Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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1 Dec. 2010
第21話 救世主 Saviors

脚本/Eli Attie、Thomas L. Moran
監督/Matthew Penn
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環境団体の抗議者たちは山を切り崩そうとしている労働者たち
の前でそれを阻止しようとして座り込みを行っていた。
"クリーンでグリーンな環境を"を掲げ、自然の声に耳を傾けろ
と主張するダグスーザン。石炭ほど汚染されたものはない
のだとして掘削することに反対する。しかしスーザンは突然
脈もなく倒れてしまう。労働者たちはもう抗議活動も終わりだ
として、このままでは亡くなる事を告げる。しかしスーザンは
単なる脱水症状だった。しかし逆にダグが目眩を起こして倒れて
しまう

キャメロンとチェイスは一週間休暇を取って旅行に行こうと
考えていた。しかしキャメロンは休暇は先延ばしにしたいのだ
と告げ、フィラデルフィア病院オニール医師からの頼みで
ハウスにある患者を診て欲しいのだという。彼には借りがある
のだとすると、チェイスは、「ハウスにカルテを渡すのには5秒
ハウスに動機を聞かれるのが30秒、君とサーティーンの脚の長さ
を比べられて一分」で済む話だという。別の患者が借りを返し
たらどうかと告げると、先週カトナーの自殺が有ったので、君
も休みが欲しいだろうとし、ハウスが患者に興味を持ったら行こ
うと語る。その際は脚以外のパーツも好きにして良いわと
キャメロンはチェイスを宥める。

キャメロンはハウスのチームに患者の件を話す。
ハウスはキャメロンに対してカトナーの後釜を狙っているんだろう?という。
患者のカルテを見ると有害なゴミ溜めで騒ぎを起こしている
イカレ野郎だというフォアマン。サーティーンは毒、神経、
筋肉、心臓、血管に異常はないようだという。20代独身なので
環境保護に関心のある女性に関心がある男性なんじゃないかと
皮肉るタウブ。ハウスは今一番関心を引こうとしているのを
キャメロンじゃないのかと問う。
平衡感覚障害は首の上か下かの確認の為に温度刺激検査をしろ
とし、その検査はキャメロンがやれという。借りを返したいので
あれば自分でやるべきだという。

キャメロンは患者のダグにこれから行う検査・外耳道に水を
入れる検査を行うという。病室には花が飾られているのを見た
ダグは花は片付けて欲しいとし、こういう市販の花は育てるのに
多数の農薬を使っているんだという男。そういう心配は体を
直してからにすべきだという。
水を入れると目眩を起こして、キャメロンに向けて思いっきり
吐瀉物をかけてしまうのだった。

ウィルソンはランチに卵白オムレツ・ベーコン抜き、全粒パン
を注文する中ハウスがやってくる。キャメロンが狙っているのは
俺の下で働く事ではないと告げる。
ハウスはウィルソンが注文したものが卵白オムレツ・ベーコン
抜き、全粒パンだと知って怪訝そうな顔を見せる。いつからブタ肉
を辞めたのか?と問うとベーコンの気分じゃないだけだという。
全粒パンなんて紙やすりみたいなもんだというハウス。
弟のナースは贅肉が嫌いなのか?と問うと、逆にウィルソンは
君はカトナーの話を避けているとして逆に問いかける。あれだけ
自殺の理由に拘っていたのに不自然だとすると、アイツはもう
チームにはいないのだという。居なくて残念だが仕方が無いと。
しかしウィルソンは秘密のサンタでカトナーからもらった時計を
しているなと語ると、時計は多機能だから使っているのだと語る。

チームのメンバーたちはハウスの様子が何か変だという。
カトナーの死によって慰めて欲しいのであれば、ハウスならば
金を払って鞭の女王を雇うだろうと語る。
そんな中"女王"キャメロンがやってくると、内耳には問題がない
が平衡感覚が戻らない事を語る。インチキ環境保護活動家だと
して病気もウソじゃないのかとするが、吐いた痕跡を見つけて
症状はウソではないのだろうと語る。ストレスによるアテローム
性けい動脈硬化症ならば平衡感覚を失うのではないかというと、
それならばCTとMRIにも症状が見られないのも納得だという。
ハウスはホルスター心電図とドップラー超音波をするよう告げ、
心臓を確かめろという。ただし検査をするのはキャメロンだと
語る。

