Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン5)

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April 27, 2009
第22話 2人のハウス House Divided

脚本/Matthew V. Lewis、Liz Friedman
監督/Greg Yaitanes
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ろう者のセス・ミラーはレスリング部に所属していた為、この
日は試合に出場する。母親のエリーと恋人のローラが見守る
中、66kg級の試合に於いてジョンソンと戦う。
しかし突然セスの頭の中では激しい爆発音が聞こえ初めて、
倒れてしまうのだった。

ハウスは眠っていると、アンバーによって起こされる。
アンバーはどうせ狸寝入りしているのでしょと告げる。
カトナーの死以降不眠症に陥っていたハウスは、アンバーの
存在は疲れた脳が生んだ幻覚に過ぎないとして一蹴する。
しかしアンバーは何故私がいるのか知りたくないのかと問うと
私は幻覚であり幻想じゃないと語る。ハウスは4日間レム睡眠
を失ったからだとすると、アンバーはウィルソンの恋人の幻覚
を見てる理由はどうしてなのかと問う。ウィルソンが俺を寝室
に誘いたいからだろうと告げると、罪の意識があるのではない
かと告げカトナーの一件で私の存在を潜在下で思い出したの
ではないかという。ハウスはぐっすり眠れば消えるだろうと語
る。しかしそんな中ポケベルの音が鳴り病院に呼び出される事
になる。

オフィスに行くとチームが既に集まっていた。
サーティーンから患者の説明がある。
患者は14歳で聴覚障害者のセス・ミラー。爆発音が聞こえる
として倒れたのだという。爆発頭部症候群ではなく、不眠症も
偏頭痛もないという。またCT検査でも外傷も見られないと。
父親はいなく、精子提供によって生まれたこと。側頭葉の
発作を調べる様告げる。

会話している間にも次々のアンバーがハウスに語りかけてくる
為に困るハウスは、ウィルソンのオフィスを尋ねると、そこに
はキャメロンの姿が有った。ハウスは睡眠薬の処方をして欲しい
と頼む。ハウスはキャメロンがいるのを知り、2番目に可愛い
チェイスになるお前がいる理由はと尋ねる。2週間後に結婚式
だろうと告げると、ウィルソンは前立腺がんの可能性のある
患者のカルテをもらって見ていたのだと語る。しかしハウス
はアンバーの指示通りにしてキャメロンを動かすと、その隙に
デスクに置いて有るカルテを見る。するとそこにはシガーバー
やビリヤード場のパンフレットが挟まっている事を知る。
キャメロンは正直にウィルソンにバチェラーパーティーを
開いてもらおうかと思った事を告げると、ハウスは俺の得意
分野であり俺の企画が一番だとして、俺が企画するというハウス。

サーティーンとフォアマンはセスの検査を行う中、ハウスは
何故患者自身が人工内耳をつけないことをバカにしなかったの
かと会話する。そんな中、突然セスは片目が見えないとして
訴え始める。それを聞いたハウスは、先ほどのコンサルの中
でアンバーが"失明を導く障害者"と語っていたことを思い出し、
この事を示唆していたのかと呟く。
鎖骨化動脈盗血症候群ではないかとして、血管造影をすべき
ではないかというタウブ。ハウスはそれを支持して検査する様
告げる。
ハウスはアンバーに対してなんで患者が失明すると分かった
のかと問う。"生意気だぞ、ガズー、頭の中に居るんだろう"
「原始家族フリントストーン」を引用してアンバーに問いか
ける。カルテを見てC反応性タンパクに異常が有り、視神経炎
になることは想像出来たという。
ハウスはアンバーは自分の潜在意識故に自分の知らない情報は
知っているハズはないと考えて、K2の標高は何メートルだ?
と問う。俺にはシェルパ続の女しか思い出せないと語ると
8611mでしょという。脳へのアクセスが自由自在になったのか
とすると、アンバーからは患者の前で音楽を流すよう言われる。

