事を語る。先生ならば興味を持つ患者であり、救える
だろうことを訴える。特にハウスにとっては同じく疼痛に悩む
患者だった。腹痛と酷い頭痛、そして筋肉の痙攣が起きている
患者だという。精神疾患から自殺を図ったのではないかと疑う。
タウブは普通の精神ならば自殺などしないという。カトナーは
タウブに、火あぶりの最中に銃を渡されたらどうか?とタウブ
に問うと、それでも自殺するより銃を渡した相手を撃つだろう
と語る。3年間に一つも異常が見つかっていないことから精神
疾患だとするタウブにカトナーは彼が拘ることに疑問を持つ。
ハウスは心因性の疼痛を調べる様告げ、フォアマンには自宅を
調べる様要求する。

タウブは患者と家族に問診をする。
本人は鬱を否定するが不眠状態である事を語る。
妻は夫は落ち着いた性格をしている事を告げるが、話をしたり
人と交流していると痛みが増すようだと語る。
息子はパパはよく笑っていた事を告げ、楽観的な性格をしていた
事を告げる。フォアマンは自宅を調べた結果、薬局並みの鎮痛剤
があるだけで精神疾患系の薬などは見つからなかった。
しかも薬を間違えないようにディスペンサーを使っているという。
サーティーンはフォアマンの前で私ならばこんな自殺の仕方は
しないと語るが、自分は例え病気でも自殺しない事を告げる。
フォアマンはキスして以降、サーティーンが俺を避けていると
して追求する。食事でもしないかと問うが、サーティーンは
貴方が好きだからこそ、これ以上関係を深めたくない事を語る。
決して生きるのを諦めないが、あなたを諦めるのだとして、
誰かを私の病気に巻き添えにしたくないのだという。
そんな中、フォアマンはガレージの冷蔵庫に多数のウズラの肉
ある事に気が付く。

フォアマンたちは病院に戻るとウズラの肉の件を報告。
サーティーンは横紋筋融解症ではないか?というがタウブは
鬱病に決まっているという。しかしハウスは鬱だから痛いので
はなく痛いから鬱になるのだと語る。ハウスはサーティーンの
意見を採用すると、点滴をして尿検査と筋生検をしろと語る。
カッディが遅刻しているので俺は早退すると言って帰宅して
しまうハウス。

点滴を始めるとジェフは激しい痛みを訴え心停止に陥る。
肺塞栓症になったことを告げるサーティーン。
心身症でも横紋筋融解症でもないと語る。心臓と肺には痛み
が無かった筈なのに、病状が悪化していると語る。
ハウスに電話すると、なかなか出なかったが、ハウスの方から
電話がなる。ハウスは話を聞いた訳でもなく、慢性疼痛と肺塞栓
の症状が出たのかと問う。凝固亢進状態だとすると、ハウスは
胸部、腹部、骨盤にあるガンを探せという。チームはハウスが
何も聞かずに容体の悪化を言い当てたことを不思議に思うが、
横紋筋融解症だとしたら、今頃サーティーンとフォアマンが
雨の中を踊っている頃だろうと指摘する。

そんな中、ハウスの家の天井から何故か雨漏りをしてくる。
杖で軽く包むとなんと水が大量に流れ落ちてくるのだった。
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■ハウス&ウィルソン

今回この二人が同じフレームに写ることは無かった。

ウィルソンがカッディの家に養子縁組が決まった後に大きな
アヒルの人形を持っていったことが印象的だったかな。

ハウスとしては、今回やけに水道管の件で保険が下りるか
どうかのやりとりが有ったけど、イマイチ面白みを感じなか
ったのは残念。

■ハウス&カッディ

今回ハウスはカッディが養子の件で子供にばかりかかりっきり
になったことで一人寂しそうな感じだったかな。

カッディに仕事しろよって突っ込みも空しい感じ。
カッディ自身はなんとか里親になろうとして必死だった。
ただ福祉局の内偵調査員が予定よりも早く訪問したことで
てんやわんや。ただ福祉局の人としては、寧ろ他の里親よりも
よくやっている方だとして評価を与えていた。特にカッディ
先生の場合、医者だし地位や金の問題では苦労し無さそうだも
のね。ただ最後にキャメロンに経営を暫く任せようとしていた
のか?

