Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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17 Nov. 2010
第19話 閉じ込められた心 Locked In

脚本/Daniel Attias
監督/Russel Friend、Garrett Lerner、David Foster
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ミドルタウンで事故が発生し、二人の患者が運ばれてくる。
一人はリーだが、意識ははっきりとしているのに手足口は
一切しゃべれない状態だった。医師のカーツは患者のリーは
頭部の打撲が致命傷になったのだとして、外科医で移植チーム
のものたちと臓器移植について話合っていた。意識がハッキリ
しているリーは生きているヤツから臓器を取るなとしてなんと
か必死にアピールしようとする。
一方もう一人の患者はハウスだった。バイクで事故ったという
彼はバイコディンをくれれば治るという。カーツたちが臓器移植の
話をしているのを知って、隣に居る患者のリーはまだ生きているの
に臓器を取るなんて倫理違反だぞと語る。
カーツはかすかに脳波が見られるが、それは増幅器
による内部の雑音だろうという。ハウスは患者の目は君の事を
追っているとして、生きていることを語る。不随反射だろう
というが・・・リーは"オレは死んでないと訴える"。
ハウスは閉じ込め症候群だろうとしてリーの目をのぞき込む。
問題は随意か不随意かだとし、聞こえているのであれば瞬き
をして見せろと告げると、リーは瞬きで返信する。

医者に検査をさせようとして、脳は機能しているようだという。
脳幹に損傷を負ってコントロールではないのだろうとするが、
ハウスは脳損傷のせいで事故を起こしたのかも知れないと語る。
あまり患者に期待を抱かせるなというカーツは、事実を受け入
れれば精一杯生きられるのだと語る。
リーの妻・モリーも駆けつけると、子供たちは待合室に止めて
いるという。リーも子供たちに今の姿は見せたくないとして
モリーの判断が正しいことにホッとする。モリーはすぐ治る
として安心するよう語る。

ミドルタウンにはフォアマン、カトナー、そしてサーティーンが
やってくる。ハウスはリーに対して俺の診断チームだと告げ、
美女とインド系と黒人だという。
フォアマンはなんでミドルタウンに居るのかと問うと、ハウス
ギブソンのゴールドトップを買いに来た事を告げ、
デュアン・オールマンが使っていたギターのことだと語る。

フォアマンはリーの症状を見て、こうなったのは脳底動脈梗塞
か脳内出血ではないかという。しかしCTでは以上はないという。
サーティーンは造影剤のMRIをして腫瘍を見つけ取り除けば
正常になるのではないかという。
この病院にはMRI用のゴーグルがある事を知ってカトナーは
はしゃぐ。これを使うとMRI検査の際にリラックスな状態に
なれるのだという。
それを掛けさせるとなんとリーはハウスと一緒に海岸沿いの
ビーチで寛いでいるような感覚に陥る。
なんであんたがいるのかとハウスに尋ね、神様に遣わされた
のかと問うと、神を信じていない訳ではないが教会に通って
いるのは妻の為だと語る。

検査では脳幹に病変が見つかったことを告げ、打撲ではなくガン
だとし、腫瘍随伴症候群を起こしているのだという。
ここの医師か感染症だと思って抗ウイルス剤を投与している
のでそれで死んでしまうかも知れないとハウスは語る。
そんな中リーは突然発作を起こす。なんとか心拍を取り戻すと
ハウスは、ガンなのにガンではないフリして治療をすると
こういう状態になるのだと語る。今すぐに血漿交換が必要だ
と告げ、ハウスはリーやカーツにオレならば治療が出来ると告げる。

カッディが転院届けを受け取ったとして、リーをプレインズボロ
病院へと運ぶ。今すぐに血漿交換をしてくれというハウス。
カッディは何でミッドタウンになんかいたのか?と問うと、
骨董品探しに行っていた事を告げ、全てはカッディの為で
君のためにヴィクトリアンコルセットを買ったんだと語る。

タウブがやってくると、ハウスは君の辞表を受け取ると語る。
タウブはそれは訂正したいことを頼むが、お前が他で働きたがって
いるのを知ってしまったのだという。今回の患者を救えば
このチームに残してやるというハウス。

ハウスの元にウィルソンがやってくると、何でミッドタウンに
行ったのか?と問う。なんで逢うヤツはみんなその質問をする
のかと呆れるハウスはギターを買いに行ったのだという。
バイク事故で死んだヤツのギターリストのギターだろうとし、
事故現場はオレンジ郡ペインクリニックから16kmの場所だと語り
病院に行ったのではないかと問う。しかしハウスはウィルソン
の家はメアリーズドレスショップから16kmの場所にあるが、
女装趣味ということにはならないだろうと語る。ウィルソンは
薬欲しさに別の州に行こうとしているのではないかとしてハウスを非難する
と、ハウスはウィルソンが最初に別れた妻に逢いに行ったの
だとし、お前の講演活動で稼いでいることを教えたのだとし、
それを知ったらより多く慰謝料を取られるだろうと語る。

