Dr.HOUSE ドクター・ハウス House M.D. (シーズン5) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/723 April 27, 2009 第24話 脳からのメッセージ Both Sides Now 脚本／Doris Egan 監督／Greg Yaitanes -------------------------------------------------------- ディナーにやってくる二人のカップル。 ウォーレンとポーラの夫婦、そしてアニーとスコットの恋人。 ムードの有るディナーの中、ウォーレンの元には何故かパンが 投げられてくる。アニーは何の味もないパンだとするが・・ ウォーレンはパンを投げるスコットに文句を告げつかみかかる が、スコットの目からは血が流れ出てくる。 ハウスは目覚めると、アンバーの姿は無かった。 鏡に向かうと頬には口紅がついており、薬物(バンコディン)絶ち の禁断症状に協力してもらったカッディ先生とはその後ベッド を共にする関係になっていたのである。カッディ先生の口紅が 洗面所に置き忘れているのを見てハウスは嬉しそうな顔をする。 キャメロンはタウブに対して、運ばれて来た二人の患者について カルテを見せるとハウスが興味を持ちそうな案件ではないかと 問う。タウブはどちらも興味を持ちそうにないとする中、 キャメロンとチェイスの結婚式に際して、「タキシードはご随意 に」と書かれていた意味を問う。「式に不具合が有る」という キャメロンはそれ以上言及しようとしなかった。そしてカルテを 渡すとハウスは興味を持つハズだと語る。 患者のスコットは発作を治すために脳梁離断術を受けていた。 しかしその後遺症から分離脳という副作用によって大変な状態 になっていた。 タウブは何度も「不具合??」と問い詰めるが、キャメロンは 患者のスコットに合わせて症状を語らせる。 話を聞くと、買い物などしようものならば普通に買っていた ハズなのにいざ会計の時になると左手は拒絶反応を示している のだという。 ハウスは鼻歌交じりでやってくる。 今日は機嫌が良いというハウスは痛みもなく快調だという。 するとタウブからエイリアン・ハンド・シンドロームの患者が いるという。脳卒中か単なる仮病じゃないのか?というハウスに 対して分離脳だという。右半球が左半球を支配しているという。 人生を惨めにしている論理的じゃないヤツがそうなるという。 サーティーンは今の問題は分離脳ではないと語る。 フォアマンは右脳を馬鹿にしているのかと問うと、このオペを 受けるヤツは右脳が無くなることにも気が付かないだろうという。 左脳は言語や計算を司るが、右脳は負け犬だという。 右脳は美意識を司っているというタウブは顔認識に優れている ので形成外科医には必要だという。人を美しさで判断する能力の ない中学生だろうと。フォアマンは右脳は瞬間知覚能力にも優れて いる事を告げるが、ハウスはその能力が人にパンを投げるのかと皮肉る。 そんな中カッディが部屋に入ってくると、ハウスは「おはよう、 俺の太陽」と称する。新しいオモチャが欲しいのか?と問う話が有る というカッディ。ハウスは部下たちに診断を絞り家を調べてこい と指示する。 カッディのオフィスでハウスと二人で会話する。 カッディは私はボスであなたは部下であり、貴方に近づく人は 誰もが傷つく事を告げる。しかし病院の財産であることも 認めなければならない事実だという。感情にながされずここは ルールを提示するという。夕べの君とは違うということなのか というハウスに対して嫌ならばここを辞めても良いと語る。 ハウスはウィルソンのオフィスにいくと、夕べ薬を抜いた後、 カッディと寝たと報告する。24時間薬を飲んでいないとのこと。 「ワァオ!」とウィルソン。これは大事だとだぞというと、 ハウスは4時間前よりも調子が良いという。君らはシラフだった のかというと、薬も抜けて二人共シラフだったという。 ウィルソンはどうやって関係を壊すのか?と問うと、幾つか候補 が有ったが、彼女は起きたらベッドに居なくて、5分前にただの 部下だと言われた事を告げる。それが本当ならば彼女は君に 恋をしていて、それを受け入れるのを恐れているのだろう。 または過ちだと気づいて君が弱っていて彼女の母性本能を くすぐったのではないかとすると哀れみだと言うのか?と問い返す。 いずれにしても話合わないといけないとウィルソンは語る。 -------------------------------------------------------- ■ハウス&ウィルソン バイコディン依存の件でついに薬を抜いてアンバーの事を 頭から追い出したハウス。カッディと寝たと言ったハウス に驚き、薬を抜いたとするハウスにもまた思わず感嘆詞で リアクションを取っていた。 多分今回のドラマ、一度見た後にもう一度見直してみると 楽しいのかも知れない。 目の前で起きているリアクシヨンの数々はハウスの妄想 だったという事も有るので、最後になって今回のドラマ のハウスの行動の姿が嘘だと分かった後、結局何が本当 だったのか、その時々のリアクションに関しては、違った 見方で見られるのかも。 カッディのことについて色々と相談するけど、ウィルソン はどの辺からハウスの言っている事が妄想だと気がついた のか気になるね。