ステート・ウイズイン 〜テロリストの幻影〜
(2006 イギリスBBC) The State Within

http://www9.nhk.or.jp/kaigai/statewithin/


第7話 戦争への秒読み


脚本/Lizzie Mickery、Daniel Percival
監督/Daniel Percival

さていよいよ最終話。

最終話になってボロボロとシナリオの整合性を図るシーンが
数多く出てきたなという感じ。

怪しかったのは、娼婦のウォルトンが殺されたときに居た
ビリーという名の浮浪者が出てきたこととか、マシュー・ワイス
に捜査の協力を申し出た後に、すぐにウォーカーの家にたどり
着いて写真が見つかったこととか、キャロラインが父親の資料
を捜索していると、スイッチの注文の取引の映像が何故か
残っていて出てくるところとか。

結局全てはゴードンによって操られていた。
一番怪しく振る舞っていたリン・ワーナーさえも彼によって
利用されていたという事で、最後の最後でどんでん返し的な
展開だけど、複数の企業が絡み合っていて、それがどの勢力
の意図によって起こされたことなのかが途中で混乱することが
有ってイマイチ事実が判明しても爽快感がないんだよな。

外国人の顔って覚えづらいって事もあって、あなた誰?状態に
陥ることもあったし、NHKのホームページが無かったら分かり
づらい作品だったかなと思う。

結局謎の男はアメリカ国防情報局の男でしたな。

案外既得権益の奪取に怯えるイギリスが日本のようにも思えて
アメリカってそれだけ嫌な奴なんだなという事がよく分かるよ
うな感じだった。

皮肉なのはマークの嫌うウズマンを最後は守るような展開に
なっていることだね。

マーク・ブライドン (Jason Isaacs) イギリス大使
ニコラス・ブロックルハースト(Ben Daniels) 参事官
フィル・ロンズデール(Neil Pearson) 公使
ジェーン・ラバリー(Eva Birthistle) 人権担当
クリストファー・スタイルズ(Noam Jenkins) 国務次官
リン・ワーナー (Sharon Gless) 国防長官
カール・ガルシア(Ron Lea) 国家安全保障担当補佐
ジェームズ・シンクレア (Alex Jennings) 元駐チルギスタン英
アザム (Louca Tassone) ジェームズの息子
サイーダ (Daniela Lama) ジェームズの妻

ゴードン・アデア (Ted Whittall) CEO
キャロライン(Genevieve O'Reilly) 外交専門家
ジョージ・ブレイク(Marnie McPhail) 特別捜査官
ルーク・ガードナー (Lennie James) 死刑因
マシュー・ワイス(Aaron Abrams) 新聞記者
イーシャン・ボリスビッチ (Paulino Nunes) 反政府派リーダー
ハッサン・カーン(Vijay Mehta) テロ実行犯
ウズマン・チルギスタン 大統領
チャールズ・マッキンタイア 社長 (元軍人)

ジェニファー (Briony Glassco) 大使館員
ブラッド・ゴドフスキー (Patrick Garrow)
ティム (Wayne Downer)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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