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロン先生は今回の患者がハウスと同じくして理由の分か
らない疼痛患者ということで、ハウスに治療をさせて色々と
改心させようとする意図が有ったり、また治療の件でも何か
ヒントになるのではないかということで対応して欲しいみたい
な気持ちが有ったのかな。

チェイスは患者対応で一度出たか出ないかって感じだった。

フォアマンはなんと言ってもサーティーンとの絡み。
前回キスした二人は冒頭ではサーティーンが気持ちをセーブ
して関係を進めないようにしていた。先行きが分かっていて
悲しませたくないとするものが有ったのだろうね。
フォアマンはサーティーンに対して自分よりも病状が進行して
いるジョイスが回復傾向にある事を示して元気付けていた。
ハウスはあっさりと見抜いていたけど、サーティーンは
どうだったのかな。

サーティーン、カトナー、タウブ

サーティーンは上述した様にフォアマンとの絡みが多かった。
ハウスから二人が付き合っていることを度々指摘されていた。
二人の名前をくっつけてフォーティーンと呼ばれていたのが
笑えた。
最後にフォアマンはサーティーンが治療・点滴をしていない
ことが発覚していた。

タトナーとタウブは今回二人で行動することが多かった。
自殺、精神疾患に対するタウブの拘りがカトナーには
引っかかっていたようでしきりに「タウブと自殺」に関して
疑問を投げかけては、土足でヅカヅカっと彼の心に踏み込んで
いた。同期が自殺未遂をしたといっていたけど、カトナーは
タウブ本人のことではないかと疑っているようだった。
その辺の真相はどうなんだろうか。

弁護士が必要だというハウスはタウブにユダヤ人だから
誰か良い人知ってるだろう?みたいな突っ込み。次の宇宙
支配小委員会で聞いてみますって所が笑えた。

■今回の患者

ジェフ

自殺未遂ほ起こして運ばれてきた患者。
元々疼痛で長いこと苦しんでいるようで、ハウス同様の悩み
がある様子。ハウスはバイコディンをバクバク食べていた
けど、患者には治療の過程で薬を体内から抜けさせるために
一時期鎮痛剤の服用を阻止させていた。

病院に来てからもなんどもジェフは自殺未遂を繰り返した。
今回は水道管屋からのヒントが多かったね。
チューブに自分で空気を入れて自殺未遂。

脳に問題が有るのか、それとも体自身に問題があるかどうか
分からない為に、脳幹の下にリドカインを注入しようとして
いた。カッディとしては一度は止めようとしたが、赤ちゃん
の事で忙しいらしくハウスに正しい事をしろとしか追及しな
かった。

ザックが突然泣き出したときには嘘泣きであり、その間に父親
はイソプロピリンを飲んで自殺を図ろうとしていた。
タウブが神様コンプレックスの同僚がインスリンを一瓶飲んで
自殺未遂をしたと言っていたエピソードと被るけど、
このコンプレックスを持つのがフォアマンだとすると、彼も
失意のあまり自殺してしまう時が来るのだろうか?

■使用された曲

・Ray LamontagneのI Still Care for You

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
ルーカス・ダグラス (Michael Weston) 私立探偵
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

ジェフ (Martin Henderson) 夫、痛みを訴える
ザック (Jake Cherry) ジェフの息子
リン (Sarah Danielle Goldberg) ジェフの妻
フェルナンド (Alex Fernandez) 水道工事
ジェームズ・カールトン (Anthony Montgomery) 福祉局、里親検査
ジャニス・バーク (Lori Petty) ハンチントン病
クリス・キャリック (James Ingersoll) 弁護士、ハウスが名前を借りる
リタ (Aisha Kabia) 看護師
--- (Jenna Bleecker) Nurse


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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