9mm サンパウロ市警捜査線 (9mm :Sao Paulo、ブラジル) プロデューサー:ロベルト・ドアビラ ディレクター:マイケル・ルマン 脚 本:カルロス・アモリン/ロベルト・ドアビラ http://www.bs11.jp/drama/1089/ http://canalfox.com/br/series/9mm |
第12話 語られたウソ Imprima a Lenda
脚本/Newton Cannito
監督/Michael Ruman
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麻薬捜査官の署長アルベルトは、この日いつものように組織犯
罪・ファクションのもので麻薬の売人たちから金を回収する。
しかしその中にいた女が、アルベルトが私の友達を殺害したと
言い始めると、売人は双方から話しを聞いて真実を知りたいと
いう。しかしアルベルトは会話を拒否し、オレが誰だか知って
いるのか?と告げると、売人たちはオレらにも道徳は有るという。
アルベルトは銃を取り出すが売人たちも銃を取り出し一触即発
の状態。しかしその場は何とかやり過ごす。
アルベルトは帰宅の際に、車の中で信号待ちの中、マリオと電話
で会話している所を、先程の売人たちに殺害される。
AM3:00にアルベルト署長が殺害される!!捜査中の殺害だと
マスコミも報道する。今年に入って南部の殉職者は35名にも
なり、昨年よりも20%増加していた。一般市民は不安を感じて
いるハズだという。
一方監察官のパウラはブルーノ殺害に関して、オラシオを問い
詰める。ブルーノはオラシオが捜査していた被疑者であること。
そんな彼が何故死んだのかと告げ、オラシオの銃を見せるよう
要求する。しかし彼は銃はなくしたと告げる。パウラは絶対に
逃がさないという。
その頃、警察官の死亡増加を受けてカイオは、フレイタス長官
が何もしないことを非難する。このまま何もせずにファクション
に屈するのか?ファクションによると思われる犯罪の増加率は60%
だとして、終止符を打たないといけないと告げ、我々がサンパ
ウロに平和をもたらすとエドゥアルドに告げる。
ルイーザはオラシオに対して、ブルーノの件を問い詰める。
ブルーノ邸に行ったことは知っているとして、彼が残したメモ
を見せる。するとオラシオはあまりこの件に首を突っ込むな
として、子供のことは自分は殺していない事を告げる。
エドゥアルドはアルベルト署長殺害に関して、意欲的な行動
を見せようとしていた。3Pに対して、アルベルトの写真を見せ
3Pの従兄弟・マリオの上司だが、面識は無いのか?と尋ねるが
知らないという。
3Pはタバレスを誘い巡回に行こうとするが、タバレスは断る。
タバレスは3Pに対して、アルベルトと付き合うなんて正気じゃ
ない事を告げる。すると3Pもまたタバレスに対して、銃弾に
倒れてから随分弱虫になったなとして喧嘩することになる。
何故アルベルトが殺害されたのか。3Pは自分の彼女であるヌビア
に電話するも不在。マリオは3Pの元に来ると家族が団結しない
といけないと告げ、アイツらは皆殺しだと激怒する。
一方会見場に向かうカイオ検事はフレイタス長官とすれ違う。
カイオは長官に傍観している事を非難するが、時に妥協するの
も必要だという。しかしカイオは保身は自分の目標ではないこと
を告げ、マスコミの前でカイオ検事は治安維持のために、これま
でとは違って、犯罪者の特権を剥奪して全てのリーダーを捕ま
える事を発表する。
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★警察官と組織犯罪ファクション、悪いのはどっち?