途中でカッディとウィルソンのツーショット が有ったのでその時に知らされたのかな。 冒頭からノリノリのハウスがカメラでカッディを撮影している 時には何かと思ったけど、本当のカッディがどちらなのか を知る為の行動だったようだ。 カッディが欲しいのかそれとも謎を解きたいのかだ。 ■ハウス&カッディ ハウスはカッディとHしたと思っているので相当上機嫌。 カッディは前回のエピソードで「君の自己満足を満たすろくでも ないガキに母乳をやりにいけよ」という時点で、ハウスと カッディのその後の事態はそれぞれに変わった行動に 映っていたようだ。 熱画像写真でカッディの体温がどう影響しているのか 調べるも怒っていても好意を持っていても熱くなるので 見極めが付くハズもなく、コーヒーの中にはオキシトシンを 入れて情緒的に結びついてホルモンを飲ませてホルモン に訴えようとする。しかしこの時にコーヒーカップに付着 していないリップの事が気になっていた。 この状態でもカッディはハウスに外来患者を押しつけ、 ハウスはカッディに外来患者の排便を直接届けさせ、 更にはストリッパーを派遣したり、みんなが居る前で俺は カッディと寝たんだと叫んだりと凄いシーンだった。 途中でウィルソンがカッディを怒らせて怒りに振るわせてこい とした辺りも既にハウスは正気ではなかったということなのかな。 最後に口紅がバイコディンに変わっていくとか、アンバーだけ でなくカトナーまで出てくるのは大変なことだね。 ■その他 ・キャメロン、チェイス、フォアマン キャメロンとチェイスは結婚破棄になるのかと思った。 キャメロンがチェイスとの結婚に際して、元夫の精子を 残すことを条件にしたこと。チェイスとの関係に保険を 掛けたのではなく愛した人のものを壊したくないのだとして 事情を受け入れたのはチェイスの方だった。 キャメロンはハウスにアドバイスをもらっていたけど、 この時点のハウスはまともだったのか。 チェイスは手術の際にフォアマンから結婚の取りやめに 残念だと言われていた。 フォアマンは完全に患者に対して向き合っていたのかな。 先生の洞察力も負け犬(右脳)のお陰ですよと語っていたな。 ・サーティーン、カトナー、タウブ サーティーンは患者の自宅を調べる際に二つの人格が宿る ことに対してアイデンティティの問題を問うことが有った。 今まで外れていたことが多かったのにハウスは結婚彼女の 主張を信じて検査をさせるシーンが多かった気がする。 タウブはキャメロンが言った「不具合」に取り憑かれていた。 つい先日までハウスに首にされそうだった頃のタウブの姿は もうないって感じで、かなり頼もしい存在になっている。 ■今回の患者 ・スコット 目から血が流れ出た患者。 発作を治すために手術したことで脳が分離脳と呼ばれる状況 にあり、右脳と左脳の行動・態度の違いに苦慮していた。 髄膜腫を疑ったり、肝臓がやられていったり・・ 左手が勝手な行動を取るので検査にも困っていた際には音楽を 聞かせるとエアーギターを引く姿が有った。 ガンの検査に於いては腫瘍の場所を特定しやすくするために サソリの毒と赤外線塗料を使うシーンも有った。 患者に凝固異常や狭窄があることから危険なものだったけどね。 血栓はがんのせいではなく心臓だとして間欠性不整脈を疑う。 結果的に使用していたデオドラントがプロピレングリコール が心疾患と発作を起こしていたので、それを使わなければ 脳の手術は必要が無かったようだ。 ■使用された曲 ・Hugh LaurieのThe Trolley Song ・The Doobie BrothersのChina Grove ・Vitamin String QuartetのAs Tears Go By ■検索用キーワード グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者 リサ・カディ (Lisa Edelstein) 院長 エリック・フォアマン (Omar Epps) 黒人 ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静 アリソン・キャメロン (Jennifer Morrison) 女性 ロバート・チェイス (Jesse Spencer) 金髪・美形 クリス・タウブ (Peter Jacobson) 整形外科医 ローレンス・カトナー (Kal Penn) 中東系 レミー・"サーティーン"・ハドリー (Olivia Wilde) ERから来た医者 --- (Bobbin Bergstrom) Nurse アンバー・ボラキス (Anne Dudek) 医師 スコット (Ashton Holmes) 分離脳 アニー (Maria Thayer) スコットの彼女 レイチェル・タウブ (Jennifer Crystal Foley) クリスの妻 ユージーン・シュワルツ (Carl Reiner) 外来患者 ウォーレン (Scott Conley) レストランの客 ポーラ (Sheila Daley) ウォーレンの妻 ジョン (Richard Sabine) 病院に寄付 レオ (Jason Boegh) 病院に寄付 --- (William Woff) Minister --- (Adam Trahan) Pirate Stripper --- (James Cook) Victim --- (Derrick Simmons) Orderly