9mm サンパウロ市警捜査線
(9mm :Sao Paulo、ブラジル)

プロデューサー:ロベルト・ドアビラ
ディレクター:マイケル・ルマン
脚 本:カルロス・アモリン/ロベルト・ドアビラ

http://www.bs11.jp/drama/1089/
http://canalfox.com/br/series/9mm


第7話 問題児 Garoto Problema

脚本/Newton Cannito
監督/Michael Ruman
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車で走行中のフェリピはバイクと衝突する。
フェリピはかつて殺人事件の容疑者として扱われたことの有る
男だったが、母親は有名な女優・イレーネ・マルコンデスとい
うことも有って上手く交わされた事があった。
バイカーの男たちは、フェリピが轢いた相手よりも自分の車を
心配しているのを知って激怒。殴り飛ばして警察へと連れて行
く。

3Pは麻薬捜査局で従兄弟のマリオに呼び出される。プレゼント
だという彼は奥の部屋に通されるとそこには、かつて殺人容疑
で検挙まであと一歩の所で逃がしてしまったフェリピの姿があ
った。憎しみの込み上がる3Pだが、銃を取り出すも、フェリピ
からは完全に足元を見られて、虚仮威しである事がばれてしまう。
イレーネは息子を引き取りに警察署へとやってくる。警察署に
は彼女のことを報道するマスコミで溢れていた。
3Pは釈放されるフェリピたちの事を尾行する。
イレーネは3Pが尾行していることを知って警察に電話し、解決
して欲しい事を訴える。
フェリピは部屋でベッドに転がっていたが、クスリが欲しいと
して麻薬の売人・マルキーニョスに電話する。
母親が寝ているのを確認して外に出るフェリピだが、外に出た
途端銃弾を3発浴びて殺される。

すぐに警察は現場検証に訪れる。
イレーネは3Pが尾行してきていた事を知って、犯人は彼だと訴
える。
事態を知ったエドゥアルドは3P対して、昨晩のアリバイを聞き
出す。やっていない、何処にいたのか話しても信じてもらえない
という3Pだが、今のお前に選択肢はないとして、何処にいたのか
無条件で話せと迫る。

この事件をカイオ検事が担当することを知ってエドゥアルドは
安心する。公平な裁きを頼むという。カイオ検事はエドゥアルド
にこの事件には関わらない様告げ、その理由を後で話すという。
2時に約束の場所で逢おうという。

一方ルイーザやオラシオなど仲間たちは3Pを助けたいとして、
彼に夕べのことを聞くが、話してくれなかった。

上司のヘレンはこの件の担当をポンペウ署長が担当してくれと
告げ、エドゥアルドのチームは外れるのが筋であることを告げる。
エドゥアルドはポンペウに対して法に従って捜査してくれるよう
頼む。しかしエドゥアルドは彼から、君はタバレスの為にも
何もしていないばかりか、3Pに対しても何もしていない事実を
告げ、このままでは回りから仲間がいなくなるぞと忠告する。

フェリピ殺人事件に関して、関係者から事情聴取を行う。
バイカーのジョアン・カルロス、そしてフェリピの親友の
マルコス・ベルトラン、そしてイレーネや3Pからそれぞれ話を
聞く。フェリピが車で轢いたとするリンドマールという男性
について、彼を知る者を捜す。しかしバイクに"ドクロ"の絵
が描かれていた事や180cm褐色色の肌である事くらいしか誰も
知らなかった。

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殺人課の3Pが容疑者になる

最初の方の話を見ていないので良く解らない面があったのだけ
ど、過去に3Pはフェリピによって出し抜かれたことが有ったのか
な。母親が名声のある人だと、こういうボンボンが育ってしまう
という典型的なのなのかもしれない。

全ては麻薬捜査局による仕業?