ハウスはラップ音楽Public EnemyのFight the Powerを流し
ながらセスの病室にいく。非常識さにハウスのことを白い目
で見るがセスは面白い人が来たと思い喜ぶ。ハウスはラジカセ
をセスの体に乗せると、セスはお腹には振動が伝わるが、手には
振動を感じないと言われる。それを聞くと新たに神経障害が
発覚した事を告げ、アンバーを利用しない手はないと感じて
処方された睡眠薬を捨てるのだった。
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■ハウス&ウィルソン

ウィルソンの彼女であるアンバーが先週のラストより登場
始めた。彼女の存在は物語を追うウチに自分自身の潜在意識
だと感じていたみたいだけど、自分の気がつかないところに
その視線を向けてくれるということで、ハウスにとっては
相当便利な人だった。自分自身の能力の一部なのだから
そんなアンバーを使って何処が悪いのかという感じにも
思えたけど、アンバーの存在が自己の存在を遙かに超えて
しまっては、実態を越えてしまう所も有り、ハウスが寧ろ
乗っ取られてしまうのではないかとする不安も有る。

ウィルソンとの絡みでは、キャメロンが冒頭から相談に
来ていたことから始まり、二週間後に結婚するチェイスの
バチェラーパーティーを開催することになったこと。
アンバーは必死になって9年前にウィルソンのバチュラーの
歳に呼んだストリッパーを探していたけど、どういう意図
が有ったんだろうね。9年前に呼んだストリッパーだと
していたけど、まだ現役で頑張っているんだという
思わず突っ込みたくなるけど、まだかなり若い子だったね。
ウィルソンが密かに見に来た際には、やっぱりウィルソン
もハウスのパーティーのことが気になっているんじゃないか
と思ったけど、なんと会場はウィルソンの家だったというのが
笑えた。

■ハウス&カッディ

今回のカッディも当たり障りのないところで登場した感じ。
ハウスが勝手に患者に人工内耳を入れてしまった際に
取り外すようハウスに指示していたけど、アンバーからの
助言も有り、患者の母は実際にはそれ程怒っていないとす
ることを指摘していた。その発言でカッディはハウスを
メインから下ろしてフォアマンに今回の患者のチームリーダー
にさせた感じだった。

■その他

キャメロン、チェイス、フォアマン

キャメロンは冒頭でウィルソンにチェイスのバチュラーを
頼んでいたけど、よく出来た女性だね。普通伝統とはいえ
あんまりパーティーで騒いで欲しいとは思わないだろうし
ね。

チェイスとハウスは今回珍しく随分と絡みが有った。
ハウスはチェイスにこれから一人の女性だけを愛していく
ことになると告げた際にはプレッシャーを感じたのだろう
か。残りの人生をキャメロンと過ごす!と宣言した後に
オナラバンドはキャンセルなのかとしたけど何の事だよ
って感じだった。しかしチェイスは表面上は参加しないと
していたけど誘拐して欲しいとハウスに頼んでいた。
オーストラリア人らしい発言だとして、ワルチング・マチルダ
の楽譜は何処で手に入れれば良いんだと語っていた。
誘拐と称して移民局がやってきて就労許可の有効期限云々
の話をしていたけどキャメロンは信じたのかな。
よく警察官を装いバチュラーの会場に連れて行ったりする
映像はあるよな。

フォアマンとの絡みは、彼がハウスの代わりにチームリーダー
として患者と対峙することになったこと。
患者が尿を出したことで、どういう事なのかと話し合いになっ
た際にハウスはアンバーの声を頼りに不整脈・心臓を疑え
として一貫した主張が有り負荷実験・トレッドミルに乗せろ
としたけど、脳の生検をした後なのでそれに応じなかった。
しかし結果として不整脈が見つかる。
患者が人工内耳を自ら切り取るという暴挙に出た際に、
耳を貸すべきでしたと皮肉を語っているところも印象的だった
かも。またハウスのキャメロンに対して気持ちに関して、
フォアマンはキャメロンが自分に気があると思っていたいので
浮気させようとしているのだとして見抜いていた。

