魔術師 MERLIN
The Adventures of Merlin (2008年 イギリスBBC)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/merlin/index.html


第1話 運命の出会い
The Dragon's Call

脚本/Julian Jones 監督/James Hawes
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キャメロットの町に来たマーリン。
到着して早々、魔法で秩序を乱そうとしたとしてウーサー王は
トマス・ジェームズ・コリンズを処刑にする。
ウーサー王は20年前に魔法が社会秩序を乱したとして、魔法を
使う者を処罰し、使うことを禁止してきた。
処刑が終わったときに一人の老女が躍り出てきて、毒なのは
魔法ではなくお前だとしてウーサー王を指さす。そして息子を
殺した事を後悔させるとして老女・メアリーは復讐を誓う。

マーリンは宮廷医師のガイアスを頼ってキャメロットの城を
訪れる。ガイアスはマーリンの呼びかけに驚き、二階から
落ちてしまうが、マーリンは魔法でベッドを動かし、ガイアス
が床に叩きつけられるのを防ぐ。ガイアスは驚いたように
何処で習ったのか?と問うが、学んでも教わっても居ないとい
うマーリン。生まれつき特殊な能力が有ると告げる。
マーリンは母・フニスからガイアスに宛てた手紙を差し出す。
そこには狭い村で生まれ育ったマーリンにとって、ここでは
目立ちすぎる存在故に、導き手が必要だとしてその役目をガイ
アスに頼んだので有った。

両親を失いウーサー王が後見人となったモルガーナは、王様に
進言する。先程の処刑、残虐な刑罰は敵を生むだけである事。
しかしウーサー王は20年前の悲劇を知らないから言えるのだと
して考え方を変える気はなかった。
もうすぐレディ・ヘレンが城にやってくるので心待ちにして
いろと告げる。
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ドラマでこの世界観を表現してしまうというスケールの大きさ
を感じる内容。

アーサー王の憎たらしさを見ると決して仲間としての認識は
生まれていないが、それが使命で有ると言われるのならば
仕方がなく受け入れていくのかも。

今回は魔法が世界から弾劾される中で、魔法使いのマーリンは
それをひた隠しにしながらも魔法によって展開を打開していく
というものだった。

地下に閉じこめられているドラゴンがどのような状況になって
いるのか興味深く見守っていた。
まさかあのドラゴンに足輪を付けているとは、それを行った者
はどんだけ勇者なんだか。

ドラゴンに逢うのはまだまだ先のことかと思っていただけに
意外にもその機会が早く生まれてしまった感じ。
しかしこの城、警備も甘くて簡単にマーリンも浸入できてしま
った事からも、世の中平和なのかなと思わせる。

ドラマは魔法使いの息子が殺害されたことで、その母親が
レディ・ヘレンに入れ替わり城に潜入して、自分と同じ境遇を
王様にも味わせようとするもの。
上述した通り警備は甘いし、アーサー王は街中をフラフラして
居ることも多いので、幾らでも暗殺できそうな気はする。

マーリンが上手くこの暗殺計画を阻止した事。
魔法は使うがその正体はばれずに上手く使う点などとても軽快
で面白い内容だと思う。
今後アーサー王に降り掛かる困難はどんなものになるのか。

人間だけでなく獣なんかも出てきて戦闘シーンなんかも見てみ
たいなと。

Colin Morgan (マーリン) 生まれながらに魔法の力を授かる
Bradley James (アーサー) ウーサー王の息子。武術の能力
Richard Wilson (ガイアス) 思慮深く賢い宮廷医師
John Hurt (ドラゴン (声))
Anthony Head (ウーサー) キャメロットの王
Katie McGrath (モルガーナ) ウーサー王が後見人となり王女
Eve Myles (メアリー・コリンズ / レディ・ヘレン) 歌姫
Caroline Faber (フニス) マーリンの母
Gary Oliver (グレゴリー) ヘレンの付き人
Ed Coleman (モリス)
Angel Coulby (グウェン) モルガーナの世話係。
Louise Dylan (ブロンウェン) メアリーに殺される

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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