Dr.HOUSE ドクター・ハウス House M.D. (シーズン6) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/723 September 21, 2009 第1話-2 壊れたハウス 後編 Broken 脚本／Russel Friend、Garrett Lerner、David Foster David Shore 監督／Katie Jacobs -------------------------------------------------------- メイフィールド精神科施設に自ら入ったハウス。 医師で施設長のノーランはハウスの身勝手な行動を常に制限 していく。ハウスはそんなノーランに反抗し、ヒーロー症候群 のスティーブを解放しようとして遊園地に連れて行った結果、 彼は突然空を飛ぶとして駐車場の上から跳び下りてしまう。 一命を取り留めるが・・・ 泥沼に陥っているハウスはノーランに助けを求める。 ノーランは向かい合って話をするのだとしてハウスのカウンセ リングを行う。ハウスに対して今までのことを全てぶちまける 事を告げると、色々と有って何から話したら良いか分からない という。全てのことが重要であること。どれが一番重要なのか は話すしかないのだという。ハウスはもう今までのような状態 はウンザリだとして良くなりたいこと、そして惨めでいるのは 嫌だとして幸せになりたいという。それを聞いたノーランは 今の状態からどうすれば幸せになるかを考えようという。 その為には抗うつ剤を処方するという。ハウスは薬を飲んで 自分を変えたくないとするが、ノーランは薬を飲むと腕が 鈍ると思っているのではないかと問う。君を名医にした独自 の診断が出来なくなると思っているのではないかという。 ハウスはゴッホが君の患者ならば「星月夜」は生まれなかった だろうと皮肉るが、ノーランはそれを否定し、上手いを描いた だろうし、耳を切り捨てるような事もしなかっただろう という。もっと良い人生を送っただろうと語る。難しいこと だと思うが治りたいと思うのであれば信頼して欲しいという。 ハウスが薬を飲んでいることを見てアルビーはなんでそんな 事をするんだと告げる。今まで二人で薬を飲まず施設の方針 に反対していたことでアルビーとしては共有感を持っていた。 聖餐式のパンをもらう為だよというハウスに対して見せかけ で飲もうとしているのだろうとするが、目の前で飲んでみせる ハウスについに壊されたのかと呟くアルビー。ハウスは 元々壊れていると告げ、人の事は良いので自分の負け犬を 心配しろと語る。 ノーランはハウスに課題を告げる。 他の患者と打ち解けるということ。4ヶ月も経つのにハウスが 相手に心を打ち解けていないことを指摘する。ダイアンは 無言の子・アニーに嫌われていると思っているとし、リクター は自分が思っている程変質症じゃないという。ルームメイトは 俺を嫌っているとして、話す相手も居ないという。 そんな中ノーランはみんなに知ってもらう方法があると告げ、 演繹的推以外に先ずは人を信じるのだと語る。その為にも 着替えをするよう告げる。 施設ではパーティーが開かれる。 ハウスはスーツ姿で出席すると、ガーニーやリディア、シェリル などの席を回って会話する。自分はゲイだと言ったり、リディア と共謀してシェリルにイタズラをしたり・・・ 課題の目的は人を信用するひとではなく人を信用出来ると学ぶ ことにあったのだと聞かされる。ノーランはハウスに対して 君の事を遊び人だと言いふらす人がいたか?と問い、どうして 本当の自分が知られたら嫌われると思うのかと問う。 リディアがハウスの元にやってくると話をする。 ハウスは彼女に対して車を盗んだことを怒らないのかと問い、 スティーブにもその結果怪我をさせてしまったのだという。 間違いで無責任な行動だったと告げると、リディアはそれでも 良い事はあるという。彼に幸せを味わせたのだという。 リディアはハウスが自分のことを話始めたので、自分のことも 語り始める。以前にハウスから何故頻繁にこの施設に来るのか 聞かれたことが有ったが、アニーとは親友だったのだという。 しかし次第に遠ざかってしまったのだとし、その原因は不明だ という。私が彼女の兄と結婚したのは彼ならば私の辛さを分か ってくれると思ったからだという。しかし夫は3年後には妹の 面会にも来なくなったとし、私だけが辞められない状態だと いう。親友だった頃の彼女との関係が恋しいのだという。 そんなハウスにリディアはお休みのキスをして出て行く。 -------------------------------------------------------- 1話の後編。 相変わらず心が開けず、つい人間関係の構築よりも自分の 欲望を優先させて破壊してしまうハウスの行動。その行動に よってハウスは惨めな人生を歩んできており、この状態から 本気で抜け出したいと考えてた。 果たしてハウスは他人のことを考えて行動し、自分の事も 相手に心を開いて話す事が出来るのか。 ハウスの才能が何処から起因されているのかは最大の謎。 惨めで卑屈な人生を送ってきたからこそその才能が開花 されたのではないか。彼が普通の人のように振る舞うことで 個性は打ち消されて独特の視線という物を失うのではないか とする流れが存在する。 なんと言ってもノーランとの関係は、まるで「グリーンマイ ルズ」の死刑囚と看守の物語のようだ。 ノーランの事を陥れようとしていたハウス。 そんな彼の為にも真剣にハウスのために治療を施そうとする ノーラン。 ノーランは我が身を犠牲にして父親の死を利用してハウスに させることや、自分の生き様を見せる事で、ハウスの状況・ 姿と重なるように見えさせて如何に寂しい人生なのかを 示したのでは無かろうか。 