Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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10 Nov. 2010
第18話 死を告げるネコ Here Kitty

脚本/Peter Blake
監督/Juan Jose Campanella
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ハウスはオフィスの中にピタゴラスイッチのような仕掛けを
作ってオモチャの車を走らせる中、カッディがやってきて
患者が待っている事を語る。カッディはハウスが担当患者の
カルテの殆どに死亡シールを貼っていることを非難する中、
モーガン・ウェストのことを診て欲しい事を語る。モーガン
がハウスの前に現れると、私は冬中風邪を引いているのだと
し、体がだるい事を告げ、大きな病気の兆候かも知れない
語る。喉の痛み、鼻水は出ているのかと問うと今はないという。
自分は養護老人ホームで看護師をしているので、ある程度知識
がある事を告げ、全血球検査をして欲しいという。しかし
それを否定すると、女性は突然痙攣して倒れて、緑色の尿
を漏らしている事が分かる。

モーガンは35歳女性、養護老人ホームの看護師長で、神経症状
と尿に問題がある患者だという。緑膿菌感染なのか。
そんな中タウブが遅れてやってくると、ハウスは皮肉を言う
様に"ようこそ閣下"と語る。タウブは遅刻した事を謝罪する。

患者の症状に関してコンサルに参加するタウブは成人発症てん
かんだと知ると、聖パトリックの祝日に緑のビールでも飲んだ
のではないかと語る。タウブは一度きりの発作であるのならば
特に大した問題ではないと語る。
ハウスは家や職場から問題になりそうな物質を探して来いと
タウブとカトナーに命じる。

カトナーはタウブのことを心配する
タウブが遅刻していることに加えて、朝からハウスにわざわざ
楯突くような態度を取ったからだった。何か有るんだろうとし
カトナーは友達なんだから話てくれという。
タウブは室内からメチルチオンニウム塩化物を見つけ、この
副作用を利用して緑色の尿を出したのだろうとし、単に患者は
注目を浴びたがっているだけであり、いわゆるミュンヒハウゼン
症候群の患者だという。タウブたちはオフィスに戻るとハウス
に対して自宅から抗アルツハイマー薬を見つけた事を告げ、
その副作用を使って病気だと偽ったのだろうと語る。しかし
ハウスはそれでも人前でおもらしするなんて事はなかなか出来ない
事では無いかと告げる。タウブはまたしてもハウスに対して、
私もユダヤ人の友愛組織でおもらしをしたと告げる。
しかしハウスは発作は本物だった事を告げるフォアマンも診て
いた事を語る。原因はフェノールだとすると、市販の殺菌剤にも
入っているものだという。ハウスは改めて彼女の家からフェノ
ールを探す様指示する中、フェノール中毒用に活性炭血液環流
を始めるよう告げる。カトナーはハウスに対して、何故わざわざ
家を調べさせるのかと問うと、アイツの意見にも一理あるという
事を知られたくないからだと語る。

一方病院ではニール・ゼインという男性がタウブに声をかけて
くる。自分はタウブよりも2年下だった事を告げる。
会社を運営しているので大学の講義をしていた事を語る。

モーガンの元にいくとCT検査では異常がなかった事を語る。
モーガンは腹部超音波検査をしたらどうかという。ハウスは
光の点滅による試験をした後にそれを決めると告げると、
試しに彼女にライトの光を当ててチカチカさせる。すると突然
発作を起こすが、ハウスはやはり病気は嘘だったのかと告げる。
特に病気は診られないというハウスに対して、モーガンは
検査して欲しい事を告げ、ネコが死を予言したのだという。
「ネコにも女にも名医は居ない」として一蹴する。

一方ニールはタウブに対して、最近めまいが酷いのだと語る。
抗生物質を処方されているがまるで利かないのだという。
自分は現在オズテック社のCEOをしていて医療機器を作っている
のだと語り、起業家精神を突然語り出す。タウブはニールの
内耳を診ると、カルシウムの沈着がある事を告げ、それを取り除く
とめまいや偏頭痛が取れたと語るニール。ニールはお礼したい
と語るが・・・

モーガンはハウスのオフィス越しに、これが予言のネコ"テビー"
だと語り、ニュースにもなっている事を語る。このVTRをみて
くれれば私の言っていることにも納得してくれるハズだと訴える。
このネコは死期の近い人の元でしか寝ないのだとし、昨年は10人
の死期を当てたのだという。そんな中、モーガンは胸が痛いと
して倒れてしまう。ハウスはまたしても嘘かと感じるが、
フォアマンは気管支炎痙攣だと語り芝居じゃないという。

ハウスはカッディと共にモーガンが手にしていたVTRを見る。
「アメリカンアイドル」で使った手法は通用しないぞと語る。
カッディはイカレ女だとして、診る必要は無いとするが、
ハウスが言っても聞かない性格だと知り、24時間あげるので
芝居なのかどうかを調べる様告げる。
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今回18話だけど20話に「突然の別れ」というタイトルの
内容がある。一体誰が別れなのか気になっているのだけど
以前はサーティーンなのかなと思っていたけど、今回の
ドラマを見ていると、ネコが最後に選んだのがタウブだった
というところにちょっと不気味さを感じている。
なんか不幸が起きなければ良いけどね。

