Dr.HOUSE ドクター・ハウス
House M.D. (シーズン6)

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September 21, 2009
第1話 壊れたハウス 前編 Broken

脚本/Russel Friend、Garrett Lerner、David Foster
David Shore
監督/Katie Jacobs
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ハウスは幻覚が見え始めた為に、メイフィールド精神科施設
入院する。脚の痛み、吐き気、幻覚に苦しむ。
薬を求めて叫び・暴れるハウスに対して手足に拘束具をつけて
ベッドに縛り付けてなんとか薬を抜こうとする。
やがてそれからも解放されると、ハウスは吐き気も治まったの
で退院するという。バレス看護師医師・ノーランに確認する
という。ノーランが黒人だと知ると、ハウスは人の自由を奪う
ことに敏感なハズだろうとし、退院する事を告げる。鎮痛剤
も必要なく、幻覚も無くなったという。退院は自由なハズだと
するが、自由でも居た方が良いという。バイコディンのせいで
幻覚を見ていたのであれば今まで何故施設に入らなかったのか
と問われ、何年間も乱用していたのだという。利己主義と反社
会的行動以外は問題はなかったが、幻覚を見始めたのは部下が
2人も亡くなり、父親も亡くなったからだと告げ、問題はバイコ
ディン依存よりも根深いものがあるのだという。君には長期
療養病棟に移る方が良いとして第6病棟に行ってもらうという。
もう臨床には戻れないし、医者には戻れない事を告げると、
先ずは治療すべきだと語る。

第6病棟ではビースリー医師が担当することになる。
ハウスは彼女に何をして、何時退院出来るのかと問うが、全て
は貴方次第だと語る。場合によって集団と個別治療を交えて
治療していく事を告げ、目標を持つことが大事だと語る。目標
は君のボスに推薦状をもらうことだという。看護師のセイファー
は入院手続きをした事を告げると、ハウスはこの病棟を滅茶苦茶
にするぞと脅す。

そんな中、ハウスは自分が住む病室に案内される。
同部屋にはフアン・アルバレスが入ることに。
彼は躁鬱病だが薬を飲むことを拒んでいた。躁状態が激しく
一度話始めるとずっとしゃべり続ける。俺は芸名はJA、ここでは
アルビーと呼ばれていると告げると、映画「アニーホール」
ウディ・アレンと役名アルビー・シンガーと同じだと語る。
あんなに神経質じゃないよと。

二人で広間へと向かう。
するとアルビーは過去にも入院歴があるので一通り患者のこと
を熟知していた。ギャビーは10年間くらいしゃべっていない
人だという。
そんな中目の前ではハル・コナーが頭が痛いと訴えるが、
セイファーはそんな事をしてもハロドールは処方しないわよと
告げる。
ハウスはピアノを弾こうとするが、鍵がかかっているとのこと。
開けておいたら大変なことになるのだとし、患者が弾きまくって
心が安まらなくなるのだという。

メディナとビーズリーとノーランはハウスのことを監視して
いた。ハウスが先ほど暴れると言っていたことについて、
彼も医者ならばそれが逆効果だと分かっているハズだという。
ノーランは患者の脅迫は懸念すべきことだと告げる。
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今回はこれまでのドラマとは趣を変え、ハウスがチームとして
患者と向き合っていくのかに思われたが、ウィルソンに頼んで
連れて行ってもらった精神病施設内でハウスが行動を起こしていく
というもの。

どんな形でスタートするのかなと思ったけど、初回は2時間スペシ
ャル。とはいえ、日本では前後半で分かれているようで、
今回はその前半戦に当たる。

プレインズボロ教育病院の面々は現在どうしているのか気になる
ものがあるけど。外界とは閉ざされた場所にある精神科施設の
閉鎖病棟故の生活故にみんなの現在がどうなっているのか分からない。
時間の経過さえどの程度シーズン5から経っているのだろうか。
ハウスが薬を抜くために苦しみ立ち直る姿が有って、ようやく
アンバーの悪夢からは逃れられたけれど、何気にアンバーの姿が
見られないのも視聴者としては寂しい。