ダグは検査する中でしゃっくりが酷いことが分かる。
原因は一週間前からだというもの。
チェイスはキャメロンの元にやってくるが、キャメロンはこの
患者についていなければならない理由が有るのだとして、その
理由は明かせないと語る。今は信じて欲しいと語るが・・・
心臓動脈に異常はなかった。ハウスはキャメロンに対してERに
戻って良いという。するとキャメロンは突然患者とチームの
みんなの事が心配なのだと語り始める。突然ナイチンゲールに
でもなろうとしているのか?と問う。
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最後にアンバーが出てきた(笑)
いよいよハウス先生も「グレイズ・アナトミー」のイジー・
スティーブンス化してしまうのか・・・。


■ハウス&ウィルソン

今回はウィルソンの行動に妖しいものが有った。
カトナーの死の影響がここにも出ているのか。
それともウィルソンの私生活に何らかの動きがあるのか。
それとも今回のキャメロンの謎の行動に対して何か関わって
いるのか。
突然ベーコン抜きの卵白オムレツとか、全粒パンを食べ出した
り、オフィスの冷蔵庫にはケールのサラダが入っていたりと
ウィルソンの行動に対して、いつもの詮索が始まる。

ウィルソンもハウスの扱いに慣れたようで、深夜にハウスが
ウィルソンの家を訪ねた際には、彼の行動はお見通しとばかり
に次々と先読みした行動を見せていた。

健康食を食べているのはウィルソンの体のせいなのかと
考えてカルテを除くも異常なし。患者が突然痛みで電話して
来ているのにまるで気にした様子もなくウィルソンの謎解き
を集中していた。

患者の件でタウブが出したアイディアはいつもならば自分
が出しているハズだったとして、ハウスは最近何一つ理解
出来ていないと考えて、自分らは才能がなくなったと吐露する。

謎だと思っていることに関して、「時としてそのことに理由は
ないから誰にも分からない。」こと。「君の才能は君がそれを
置き忘れた場所名有るのだという。」

過去の経験からウィルソンは普段の生活に戻ることが大事で
それはウィルソンがハウスをもてあそび、君がそれを解くと
いう関係であること。

それを聞いて相変わらずヒントを得ていくところはこのドラマ
らしいオチかも。

最後にハウスがピアノを引いたりウィルソンと談笑している
ところは良いシーンだったね。ハウスの中での心の問題に
決着がついたというところか。

■ハウス&カッディ

カッディとハウス自体の絡みは少なかったけど、キャメロン
がカッディと絡んだり、ウィルソンがカッディと絡むシーンが
多かった。キャメロンはカッディがカトナーの変わりを探して
いるのか気になり尋ねに行くと、逆にカッディはチームに
戻りたいのか、それともハウスに恋をしているのかを尋ねていた。
逆にカッディが恋をしているのではないかと問われてしまう。
またカッディがキャメロンにそれを聞いたということは、
ハウスとの関係を邪魔するなという意味があるのかとして
鋭い指摘をされてしまった。

カッディはハウスに対してキャメロンが変だとして相談すると
チームに戻ろうとしているのか、それとも俺に気が有るのか
気にしているとして指摘されていた。


■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

今回はなんと言ってもキャメロンだった。
最近まるで出演がなかったので寂しいものが有ったけど、
今回はキャメロンデー。
彼女が一番カトナーの死に拘っているのかなと思っていたけど
ある意味ではそうだと言える。
話を聞いているウチに色んな奇っ怪な行動の意図の中には
チェイスがカトナーの死を利用してプロポーズを申し込もう
としていることを、指輪を見てしまったので知ってしまったこと
に有った。キャメロンとしてはカトナーの死を使ってそれを
言って欲しくはないと考えた様だ。