一方タウブが患者リーの前に居るところにカトナーがやって
くる。カトナーはタウブに対して、患者を楽しませようと語る
とタウブは今パペット劇でエウリピデスをやったばかりだと
皮肉る。心は筋肉と同じで退化するのだとして、楽しませる
ことで鍛えられるのだとハウスが言っていたという。カトナーはタウブに
対してハウスにアピールする為にもやる気があるということを見せるべき
だと語る。そんな中、患者に血尿が出た為に二人はハウスたち
を呼びに行く。
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■ハウス&ウィルソン

今回はウィルソンがハウスの行動を突き止めようとして色々
と影で動いていた感じ。何故ハウスがミドルタウンに行って
いたのか。当初は州外での鎮痛剤の処方のためではないか
疑うが、ハウスは突き詰められる度に、ウィルソンの元妻
に逢っていたとか、刑務所暮らしのフォアマンの兄と逢って
いたなど散々嘘をつき、逆にウィルソンが足繁く通って
いることを見抜かれてしまうというものだった。ウィルソン
は弟の病院で知り合った看護師とデートしているようで、
これまでに結婚した女性も殆ど看護師だとか。
ウィルソンのこれまでと違うところはハウスの携帯を盗んで
まで行動を把握しようとしたことか。リダイアルを押して
ハウスの行動を把握しようとする。
精神科に通い始めたとの事だけど、精神科というよりも
カウンセリングのようなものを受けただけなのか。
カッディの為に変わろうとしているのか、それ以外に何か
有るのか。最後にウィルソンがエレベーターでの別れ際に
ハウスに対して(変わらなければ)「独りぼっちになるぞ」
と語るシーンが印象的だった。

それよりも冒頭でハウスはバイクで事故ったみたいだけど、
何か病気だったのするのか?ハウスって強い鎮痛剤も
処方されているのでバイクとか乗ると怖いな。

■ハウス&カッディ

今回はカッディとの絡みは一度だけだった。
病院に患者を転院させた時だけ。
ただ患者のリーは余程男女の機微についてよく熟知している
のか、"ここで振り向いたら気が有るな"とつぶやきカッディ
がハウスに送っている視線を指摘していた。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロン先生の登場が少ない。
ハウスの包帯を変えるときに登場したくらいか。
医者の不養生とばかりに包帯は一度も変えていないらしく
臭いがすると語っていた。
キャメロンはハウスが患者の病気に関して、ミエリンの
減り方に関して水痘なのかベーチェット病なのかで悩んで
居る際に、腰痛穿刺を行えば分かるとして助言していた。
「なんでお前を首にしたんだ?」という問いかけに私から
辞めたんだとピシャリ。

チェイスとは脳幹の生検の時にちょっぴり登場しただけか。

フォアマンは今回は結構鋭い指摘をしているところが多かっ
たけど、女性に関しては気持ちが分からずというところか。
これまで女性にプレゼントしたネックレスに関して、身につ
けてくれないのは自分のセンスの悪さだと感じていたらしい。
サーティーンはネックレスをしていたけど、あのデカイネック
レスがプレゼントしたものだったのか。ただハウスが録音
していたのでこれでサーティーンとの付き合いはバレたか。

サーティーン、カトナー、タウブ

サーティーンの指摘も最近鋭くなったな。
患者をのぞき込むようなシーン・視点が今回多かったけど、
サーティーンのアップの映像はちょっぴり嬉しいかも。

カトナーは一番患者に対して鋭い視線を投げかけているね。
患者が浮気してセントルイスに言っていたと思われていたが
実際にはアルバイトの為に清掃に行っていたこと。その工場内で
は携帯のバッテリーに使われるカドミウムが有り重金属中毒
ではないかとする疑うを持った

タウブは崖っぷち。
金の問題はどうなるのか相変わらず気になる中で、仕事まで
失ったらどうなってしまうのか。ハウスからは容赦なく
いつでも切り捨てる的圧力をかけられるも、自分がこの仕事
をしたいのかどうか分からないと語っていた。それでも
カトナーの手柄を横取りしてまで残ろうとしたタウブには
まだ執着するものが有るとしてハウスはお許しを出した様だ。
ただタウブも脳幹生検のアイディアと脳コンピュータインター
フェイスのBCIを使った患者との意思疎通の方法を指摘していた
よね。


■今回の患者

・リー

自転車に乗って事故に有った男性。
妻一人、子供二人。何らかの商売をしているが経営状況は辛い
様だ。腫瘍が疑われたり、感染源を探す為に旅行なのか風俗で
梅毒なのかそれとも友達との関係で感染したものなのかを
疑う。血尿が出たり、目の上皮が割け、潰瘍性角膜炎になった
りと忙しかった。足にかゆみがあることで肝不全である
事を指摘、肝臓と目と腎臓が逝かれていたこと。サーティーン
が患者の尿に触れた事で感染していたことから、ネズミを介した
レブトスビラ症で落ち着いた様だ。結局冒頭での医者の対応って
あながち間違ってなかったのではないのか?

■使用された曲



■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

モリー (Faune A. Chambers) リーの妻
カーツ (John Kapelos) 医師、ミドルタウン
リー (Mos Def) 患者、閉じ込め症候群
ジョリー (Skye Barrett) リーの娘
ドレイク (Scotty Noyd Jr.) リーの息子



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