旧メンバーで唯一登場したのがウィルソンだけだった。
しかしようやく駆け引き・取引の末に手に入れた外部への電話
だったのにウィルソンに電話したのに、あっさりと顔見せ程度で
切られてしまった。この辺はウィルソンもハウスの行動は予想して
いたことなんだろうけどね。

ハウスは現状では医師免許が無い状態で、医師からの推薦状が
ない限りは現場に復帰できない。単純に外に出られれば良いと
いう訳でなく、推薦状を書いてもらった上での円満退院、もし
くは厄介払いと同時に推薦状を受け取るというハウスらしい
策略を以てして、退院するしかなさそうだ。

精神病棟故に色んな人が存在する。
ハウスがそんな彼らの病気を診断していくのか。
それともハウスはそんな患者とふれあうウチに自分の価値感を
変えていくのか。それとも単純に外に出て行く為の駒扱いして
いくのかどうか。
流石のハウスも精神科医としての知識はあまり深くは無さそうだ
った。

ハウスとコンビを組むのはアルビー。
躁鬱病で、常にハイテンション状態。鬱期はなくずっとハイ。
出会ったその日からハウス以上に雄弁にくだらないネタを
つらつらと語るけど、憎めない相手。「CHUCK / チャック」
いうところのモーガンみたいな感じの人かな。

当初は破壊作戦に出ようとしたハウス。それぞれの患者との
最初の接触の際にそれぞれが抱えている精神疾患の弱点をついて
医師を困らせたり、ラケットもネットもない卓球台、そして鍵の
掛かったピアノを見て、その異常性を訴え、患者をたき付け
自由を勝ち取ろうと反旗を翻そうとするけど、無駄だと分かると
今度はしおらしく出る作戦に・・・
精神科病棟では患者の症状・態度別にレベル分けされており、
レベル0から始まったハウスがシオらしく行動を取っていく度に
レベルが少しずつ上がっていく。

主要メンバーでは・・

医師軍には、ビーズリー医師、セイファー看護師、ノーラン施設長
が居る。特にノーランは切れ者でこれまでにもハウスのような
患者を色々と相手にしてきたのだろうね。そしてハウス自身の
性格というものも色々と聞いて知っているかのようだった。
常に出し抜こうとしているハウスの更に上を行く行動を取っていく
のだから大したものだ。
ノーランが面会していた女性を調べさせようとして、レベル5で
外部との電話が許されているハルにハロドール薬と交換条件で
ウィルソンに調べさせようとしたりしていた。飲んだフリして
薬を出す。こんな行動が何度として出ていたけど、このシーン
では、ハルに渡す際にハウスが一度口にしていたので、「湿っている
けど大丈夫か?」と語る辺りが笑えるところ。
ただハウスが言っていたノーランはキレものの医師なのに現在で
は病棟責任者に収まっている理由は過去に何かあるという説も
一理あるのかも。

患者では・・・

・ギャビーは10年くらい喋っていない患者。リディアが足繁く通って
いる理由は何なのか。
・ジェイバードは閉所恐怖症。
・リフターは変質症で、緑の服を着ているだけで衛星でCIAに監視
されてるぞとハウスに脅されていた。最近見ている「クローザー」
のファイナルシーズンに於いて、ピーター・ゴールドマン弁護士
としてブレンダを悩ます男として登場している分、こんなお茶目
な役で出ていると憎めない。
・スーザンは自傷癖があるようで、今回のエピの最後には退院する
くらいに回復する人物。