■ハウス&ウィルソン

今回のウィルソンの登場のタイミングは遅かったな。
ハウスが死を予言するネコに対して、死なないことを証明
しようとする中で、小児がん病棟でネコを使って誘導させよう
とする辺りはちょっと趣味が悪いというかブラック過ぎる
というか・・
一度昏睡の患者で実験しただろうと止めるも止められるハズも
ない。
その後、僕が説得しても無駄だろうが、君のしつこさに
耐えて励ます理由は一つであり、それが命を救うからだと
語っていた。
今回のウィルソンは至ってマジメだったな。

■ハウス&カッディ

カッディ先生も予言ネコの件はまるで信じていない。
24時間の猶予を与えてそれが嘘だと証明する様告げる。

あまりカッディとは絡みはなかったけど、ウィルソンとの
会話の中でカッディの伝説と称して、「満月の夜には
カッディのケツが大きくなる」ということを語っている
姿が有った。


■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロン先生は今回も出演せず。

チェイスは最後にコルスゾールが過剰に生産されるが為に
今の症状が起きるのだとして、それを止める為には脳下垂体
を手術で切り落とす必要があるということを告知する役目
を果たしていたくらいか。実際に手術していたらヤバイ
ことになっていたことを考えると、恐ろしいね。

フォアマンも今回はほぼ外野に徹していた。
そもそもサーティーンとの付き合いの件でハウスはフォアマン
を指摘しないのだろうか?という疑惑が未だに晴れない。
容認したということなのか?

サーティーン、カトナー、タウブ

フォアマン同様サーティーンは今回外野。何をしていたのか
さえイマイチ思い出せない。

カトナーは今回相当タウブの事を気にしていたし、ハウスとの
絡みでは、カトナーが信心深いということで、色々とネコを
使って意地悪していた。
ネコが目の前に立つだけで怖がっていたけど、カトナーによる
とネコからはネコの脳は常にアルファ波を出していて、心霊
現象を起こすのだと語っていた。
ネコと目が合い不気味な為に、ネコを外に逃がしたせいで
ハウスからクランベリージュースを吹きかけられたりもした。
ハウスがカサを使ってカトナーにパタパタしていたり、
何故かハシゴが部屋に置かれていたりしたけど、何の意味が
有ったのだろうか。カトナーの足下に赤いレーザーを
照射してネコをカトナーの近くに呼び寄せ、死のレーザーが
攻撃しているのでカトナーは死ぬぞと語っていた。
最後は仕返しとばかりにネコの小便だとしてハウスのソファー
をぬらしていたけど、やはりカトナー自身の小便なのか。
カトナーは両親を幼少期に失ったことを受けて信心深くなって
いるようだね。

タウブは相当深刻。
株によって大半の金を損失。更に詐欺師の男によって残りの
金さえも奪われてしまった。
遅刻してくる理由はハウスが探り当てる流れとかホント
ハウスは他人の行動を把握したがる性格のようで、朝の
マフィンを食べていないとか、ログアウトし忘れたオンライン
有価証券の報告書を見られたりするなど、ハウスに弱みを
握られてしまった感じだった。
カッディにハウスのことを告げ口した時にはしっかりの
仕返しもされるし、タウブが語る説にも一理あると考えた
時にはハウスが悔しいという理由だけで無意味な仕事をさせよ
うとするのだからたまらない。
タウブが今の仕事を辞めるとした際にはすぐに戻ると感じて
いたようだけど、詐欺だということは分かっていたのかな。
タウブが小心者であることは見抜いていたみたいだけどね。



■今回の患者

・モーガン

養護老人介護施設の看護師長。
死を予言することで有名なネコが自分の元に居座ったのを
受けてこれから何か起きるのではないかとして心配して
やってくる患者。病気は嘘だとする流れと本当に病気だと
する流れがあるので実に分かりづらい。
患者は嘘をつくものだとするシーズン1の頃のテーマと主張
がそのまんま体現されているようなエピソードだけど困難
なのかその中には幾つかの真実も含まれていることなのかな。
虫垂炎で熱があっただけだと判明。ネコの習性からネコは
暖かいものを好むようでより体温の高い人の元に足を運んで
いたようだ。パソコンに座ったのもそれが理由らしい。


■使用された曲

・Steve WinwoodのI'm Not Drowning
・Ted NugentのStranglehold

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

モーガン・ウエスト (Judy Greer) 35歳、ネコが死を予言?
ニール・ゼーン (Christopher Moynihan) オズテック社受付、詐欺師
--- (Lola Noh) Business-Suited Woman
ビリー (Charlie Carter) 小児病棟の患者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
コートニー (Whitney Cummings) オズテック社


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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