チェイスは折角休暇という名のプロポーズのシチュエーション
を計画していたのにキャメロンの我が儘で邪魔されたと考えて
いたようだ。ただ実際に指輪が見つからずに休暇を行ったとし
て、そこでプロポーズしたら寧ろ面倒な事にプロポーズは
はねのけてしまっていたのではないかという気がする。
プロポーズをする前に色々と気持ちを確かめる為にもキャメロン
がごちゃごちゃとしたことで意外と上手くいってしまった感じ
だね。カッディ先生からも後押しが有ったし、ハウスからは
俺に患者を押しつけてチェイスを振るのに利用したり、逆に
そんな態度をとって相手から振らせることで罪悪感を減らそう
としている事を指摘されていた。
結果的にプロポーズを受ける事になった。

フォアマンはキャメロンがチームに戻ってくるのであれば、
ハウスへの反抗役が変わってもらえると考えて大歓迎って
感じだったかな。サーティーンとの件ではハウスは音沙汰なし。
もうどうでも良いって奴なんですかね。
キャメロンとフォアマンの絡みの中でフォアマンは「ハウスの才能
は元々人生は最低だと思っている人で惨めだからこそ診断が
出来る」として、カトナーの死にダメージは受けていないだろうこと
を語っていた。

サーティーン、カトナー、タウブ

今回はあんまりこの三人は目立たなかった。
カトナーの死がもう少し影響力が有ってチーム内で引きずる
ものがあるのかと思ったけど、カトナーが突然チームから
去った背景には、役者を辞めてホワイトハウス入りみたいな
現実があるのであんまり引きずらないことにしたんですかね。
死ぬ必要もまるで見つからなかったしね。

サーティーンのハンチントン病に関しても最近は忘れ去られ
がち(笑)あれだけ大きく扱っていたのに・・・
今回は結構患者の事に集中していたのかな。
キャメロンに仕事を奪われてしまったサーティーンは、ハウスの
前で「私たちは親指をくるくる回していればいいのか?」と語っていた。

タウブは今回結構鋭い意見をズバズバと言っていた。
カトナーの霊が乗り移ったのか。
婚姻関係に於いて破綻している例としてタウブはハウスに
指摘されていた。


■今回の患者

・ダグ

環境保護団体の一人。
平衡感覚を失い、神経、肺骨、心臓など次々と病変が広がっていった。
大腿骨が内部から折れるとかあり得るのか?みたいなネタだったね。
多発性硬化症の可能性を探ったり(患者がスカンジナビア系なので起こ
りやすいってホントのことなのか?)、自己免疫疾患を疑うのはいつもの
ことだし、ガンの症状はないけどガン説まで飛び出し、何が何だか
分からない状態。その都度対処法にステロイドとかメチルプレドニゾロン、
新鮮凍結血漿を打つ。炎症・骨髄炎、骨生検をしたり、頻拍に陥った際には
もとダメかと思った。

ハウスがいつものようにウィルソンに助言をもらいにいく。
自販機でスナック菓子を買おうとしているウィルソンに対して
「平衡感覚、神経、肺、骨、心臓」と聞いて何が思い浮かぶか?と問う際に
ソーセージを作るものでは?と語ったウィルソンが笑えた。

結果的にダグは自分の信念を曲げて妻にバラの花をプレゼントしよう
としたことが一度だけあり、自分を変えようとしたことで天罰めいた
症状に巻き込まれてしまったということなのか。
スポロトリウム症という診断が下され、悪化したのはその都度対処に利用した
薬剤のせいだという事が判明する。薬の力って恐いね。


■使用された曲

・CastのThis Land Is Your Land
・Hugh LaurieのGeorgia On My Mind

■検索用キーワード



グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse

ダグ・スウェンソン (Tim Rock) 環境保護活動家
フラニー・スウェンソン (Lindsey McKeon) ダグの妻
アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 医師
スーザン (Parisa Fakhri) 環境保護活動家・脱水症状
ポール (Bruno Oliver) サンディの妻
サンディ (Jill Remez) 浮気した妻・緑膿菌性毛包炎
--- (Grinnell Morris) Mine Employee
--- (Paul Benz) Mine Employee
--- (James McAndrew) State Trooper
--- (Cory Blevins) State Trooper


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