そして新たに入院患者としてやってきたスティーブ。
自分のことをフリーダムマスターだと思い、「スーパーマン」
クラークケントのようだと思っている人物。
メディナ医師からは奥さんは亡くなったのだとして、スティーブ
に現実を知らせようとしていた。落ち込んだスティーブは躁状態
から鬱状態となったことを知ってハウスがまた現実逃避の幸せ
な状態に戻そうとする。リディアに頼んで車を借りた際には、
一緒には行かないと言ったことで、「障害者をバッサリと切り捨てる
とは流石ドイツ人だな」と語っていた。君とは「ボニー&クライド」
になれると思っていたと。
遊園地で空を飛ばせたことで結局彼を自殺未遂へと追い込んでしまった
ハウスは、最後は転院させられる。キリンの人形を持って遊園地
を出るところは可愛いシーンだったのにね。

「君は常に真実を追ってきたが何故か突如妄想を助長した。
私への仕返しだろう?退院する気も彼を救う気もない。真実さえ
求めていない。全てどうだって良いんだ」と。


■使用された曲

・RadioheadのNo Surprises
・Billy Moon, Sharkey & Zooks from the SparkのLittle Cabin Song
・Franka PotenteのKinderszenen Op. 15, No. 1 Von Fremden Landern Und Menschen (シューマン)
・Iron & WineのLove Vigilantes
・Hugh LaurieのSymphony No. 5 in C Minor, Op. 67: Allegro Con Brio(ベートーベン)
・Stanton MooreのPoison Pushy
・James HunterのNo Smoke Without Fire
・Franka PotenteのImpromptu #3 in B flat D.935 op. posth. 142 - Andante (シューベルト)
Hugh LaurieのHe Is an Englishman (from "H.M.S. Pinafore" (1878))
・Cass McCombsのHarmonia
・Big StridesのI Do Not Fear Jazz
・Sly and the Family StoneのLife
・the jazz combo at the cocktail partyのNo Moon At All
・the jazz combo at the cocktail partyのNight Train
・the jazz combo at the cocktail partyのI Love Paris
・the jazz combo at the cocktail partyのEv'ry Time We Say Goodbye
・Los del RioのMacarena (River Remix)
・Jack Plotnick, Curtis Armstrong and Alex DesertのYou're Nobody Till Somebody Loves You
・The FramesのSeven Day Mile
・Hugh LaurieのKinderszenen Op. 15, No. 1 Von Fremden Laadern Und Menschen (シューマン)
・Ana LenchantinのCello Suite #1, Prelude in G Major (バッハ)
・the music boxのDas klinget so herrlich (モーツァルト)

■検索用キーワード


グレゴリー・ハウス (Hugh Laurie) 偏屈な医者
ジェームズ・ウィルソン (Robert Sean Leonard) 冷静

リディア (Franka Potente) ピアノを弾く女性、夫の妹の為通う
フアン・アルベレス (Lin-Manuel Miranda) "アルビー"、ハウスの同部屋
Dr.ビースリー (Megan Dodds) 医者
スティーブ (Derek Richardson) "Freedom Master"、ヒーローだと妄想
リクター (Curtis Armstrong) 患者、変質症
Dr.メディナ (Andrew Leeds) 医師
スーザン (Angela Bettis) 自傷癖
ハル・コナー (Jack Plotnick) レベル5の患者
ダイアン (Artemis Pebdani) メガネの女性患者
ジェイ・バード (Alex Desert) 閉所恐怖症の患者
--- (Kim Rhodes) Woman at Fundraiser
Dr.ダリル・ノーラン (Andre Braugher) メイフィールド精神科施設院長
デュアン・ミルブレット (Dale E. Turner) "ストンプ"
アニー・ボム (Ana Lenchantin) "サイレントガール"
ガーニー (Albert Malafronte)
サーファー (Sloan Robinson) 看護師
ニール・ブランソン (Henderson Wade) (Orderly)
バレス (Meghan Bradley) 看護師
ベン (Harrison Forsyth)
--- (Rickey G. Williams) Ski Cap Guy
--- (Zuri Alexander) Pretty Woman
--- (Luke Davis) Family Kid Witness
タイ・ヴィンス (Norman Fessler)
--- (India King) Ward 6 Patient
--- (Elizabeth Rivera) Patient
--- (Katherine VanderLinden) Dual Diagnosis Patien


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