Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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27 Oct. 2010
第16話 社交辞令 The Softer Side

脚本/Liz Friedman
監督/Deran Sarafian
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ジョセフメラニー夫婦は子供・ジャクソンが生まれるが、
医師からは、男女両方のDNAを持つ遺伝子モザイク現象の子だ
という。性器形成術でオペは出来るとの事で、ジャクソンは
男の子として育てられる
小学校に進学したジャクソンはバスケットボールの試合に出場
する。両親は彼の応援をする中、息子はなかなかシュートを
打てる状況でもパスしている現状にいらだつ。しかし試合直前
にブザービートを決めてヒーローとなる。しかしその直後に
彼は突然倒れてしまう。

サーティーンとフォアマンは、ハウスからこのまま職場恋愛を
続ければ問題が多いとして、別れるかチームから外れろと
言われ、二人は別れたフリをしていた。朝からハイヒールを
履くかブーツに履くかで悩むが、ハウスの事だからフォアマン
好みのハイヒールを履いていけばバレてしまうだろうと語る。

ハウスはウィルソンと共に朝食を取っていた。
ハウスはウィルソンが食べていたベーグルを一個食べて良いか
と声を掛ける。あのハウスがベーグルを奪う前に許可を求める
のか?と問うと、Yes We Can!と語る。
そんな二人の前にカッディがやってくると、バスケットボール
をしていた少年が骨盤痛で運ばれて来た事を告げ、遺伝的モザイ
クの少年だという。本人はまだその事実を知らないので、治療
する際バラさないのが条件だとして、ハウスに引き受けてくれ
るかとすると、文句も言わずあっさりと引き受ける
カッディは難癖をつけられるだろうと思って居ただけに呆気に
取られる。

ハウスはチームを集めてコンサルを行う。
遺伝的モザイクの少年が患者だとするハウスは、サーティーン
にとっては夢の相手だろうと語る。フォアマンは脱水症では
ないかという。半陰陽症のある患者だとして、先天性副腎過形成
ではないか・・ミュラー管遺残症候群ではないか・・etc色々
と症状を出していく。しかしカトナーはいずれもそれら疾患は
染色体XXとXYをあわせもつ場合には出ないものだと語る。
テストステロンを与え始めたのが問題ではないか?とすると、
今後テストステロンの事はビタミンと言うよう口止めする。
両親は子供にまだ遺伝疾患のあることを話していないのだという。
事実を知った際の心の問題を心配しているのだろうと。
異常子宮のせいではないかとして、MRI検査すべきではないかと
するが、ハウスはそれを否定し、ガキのペニスに内視鏡検査を
しろと指示する。

そんな中ハウスの元には突然ジャクソンの両親がやってくる。
両親はこの病気と付き合っていてよく勉強をしているのか、
問題の原因は異常子宮なのか?と問い、13年間勉強してきたの
だという。造影剤を使ったMRI検査をすべきではないのか
するとハウスはそれを否定せず、今すぐにその検査をするという。
部下たちは先ほど却下したばかりじゃないかと愚痴る。

検査するサーティーンとタウブ。
タウブは彼女にフォアマンと別れて気まずくないのかと問う。
お互い仕事に徹することで集中しようと努力している事を告げる
とタウブは突然フォアマンはサイバダイン社のT-1000かと
「ターミネーター」ネタを語る。タウブは彼の何処が良かったの
かと告げ、フォアマンの一番楽しい日の表情、一番悲しい日の
表情が全く一緒だと皮肉る。しかしハウスが別れさせたのは
君たちの為だとして励ます。
検査の結果異常子宮はないと分かる。

カトナーはウィルソンの元にいくと、ハウスが変だと語る。
言い争うこともせずに患者両親のご機嫌とりをしているのだと
いう。ウィルソンは"ハウスはとても美味いコーヒーを飲んだか、
お通じが良かったので機嫌が良いのだろう"と語る。ハウスの
分析を辞めて楽しめと声を掛ける。

尿道に内視鏡を入れて検査することにする。
膀胱へと入って行く中、突然胸が苦しいとしてジャクソンは
息が出来なくなる。頸静脈怒張だとして、心臓に浸出液が
出ているというサーティーン。今すぐに液体を抜き取らない
と呼吸が止まるとして、心膜腔から液体を注射器で抜き取る。
ハウスにその事実を報告するが、基礎疾患を偶然だとするのが
嫌いなハウスが全く動じていないことに違和感を唱える。
サーティーンはSLEのような自己免疫疾患ではないかと告げる
と、ハウスはコルチコステロイド、ビタミンを遮断する為に
フィサステロイドを投与しろと語る。

ウィルソンはカッディの元にいくと、突然ハウスと寝ただろう
と問う。ハウスの機嫌が良いのだとすると、それなら私が
恥ずかしくて言えないでしょと語る。何かハウスは隠している
のかも知れない事を告げると、カッディは今ならばハウスも
貸した金を返してくれるかもと語る。
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■ハウス&ウィルソン

