Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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20 Oct. 2010
第15話 神を信じない神父 Unfaithful

脚本/David Hoselton
監督/Greg Yaitanes
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教会で働くブレッソン牧師は、スタッフの一人アイリーン
残りの仕事は自分がやるので帰りなさいと語る。
教会には寒さと空腹を満たすためにダリルがやってくるが、
食べ物は既になくなった事を語る。せめてコートはないかと
頼むと、億からレンジャースのユニフォームのジャケットを
持ってくる。ニュージャージーでテキサスのユニフォームを
着ろというのかと言うが・・・
ブレッソンは部屋に入ると暖を取り、スコッチをグラスに注いで
飲む。またしても何者かがドアを叩いた為に応対に出ると
なんと目の前に立っていたのかキリストである事を知る。
笑えないジョークだというが、笑っているものなど居ないぞと
キリストは語る。

カッディはハウスの元にいくと、金曜日の予定を尋ねる。
その日は豪勢に娼婦二人と遊ぶ事を告げると、カッディは
レイチェルシムハトバートに来られないかと問う。ユダヤ教
の命名式で、1960年代に起源を持つ儀式だった。7時からウチで
行う事を告げ、来るのはラビと友人と家族など身内だけだという。
それって偽善的な見せびらかしだろうとするが、カッディは
一晩だけなのだから何とか来てくれるようつげる。
茶番劇とスポンジバスか・・と呟くと考えておくと返事する。

ハウスはERにいくと適当なカルテを探す。
キャメロンはハウスに声を掛ける。ここの仕事は楽だという
キャメロン。ハウスは一つ良いカルテを見つけた事を語る。
キリストの厳格を観た神父の患者。キャメロンはアルコールか
疲労によって幻覚を見ただけだろうと語る。

ハウスはチームにこの患者のカルテをみせコンサルを行う。
"ちっこいが症例などない"と軽いジョークを飛ばすと精神運動
てんかんかも知れないという。またアトロピン毒性、後頭葉
腫瘍かも知れないと語る。カトナーはこんな症例を扱うなんて
違和感が有り、僕たちに何かを隠していないかと問う。もしかして
馬鹿にしているのではないかとするが、ハウスはてんかんの検査
に脳電図、脳腫瘍の検査にはCTをやるのだと指示する。
また教会で毒物がないか調べてこいという。
そんな中ハウス、"フォーティーン"(サーティーン+フォアマン)
をオフィスに残すと、二人に対して仕事か恋愛かを選ぶんだ
語る。別れない気であるならばこのチームからは外すという。
フォアマンもフォーティーンは治験は終わっているし、自分たち
は大人の対応が出来るとするが、ハウスは話を聞こうとはしなか
った。

患者のブレッソンの検査を行う。
俺が酔っていたが飲んだのは1、2杯だと語る。
しかし患者がこれまでに教会をたらい回しにされていることに
気が付く。マンハッタンに3年、オレゴンに1年、ニューメキシコ
に1年、ウィスコンシンに一年半・・そしてトレントンに来て半年
だとし、何故こんなに異動が多いのかと問う。4年前に不適切な
接触が有ったと私は訴えられた事を告げ、無実だが、教会として
も転地替えをさせられたのだという。新しい任務先の教区民たち
は、過去のことを探して出しては、自分の事を追い出したのだと
いう。カトナーやタウブは梅毒による混乱ではないのかとするが、
私はセックスはしないという。12歳の時から神父になりたかった
事を告げ17歳で神学校にいったこと。私は正気だと語る。

ハウスのウィルソンは、カッディの娘の命名式について語り合う。
儀式だから友人の為にもいかないと行けないのではないかと
いう。ウィルソンはまさか君を呼ぶとは驚いたと語る。

フォアマンとサーティーンはハウスが語ったことについてどう
すべきか話合う。カッディがハウスを首にするハズもなく、
まずは俺たちを首にするだろう事を告げ、フォアマンは失業はした
くないと語る。するとサーティーンはアナタはハウスに恐れ
そして依存しているという。サーティーンは馬鹿な真似は辞めたい
とすると、フォアマンはこれはハウスによる作戦で、ケンカ別れ
させるのが目的だと語る。このまま何もしないのが得策である
事を語る。

フォアマンたちはチェイスとキャメロンに相談に行く。
キャメロンとチェイスの関係は許したのに何故俺たちのことを
ハウスは許さないのか。チェイスはフォアマンに対して、ここの
所のお前は正しい判断を下したことが有ったのかと問う。
フォアマンはハウスに対して、直訴する。
ハウスが製薬会社にいかないことを進言してくれたことを訴える
が、あれは医師免許を守る為だとつげ、別れないのであれば
IDを返して出て行けと語る。

神父は幻覚だけでなく、吐き気と足の感覚がないと訴え始める。
カトナーやタウブは初めは信用していなかったが、左足がおかしい
事を告げると、確かに左足の指が壊死している事を知る。
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■ハウス&ウィルソン

