9mm サンパウロ市警捜査線
(9mm :Sao Paulo、ブラジル)

プロデューサー:ロベルト・ドアビラ
ディレクター:マイケル・ルマン
脚 本:カルロス・アモリン/ロベルト・ドアビラ

http://www.bs11.jp/drama/1089/
http://canalfox.com/br/series/9mm


第5話 監視された町 Olho Deles

脚本/Newton Cannito、Antonio de Freitas
Leandro Saraiva
監督/Michael Ruman
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刑務官のラザロは大好きな車を洗車する。妻のアルレチから
いい加減にして家に入ったらどうかと言う。子供も居る仲良し
夫婦だったが、ラザロは突然家族の目の前で射殺されて亡くな
る。

寝ているルイーザの元に電話が鳴る。
ブラジランジアで殺人事件が起きた事を知り現場に直行すると
女性捜査官のマルチネスから話を聞く。
ラザロは4発撃たれ、2発は体を貫通しているという。
ルイーザは、夫のラザロが全てだったというアルレチから話を
聞く。何者かに狙われているという心当たりは有るのか?
アルレチは有ると告げ、刑務官だったから敵が多かったという。
しかしそんな彼を誰も守ってくれなかったという事。

一方エドゥアルド率いるチームは、地下の部屋に部署を移動
させられる。未だにインターネットさえ使えない環境の地下室
に呆れ返る3Pたち。
ヘレン女史は、殺人課チームの長を集めて捜査会議を行う。
殺人局を統括するロベルトの後任としてやってきたヘレンだが
ロベルト同様に、エドゥアルドたちを目の敵にしていた。
エドゥアルドは職場の環境が酷く、タバレスも負傷した事で
戦力が減っており、検挙率も当然下がっている事を訴えるが、
ヘレンは今居る人材の適切な活用法を考えろという。

3Pは怪我して自宅でリハビリ中のタバレスの元を訪ねる。
タバレスの妻・セルマは暖かく迎えてくれた。しかしタバレス
は失業中の身であり、警察の仕事が出来ないばかりか、車いす
の状況で雇ってくれる所など無いと悲観する。
3Pは隣人の美女について尋ねるが、あれはファクションと呼ば
れる組織の女だとして関わらない方が身のためだと言われる。

ルイーザはラザロについて調べていると、彼の勤務先は
フランコ・ダ・ロッシャだと分かる。そこにはトーモ(司令官)
が収監されている刑務所だった。

刑務官のマウリシオは囚人たちに届いた手紙を一つ一つ囚人房
まで届ける。その中でアバカチがバウミールと呼ばれる老人を
挑発するのを見てマウリシオは怒りに奮わせる。

3Pはタバレスに彼が休み中に変わった事を語る。
後釜にヘレンが居座っていること。悲観的な彼をなんとか励ます
3P。話題はアバカチの事になり、タバレスはあんな男は死ぬべき
だと告げる。刑務所に居るので誰も手が出せないとするが、
タバレスは殺す手は有るのだという。

ルイーザはアルレチから供述を取ろうとするが、彼女は家の周り
で監視するものたちの姿を確認し、今話すことは出来無いという。
ルイーザはエドゥアルドに保護すべきことを訴えるが、その為に
は検事の許可が要るのだった。エドゥアルドは担当検事ではなく
カイオ・グラコ検事の元を訪ねる。面会するには待つ必要が
あると言われ、仕方なく待合室で待つことに。
一方ラザロの犯行にはファクションが関わっているのではないか
として、オラシオと3Pに地元で聞き込みをするよう告げられる。
町でも有名なBMという男性が怪しいと踏んで、彼が足を運ぶ
喫茶店で聞き込みするが・・・

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タバレスは負傷したまま

猫の手も借りたいときなのに、タバレスは車いすでリハビリ
状態。なんだか動けないことで思い詰めている感じがした所が
不気味。最後にエドゥアルドの所に電話していた感じだった
けど、ちょうど検事が出てきたことで電話には出られなかった。
大事に至らねば良いけどね。

ラザロは刑務官

話しを聞いていく内に、刑務官とはいえ悪いことに加担している
感じだね。車を所持している辺りは、裏との取引で金を儲けて
いるってところなのだろうか?

主犯はファクションか?

当初はエドゥアルドたちもファクションの存在を疑っていたけど
ボクシングジムをしているアジルソンに話しを聞いたところでは
ブラジランジアを担当している軍警察を調べた方が良いような
事を口にする。
そして彼からは殺人犯は必ずしも悪い奴とは限らないとの
謎のメッセージを受ける。

犯人は軍警察だった

BMも加担しているようで、ファクションとは対立の関係にある
のかな。
裁判所や警察では裁けないような事を彼らが裏で手を回して
行っているようだ。
最後3Pが殺されてしまうのではないかとドキドキしたけれど、
実際にはマネというファクションに全ての罪を着せる為の
行動だった。

エルミリオ中尉は黙して語らず。

不正だという事を知りながらも、町中の人たちが監視者という
事もあって密告は出来無い感じだった。
サンパウロの町は、大抵町全体が協力関係にあるので、一人で
も警察に密告したりすると裏切り者扱いされて殺されてしまう
所があるね。これでは本当の悪とは戦えない感じ。

エドゥアルドは検事局に入り浸り

今回殆ど活躍しなかったね。
ブラジルでも許可を取るのは大変そうだ。
しかも秘書からは的外れな返答ばかりが返ってくるところが
また空しさを助長させる。


エドゥアルド役:ルシアーノ・キリノ
オラシオ役:ノリバウ・リッゾ
トレスペー(3P)役:ニコラス・トレビジャーノ
ルイーザ役:クラリッサ・キステ
タヴァレス役:マルコス・セザーナ

ジョアナ - オラシオの妻 (4)
ジルソン - オラシオの息子 (4)
ロベルト - 上司 (4)
ダニ - ルイーザの娘 (4)
マルチネス - 女性捜査官 (5)
ラザロ・カルヴァリョ - 刑務官、被害者、32歳(5)
アルレチ - ラザロの妻 (5)
フレイタス長官 - 警察の偉い人
ヘレン - ロベルトの後任の上司 (5)
セルマ - タバレスの妻 (5)
マウリシオ - 刑務官 (5)
トーモ(司令官) - 収監されている (5)
アバカチ - 悪の組織のボス (5)
バウミール - 囚人のお祖父さん (5)
エルミリオ中尉 - 軍警察 (5)
シャヴィエル少尉 - 軍警察 (悪) (5)
マテウス兵長 - 軍警察 (悪) (5)
ルーカス軍曹 - 軍警察 (悪) (5)
カイオ・グラコ - 検事 (5)
マネ - ファクションの一人 (5)
アジルソン - 元刑務官、ボクシングのコーチ (5)
BM - 自称前線警察 (5)
ジュリオ - アジルソンの孫?ボクシング (5)


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