警察官はファクションからワイロを受けて犯罪を容認している
部分がある。しかもそんなワイロを受け取っているのは、サン
パウロでは英雄であるアルベルト。3Pの従兄弟のマリオと手を
組んで、金を受け取る姿が度々描かれるが、今回はアルベルト
が一人の男を殺害したことが発端で話がややこしくなっていく。
★エドゥアルドの父・ジェネジオは末期癌
常々ジェネジオは息子の重荷になりたくない事を口にしていた。
ガンのクスリは高額で、確かにエドゥアルドに負担は大きかった。
しかし結果としてジェネジオはガンの検査で陽性だと判明し、
クスリを過剰に摂取して亡くなってしまう。
エドゥアルドが帰宅した際に、毛布を掛けるが、あの時点で既に
亡くなっていたのだろうね。
★オラシオは追いつめられていく
監察局のパウラと同僚の刑事・ルイーザから疑われて、絶体絶命
のピンチのオラシオ。勿論彼の本意ではなく、常に息子の
ジルソンを助けるために殺害を繰り返していた彼。
しかしルイーザの元にジルソンが相談に来たことから状況は
一変。パウラによって問い詰められるオラシオに対してルイーザ
が助け船を出す。
★麻薬捜査官のマリオは、トーヒに全面戦争を挑む?
トーヒの親戚の女性を拉致して、金を要求。
20万レアルを持って現れるが、彼らを殺害して更に40万レアル
に増額するという無茶プリ。
トーヒは激怒し全面戦争を宣言。それを知ったアジルソンは
何とか仲裁しようと、トーヒに語りかけたり、エドゥアルドに
仲裁を求めるが、彼は協力するのを拒む。
★カイオ検事もこの町にどっぷりとハマっている人
結果として彼は金と言うよりも名声が欲しいのかな。
エドゥアルドがマスコミ対応で目立つ姿を見て、面白く無さそ
うな顔を見せていた。
しかも英雄だとされたアルベルトに汚職の疑惑が出てきたこと
を報告されると、事実よりも伝説が面白ければ伝説を語るまで
だという。
町を守るために数値をでっちあげて、情報を操作するカイオ検事。
汚職するよりもマシでは有るんだけどね。
★オラシオの銃はフェレイラが持つ
この件はきちんと処理されるのかな。
最終話は相当ドンパチが行われそうな感じだけど、その流れで
フェレイラを殺害してしまったりしてね。
それよりもオラシオの息子・ジルソンは本当の子では無いのね。
エドゥアルド役:ルシアーノ・キリノ
オラシオ役:ノリバウ・リッゾ
トレスペー(3P)役:ニコラス・トレビジャーノ
ルイーザ役:クラリッサ・キステ
タヴァレス役:マルコス・セザーナ
ジョアナ - オラシオの妻 (4)
ジルソン - オラシオの息子 (4)
ロベルト - 上司 (4)
ダニ - ルイーザの娘 (4)
マルチネス - 女性捜査官 (5)(7)
ヘレン - ロベルトの後任の上司 (5)(7)
セルマ - タバレスの妻 (5)
マウリシオ - 刑務官 (5)
トーヒ(司令官) - 収監されている (5)
アバカチ - 悪の組織のボス (5)
カイオ・グラコ - 検事 (5)(7)
マネ - ファクションの一人 (5)
アジルソン - 元刑務官、ボクシングのコーチ (5)(7)
ジュリオ - アジルソンの孫?ボクシング (5)
ペイショット大佐 - 軍警察の上官。ルイーザと・・ (6)(8)
アナ・リジア - 検事の妻 (6)(7)
アデリア・フレイタス - フレイタス長官の娘。署長の元彼女 (6)
ポンペウ - 署長。タバレスが仕事を求めに行く。 (6)(7)
フェリピ・マルコンデス - 3Pが探している? (6)(7)
ディアゴ - 麻薬捜査局の刑事
マリオ - 麻薬捜査局の刑事。3Pの従兄弟
マリア - カンジダの娘
カンジダ - 目撃者
ヴァルカス - 養護施設
ジェネジオ - エドゥアルドの父
ビリリコ - アバカチの関係者
ディエゴ - 事件関係者
ジョアン - 事件関係者
ライムンド - 養護施設の看護師
ゼリータ - 警察署の書記
パウラ - 検事。ルイーザに協力
フェレイラ - クラコランジアのボス。オラシオの知人?
アルメイダ - 検事。刑務所に収監されているリストを貰う
ヌビア - 3Pの彼女
ブルーノ・サレス - オラシオが殺害
マスカレーニャマ - 医師
シダ - タバレスが飲食するバー店主
アフレード - ファクションの一人
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