サーティーン、カトナー、タウブ

今回はなんと言ってもサーティーはバーティーで意外とノリノリ
だったことかな。パーティー好きってところも有るのか。
ウィルソンが見ている前でキャラメルちゃんの裸を舐めて胸の
谷間の酒を飲み口からフルーツを口移しにもらうという
エロっぽいシーンが描かれた。

カトナーは他界してしまったけど、ハウスがカトナーの死
によって責任を感じているのか、不眠症に陥っていることが
分かる。

タウブはアンバーによると白衣が似合わないようなことを
言っていたのかな。


■今回の患者

セス

聴覚障害の患者。
冒頭では頭に爆発音が聞こえるとして運ばれてきたもの。

検査していると片目が見えなくなったり、音楽での振動を通して
片腕に振動がないということが発覚。
かつて患者はレスリングの試合で15試合連続でフォール勝ち
しているのに対して、ここ最近の3試合はフォール負けしている
ことから、頭蓋内圧・神経線維腫症2型の腫瘍を疑う。
過去のカルテと比べて第3脳室壁にかすかな隆起であるとして
ウィルソンにも意見を求めていた。
更に患者は尿漏れし始め、アンバーからのアドバイスで心臓に
問題が有るとし、不整脈があるとして、負荷実験を行おうとする
がフォアマンが止める。しかし結果的に人工内耳を引きちぎった
ことで実験の代替役割りを果たした格好となった。
これまでの病気が発症した際に共通するものが「熱」にあると
いうことから、ウートホフ現象が出ていること。MSだとして
インターフェロンの投与で治るかに思われた。
しかし肺不全が見られて呼吸を助けるチューブを挿入することに
なり、それを外してセスの声を聞いて病気の見極めをしようとす。
結果としてタウブが語るサルコイドーシスが正しかった。
かみタバコが結果的に毒素を出していて、病気の悪化を止めて
いたという辺りが皮肉だった。

ハウス&アンバー

ハウスの前に出てくるアンバーは一体何なのだろうね。
ただ最後は突然アンバーの言うことが失敗に終わって
みたり、忘れかけていたストリッパーのキャラメルを
呼んだのは体の保湿クリームにイチゴ成分のものを使って
おり、チェイスがそのアレルギーにあること。
イチゴアレルギーなんてあるんだね。エピペンを持っていた
ので助かったとしていたが、実は殺そうとしていたという
ことが判明し、やはり潜在下ではキャメロンを求めていたり
するのだろうか?しかしそれ以外にも、アンバーはハウスに
対して一人でいる方が良いのではないかとして、私が居れば
必要が無いみたい言い方だった。フォアマンを殺しちゃえとか
みんなハウスの邪魔だとされるものを「殺せば良い」と囁く
アンバーがヤバ過ぎる。
ハウスもいよいよ「ジキルとハイド」みたくなっていくのか。


■使用された曲

・Public EnemyのFight the Power
・VibroluxのSpread Your Love
・Ramsey Lewis & Mr. ScruffのDo What You Wanna (Mr. Scruff's Soul
Party Remix)
・JadaのAmerican Cowboy

■検索用キーワード

パーティー用語が沢山出てきたな。一体なんのこっちゃって感じのネタ。
・ブロークン・カウボーイ
・「カリギャラは見たか?」
・アヒルの一件は予想していただろう
・エプスタインバー
・リモンチェッロ
・オナラバンドはキャンセルか?



グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長
エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静
アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性
ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形

クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医
ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系
レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者
--- (Bobbin Bergstrom) Nurse
アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 医師・既に他界

セス・ミラー (Ryan Lane) 14歳、聴覚障害者
エリー・ミラー (Clare Carey) セスの母親
ローラ (Treshelle Edmond) セスの恋人、聴覚障害者
キャラメル (Becky O'Donohue) ストリッパー
--- (Noah Schuffman) Immigration Officer
--- (Italia Ricci) Immigration Officer
--- (Jamie Sorrentini) Stripper
--- (Andray Johnson) Referee
--- (Jorge Borrelli) Deaf Coach
ジョンソン (Bryan Becker) Wrestler 対戦相手


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