3Pの従兄弟のマリオが3Pの為に、彼を捕まえたのかな。
あのバイクの男も恐らく警察関係者のディアゴ?だったのかも
知れない。
犯人だけでなく、この界隈は警察署でも都合良く自らの身を
回るために偽装工作するのが流行っている感じだね。

エドゥアルドは足止めを食らう

エドゥアルドは署長として、もう少し部下思いの面があったり
金に屈しない実直さが有るのかと思っていた。
しかし今回、カイオ・グラコ検事によって完全に飼い慣らされて
しまった感じだったな。
あの美人秘書に誘惑されて、3Pの非常事態に高級なスーツを
買いにいき、髪型を変え、そして楽しい一時を送る。
こんな上司だったら、部下たちは離れていってしまうかも知れ
ないね。

3Pは意外と臆病?

フェリピによって挑発されるけれど、流石に手を出さなかった
所は良かった。でもいざ容疑者として捕まりそうになると、
自殺しようとする姿があったし、刑務所での暮らしに変になり
そうな所があった。
足が不自由なタバレスが励ましに行く所は、良かったね。

麻薬捜査局の調書は都合良く書かれたモノ

バイカーの男・リンドマールを探して何とか3Pの容疑を晴らそう
と奔走するルイーザとオラシオ。しかしフェリピを捕まえた際
に取った調書は全てデタラメ。リンドマールという人間がいた
のかどうかも分からない。

それでも助けたのは麻薬捜査局

売人の一人・マルキーニョスを殺害して、フェリピ殺害の銃を
その場に置いて行くことで、3Pの容疑が晴れる。
違和感を覚えながらも、それ以上追及しない所もまた微妙な感じ。

3Pの名前の由来

彼の本名は、ペドロ・パウロ・パシェコという。その先頭の
頭文字を取って3Pらしい。

エドゥアルドと父親の関係

度々エドゥアルドの想像の中で父親の姿が出てきたけど、今回
養護施設の中にいる父親の姿があった。
病気で長くはないような感じだけど、エドゥアルドは父親から
まともに相手されたことが無く、父親だと思っていない事を
告げる。アジルソンからもう許してあげろと言われるが・・・


エドゥアルド役:ルシアーノ・キリノ
オラシオ役:ノリバウ・リッゾ
トレスペー(3P)役:ニコラス・トレビジャーノ
ルイーザ役:クラリッサ・キステ
タヴァレス役:マルコス・セザーナ

ジョアナ - オラシオの妻 (4)
ジルソン - オラシオの息子 (4)
ロベルト - 上司 (4)
ダニ - ルイーザの娘 (4)
マルチネス - 女性捜査官 (5)(7)
ラザロ・カルヴァリョ - 刑務官、被害者、32歳(5)
アルレチ - ラザロの妻 (5)
フレイタス長官 - 警察の偉い人
ヘレン - ロベルトの後任の上司 (5)(7)
セルマ - タバレスの妻 (5)
マウリシオ - 刑務官 (5)
トーモ(司令官) - 収監されている (5)
アバカチ - 悪の組織のボス (5)
バウミール - 囚人のお祖父さん (5)
エルミリオ中尉 - 軍警察 (5)
シャヴィエル少尉 - 軍警察 (悪) (5)
マテウス兵長 - 軍警察 (悪) (5)
ルーカス軍曹 - 軍警察 (悪) (5)
カイオ・グラコ - 検事 (5)(7)
マネ - ファクションの一人 (5)
アジルソン - 元刑務官、ボクシングのコーチ (5)(7)
BM - 自称前線警察 (5)
ジュリオ - アジルソンの孫?ボクシング (5)
ペイショット大佐 - 軍警察の上官 (6)
アナ・リジア - 検事の妻 (6)(7)
アデリア・フレイタス - フレイタス長官の娘。署長の元彼女 (6)
ポンペウ - 署長。タバレスが仕事を求めに行く。 (6)(7)
フェリピ・マルコンデス - 3Pが探している? (6)(7)
イレーネ・マルコンデス - フェリピの母。女優 (7)
ディアゴ - 麻薬捜査局の刑事
マリオ -  麻薬捜査局の刑事。3Pの従兄弟
マルキーニョス - 麻薬の売人
ジョアン・カルロス - バイカーの一人
マルコス・ベルトラン - フェリピの友人
レイナルド・Aロペス - イレーネ家の警備員
ヴィラヴェルデ署長 - 警察


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