ノーラン自身がそれまで素直になれず心を開けなかった結果 寂しい人生を送ってきた事を想像させるものも有ったし、 ハウスとノーランは無二の親友になれそうな感じがする。 ハウスは心を開いた結果、女性から受け入れられることに はなったけど、逆に彼の良心によって、アニーの治療を したことが結果としてリディアとは別れざるを得なくなって しまうところなどとても切ない流れが有った。 しかしハウスは寂しさを経験しつつも容易に薬に逃げる という行動を起こさないところから見ても、上手く立ち直った ことを感じさせる。そんなハウスを見て意地を張っていた アルビーまた感化される形で自分も病院の職員たちを 信じてみようとする気持ちが上手く表れたのかも知れない。 ここでハウスが体験したことはハウスにとっては相当貴重な 経験になるはずで、また一つ大人になったハウスが今後 どういう治療や態度を見せていくのか。 ■検索用キーワード ■使用された曲 ・RadioheadのNo Surprises ・Billy Moon, Sharkey & Zooks from the SparkのLittle Cabin Song ・Franka PotenteのKinderszenen Op. 15, No. 1 Von Fremden Landern Und Menschen (シューマン) ・Iron & WineのLove Vigilantes ・Hugh LaurieのSymphony No. 5 in C Minor, Op. 67: Allegro Con Brio( ベートーベン) ・Stanton MooreのPoison Pushy ・James HunterのNo Smoke Without Fire ・Franka PotenteのImpromptu #3 in B flat D.935 op. posth. 142 - Andante (シューベルト) Hugh LaurieのHe Is an Englishman (from "H.M.S. Pinafore" (1878)) ・Cass McCombsのHarmonia ・Big StridesのI Do Not Fear Jazz ・Sly and the Family StoneのLife ・the jazz combo at the cocktail partyのNo Moon At All ・the jazz combo at the cocktail partyのNight Train ・the jazz combo at the cocktail partyのI Love Paris ・the jazz combo at the cocktail partyのEv'ry Time We Say Goodbye ・Los del RioのMacarena (River Remix) ・Jack Plotnick, Curtis Armstrong and Alex DesertのYou're Nobody Till Somebody Loves You ・The FramesのSeven Day Mile ・Hugh LaurieのKinderszenen Op. 15, No. 1 Von Fremden Laadern Und Menschen (シューマン) ・Ana LenchantinのCello Suite #1, Prelude in G Major (バッハ) ・the music boxのDas klinget so herrlich (モーツァルト) ■検索用キーワード グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者 ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静 リリディア (Franka Potente) ピアノを弾く女性、夫の妹の為通う フアン・アルベレス (Lin-Manuel Miranda) "アルビー"、ハウスの同部屋 Dr.ビースリー (Megan Dodds) 医者 スティーブ (Derek Richardson) "Freedom Master"、ヒーローだと妄想 リクター (Curtis Armstrong) 患者、変質症 Dr.メディナ (Andrew Leeds) 医師 スーザン (Angela Bettis) 自傷癖 ハル・コナー (Jack Plotnick) レベル5の患者 ダイアン (Artemis Pebdani) メガネの女性患者 ジェイ・バード (Alex Desert) 閉所恐怖症の患者 --- (Kim Rhodes) Woman at Fundraiser Dr.ダリル・ノーラン (Andre Braugher) メイフィールド精神科施設院長 デュアン・ミルブレット (Dale E. Turner) "ストンプ" アニー・ボム (Ana Lenchantin) "サイレントガール" ガーニー (Albert Malafronte) 患者 サーファー (Sloan Robinson) 看護師 ニール・ブランソン (Henderson Wade) (Orderly) バレス (Meghan Bradley) 看護師 ベン (Harrison Forsyth) リディアの息子 --- (Rickey G. Williams) Ski Cap Guy --- (Zuri Alexander) Pretty Woman --- (Luke Davis) Family Kid Witness タイ・ヴィンス (Norman Fessler) --- (India King) Ward 6 Patient --- (Elizabeth Rivera) Patient --- (Katherine VanderLinden) Dual Diagnosis Patien