プリズナーNO.6 (the Prisoner、2009年) 製作総指揮・脚本ビル・ギャラガー 監督ニック・ハラン 出演ジム・カヴィーゼル，イアン・マッケラン，ジェイミー・キ ャンベル・バウアー

第3話 金床 Anvil
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(6)は目覚めると、男(909)が近付いてくる。ここは危険地帯
で危ないと言われ、言われるまま彼の車に乗り込む。

一方(313)は目が覚めると、自分が思い出した事をメモに書い
て残していく。何かの図形?。

N.Y(回想)/ (6)は自分に近付く女に、君は誰?目的は何?何故
俺に近付く?と質問する。

(6)は(909)と共にゴルフ場にいく。
そこにはこの世界の支配者的な(2)の元に連れて行かれる。
隣には彼の息子(11-22)も行動を共にしていた。
(2)は(909)の事を覆面捜査官である事を告げ、"夢見る人"を
探し出しているという。是非(6)にもその人物の検挙に協力して
欲しいというものだった。(6)は明らかな罠だとして、それを
拒絶しようとするが、君は自信があるのだろう?とし、逆に
こちらの提案を逆手にとって行動を取ってみたらどうかと言わ
れ、(6)はその挑発に乗ることになる。

(6)は(909)からこの村に於ける覆面捜査員の存在を聞かされる。
1班2人から4人で構成されていて、決して他の班同士は接触
しないこと。秘密厳守で互いに監視し合っている村である事を
知る。実情は分からないが下手をすれば村全体が捜査員である
可能性も有るとの事だった。

(6)たちの監視対象は、学校の歴史の教師(1955)だった。
何者かから(1955)が夢を見ていて別世界を思い描いているとの
密告があったのだという。同僚になって近づけと(909)に言われ
仕方なく教師として潜入することになる。
(6)は監視技術を教えることになる。

(6)は(1955)の授業を見学させて貰うと、思わず(1)とは誰なの
か?と生徒たちに質問してみる。(1100)という少女は、(1)は
今でも存在していない事を告げ、(2)がこの村のリーダーである
事を告げる。全員が雇われた人だと自覚するために(1)が不在
である事を告げる。
(6)は隙を見て(1955)に別の世界のことを相談するが、彼は
警戒し、自分には仕事だけが有れば良いのだと語る。

(6)は(313)に会うと、これ以上の詮索は危険だという。
この世界の住民は善悪をわきまえており、みんないい人達だと
いう。そしてそこで生活する事はまともなものだとするが、
別の世界のことを主張する人は治療を施されることを告げ、
これでも普通といえるのかと問う。(313)は、(6)に対して、
貴方の周りの人はみんな死ぬのでこれ以上は会わないと告げ
店から出て行く。
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(6)の前に現れた(909)と手を組んで、(6)が思い描いているよ
うな、"夢見る人"(1955)の監視を(2)に命じられる。(6)自身、
が(1955)と同じ事をしていることもあり、何故自分ではなく
(1955)ばかりを探っていくのか。

何だかイマイチよく分からない様な状況だった。
毎回(6)は何処かで目覚めるという状況からスタートするけど、
その辺は一体どういう設定なのか。

この世界に於ける監視社会の怖さみたいなものが面白く描かれ
ているし、自由とは名ばかりの、監視の中での制限のある
自由ということで、まさに冷戦下の共産圏の様で、ちょっと
したピリピリムードも存在している。

(909)と(11-12)の繋がりなど、イマイチ何故二人の間で繋がっ
ているのかよく分からなかったし、雰囲気は面白いのだけど
何をしようとしているのか手探りの状況は三話の段階でも
続いている。

(2)の妻がクスリを飲んでいる件と何ら関係があることなのか。

多くの人は今回のターゲットでもある(1955)と同様に夢見て
いるであろう事は明らか。ただその気持ちを押し殺して生きて
いるところは、現代社会と通じる物がある。

時折挿入されるマイケルと女性・ルーシーのやりとりは何を
意味しているのか。スマコア社とか、目的部とか、色々と
気になる単語は見えるものの、それが意味するところは何な
のか分からない。
(2)を殺してしまうという選択肢は、ここでは使えないのだろ
うか?

最後、おいたが過ぎた(1100)が処分されてしまう辺り、ちょ
っぴり切なかったかも。クリニックであるあのトンネルとは
一体何だったのだろうか?