今回はカッディの娘レイチェルの命名式の件で、ハウスと
カッディとの間に立って仲裁役は果たすという感じのもの。
最初にハウスがウィルソンに有った時には、カッディかせまさか
ハウスを誘うとは思わなかったと語る。

しかし実際にはカッディからハウスが何とか意地悪して
命名式を邪魔をするのではないかとしてカッディにハウスに
対する作戦を知らせていたようだ。

カッディから本気でハウスが来そうよ・・・どうしてくれるのよ
みたいな感じで責められたウィルソンが今度は、食事を
しながらなんで行くんだとつげ、宗教儀式で退屈なだけだと
語る。

ハウスに対して、カッディが幸せになるのを見たくないのか、
それともカッディの事を赤ん坊と分かち合うことに我慢出来ない
のかみたいな指摘を受けていた。
ただウィルソンはハウスに行く理由はあることを指摘していた
ね。結局行かなかったみたいだけど・・・

■ハウス&カッディ

冒頭ではハウスにレイチェルの命名式に来て欲しいとのこと。
ただ上述した様にウィルソンからの入れ知恵だったようだ、
そういえばハウスは来ないと思ったらしい。
ウィルソンとのやりとりを挟んだ後、一度は本当は来て欲しく
ないとし、ハウスのように憎悪と軽蔑に満ちている人には来て
欲しくないと語る。それを素直に受け止めたハウスは、
俺も大人になったと語っていた。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

今回はフォアマンがメインだったかな。

キャメロンとチェイスはフォアマンからハウスに追い出されそ
うになった際にはアドバイスを受けていたし、二人がラブラブ
である事を示すように、そういう事は結婚の時に言ってみたい
な話になっていた。

フォアマンは前回サーティーンの件で大ミスを犯して医師と
してのキャリアを失いかけた。ハウスから恋愛を取るか
仕事を取るかと問われて何もしない選択をしたらあっさりと
IDを取られてしまった。
カッディに推薦状を書いてもらおうとするも、カルテを改ざん
して病院の評判を落としかけた人に推薦など書けないと断られ
た。

サーティーン、カトナー、タウブ

サーティーンとフォアマンは今回はほぼ同じ枠で取り上げられ
ても良かった程。相変わらずハウスからはフォアマンと共に
フォーティーン扱い。恋か仕事か選べと言われて恋を選ぶも
残念ながらハウスは意見を変えずそのまま首に。
当初はサーティーンも身を引く覚悟で、キャメロンから
マーシー病院に紹介して上げるとのことだったけど、
途中でバイセンクシャルは宝の地図をもたない相手に馴れている
だの何だの言われて、フォアマンとの関係を切り裂こうとされ
ていた。案の定ハウスの作戦通り二人がケンカ別れするかな
と思ったけど、ケンカして意見を戦わせるほどに、コンサルに
於いては良い討論が出来るというハウスの持論通りの展開に
なった。ただ完全にこの流れもフォーティーンが演技していた
みたい。でもハウスが二人の演技に気がついていないわけもな
いよね。

カトナーとタウブは完全に外野って感じだっけだと、神父が
小児性愛者だとしてタウブの方は嫌悪感を示していた様だった。

■今回の患者

ブレッソン

幻覚が見えたことで連れて来られた患者。
ハウスは当初そんなに酷い病気だとは思わなかったのだろう。
ただ幻覚から派生し、退院させられようとした中で、吐き気
と足の痛みを訴え始めて、壊死した足の指がボロっととれる
ところはちょっと怖かった。
更に高圧酸素室に入れられれば息が出来なくなり胸部痛、
肋間神経痛を疑っている際には今度は右目が見えないと来た。

神父とハウスの話し合いも面白かった。
偽善がテーマとなっていた今回のエピソードの中で人助け
をしているハウスこそ偽善ではないかとされていた。
しかしアンタが探しているのはアンタが間違っていると証明
する人だと言われて、それはすなわち希望を与える人で
信じたい気持ちが有るのではないかということだった。
神父自身信仰が揺らいでいるっていうのがまた不思議な
状態だった。

エイズだと疑われセックスもドラッグも否定する中で、
ヴィスコット・オールドリッチ症候群だと判明する。

■使用された曲

・DovesのFiresuite
・Hugh LaurieのCuddy's Serenade
・Hugh LaurieのYou Can't Always Get What You Want
・Everything A Dream Could Be

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

ダニエル・ブレッソン (Jimmi Simpson) 神父
ライアン (Jake Thomas) ブレッソンと過去に何か有った?、ダイナー勤務
アイリーン (Janet Haley) 教会のスタッフ
ダリル (Terrance Ellis) 食料とコートをもらいに教会へ
--- (Nick Josephs) Man
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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