ハウスが突然反論もせず素直になったということで、色々と
原因を探っていく。いつもならば断りもせずに勝手も
ベーグルを食べるのに断りを言ってからハウスがウィルソン
の食事を食べたところから始まり、カッディとの関係が
上手くいっている為なのか、それとも他に何かあるのかと
疑う。
ハウスが突然息をしていない状態でソファーに横たわって
いる姿。ペニスの呼吸が止まった蘇生法は?なんて戯けて
いた感じだったけど、何処も問題はないという。乳首が紫
以外は・・としてサーティーン以外には触れさせない
という辺りが笑えた。
ウィルソンは臨死体験をしたのにまるでハウスが気にして
いないのは原因を知っているからだと考えて、それを追及
する。ハウスはバイコディンの飲み過ぎだとするが、最近
ハウスがバイコディンを飲んでいる姿を誰も見ていない。

そこでウィルソンが立てた仮説は、ハウスがヘロインを使って
いるのではないかということ。

1) ハイで幸せそう
2) 歩く時に痛む足に手を添えないこと。

食事の際にバーボンを飲ませようとするウィルソンの行動
に対して、肺が呼吸停止した日に呼吸抑制薬を出すとは
気が利くなとは確かにウィルソンも大胆だった。
結果としてハウスはヘロインではなく処方薬であるメタドン
を飲んでいるらしい。それがどれほど強く薬なのか
分からないけど、バイコディンが抜けきる前に服用するのは
危険なのかな。

■ハウス&カッディ

ハウスがまるで突っかかってこないことに違和感を覚える。

ハウスの呼吸が停止した後、ハウスの診察をしていたけど、
カッディ先生のドアップの絵面から始まったので驚く。
ウィルソンはハウスとカッディが寝たのではないかと疑われる
ことも有った。
トイレにいるハウスにカッディが生きてるかぁと声を掛けに
きた。
病院にいる限りはメタドンは禁止だと言われてハウスは
あっさりとプレインズボロ病院を辞める覚悟。
仕事よりも痛みのない方を選ぶとはごもっともって感じも
するけどね。

ハウスが幸せそうにしているのを見てウィルソンがカッディ
にこのままで良い事を語り彼が惨めにならないチャンスで
あることを語っていた。ハウスはカッディからセント・セバス
チャン病院の面接に行く際に紹介状を受け取ろうとして
オフィスにいく。ハウスが珍しく髭を剃り、そしてネクタイ
にスーツ姿。そんな姿を見てカッディもハウスのことが許したく
なったのかも。しかしハウスはメタドンをうって患者に対して
寛容になったことが結果として患者の容体を悪化させ、
いつものハウスの才能を奪っているものだと考えて、やっぱり
痛みの方を取っていくことに決めたようだ。

そういえばサーティーンのミスに対して、患者の親子の
信頼関係が揺らいだ際にはカッディ先生が、10代の子供
に母親が言いくるめられてどうするの!!と語る姿が印象的だ
った。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

フォアマン以外に出演無し。
ピンクのナース服を着た金髪の女性が出てきたので
キャメロンかなと思ったらナースのフィッツだった。

フォアマンとサーティーンのことを許していたのも
メタドンによる寛容な心のお陰なのか?
だとしたら来週はまた二人の付き合いを止められるという
事になるのかな。
ハウスが居ない後のチームはフォアマンに任せられていた
けど正直まだフォアマンだけだと不安だね。
ウィルソンの元にフォアマンはハウスがヘロインをしている
のではないかと気がついていたけど、一歩遅かったし。

サーティーン、カトナー、タウブ

今回はなんと言ってもサーティーンとフォアマンの関係
からかうタウブとカトナーの姿が有った。
タウブはフォアマンのことをT-1000だと言っていたけど、
サーティーン役のOlivia Wildeって、何処か顔の骨格から
「Terminator: The Sarah Connor Chronicles」のSummer Lyn
Glauに似ている雰囲気は有るよね。

結局カトナーたちにばれたのはフォアマンからサーティーン
の石けんのにおいがしたということだった。ハウスにも
当然バレているだろうとのこと。

フォアマンはサーティーンがまた女性に走るのではないかと
心配していたけどロッキーロードアイスの例を引き合いに出して
説得していた。


■今回の患者

ジャクソン

13才の少年。男性と女性の遺伝子を持つという患者。
日本でもドラマで取り上げられた「IS /インターセクシュアル」
いうヤツなのか。
一番彼の気持ちに添えるのがサーティーンっぽい感じだったけど、
国語で書いた詩(シルヴィア・プラスのような誌)を思わず患者本人の声
だと捉えてしまったようで、その事を両親に話すと親子関係は最悪な
状況になった。

結果として病気が悪化したのは、冒頭の検査の時に行った
造影剤が問題だったようだ。手のひらが赤くなったり、吐血したり
息が出来なくなったり・・・
色々と難しい病名も飛び出したけど、過保護すぎて殺しそうになった
とする皮肉さ加減としては伝わりづらいものが有ったかも。

■使用された曲

・Soul Coughingの$300
・GalacticのBobski 2000

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

ジャクソン・スミス (Dominic Scott Kay) 息子、13才
メラニー・スミス (Julia Campbell) 母
ジョセフ・スミス (Ben Reed) 父
イアン・ストーナー (Nick Puga) 指を折った患者
--- (Fred Kronenberg) Doctor
--- (Meagan Gordon) Young Woman
ヘレン・フィッツ (Nicole Cannon) 看護師
--- (David Pearl) Parent
--- (Alex Pulido) Spectator


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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