クルーソー
Crusoe (2008年)

http://www.bs11.jp/drama/1173/


第1話 黄金の島 Rum

脚本/Stephen Gallagher 監督/Duane Clark
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沖には難破した船。海岸には人々の遺体と船の残骸が漂着する。
唯一の生存者・ロビンソン・クルーソーは、海岸を歩き回るも
生存者が居ないことに気がつく。唯一の慰めは思い出に浸る
事だった。

そんな中、島での生活にも板に付き始めた頃、イギリスの旗を
付けた小舟が島にやってくる。ロビンソンはすぐに用意していた
仕掛けを作動し、救難信号とばかりに火を焚いて煙りで合図を
送る。そして島に到着した者達に近づいていくと、相手は容赦
なく銃弾を撃ち込んでくる。相手に敵意があると分かると、
向きを変えて林の中に逃げ込む。いざという時に用意していた
仕掛けを使って敵を一人一人罠にかけて殺害していく。しかし
中にはそんな罠を警戒してくるものも居た。
ロビンソンはそんな一人・テベスに追いつめられるが、彼を
助けに来るのはフライデーだった。形勢は逆転し、彼に何者
なのかと問い詰める。スペイン船に6年間搭乗していたので
スペイン語が話せるという。何故丸腰なのに攻撃してきたのか
と問うと、この島にはスペイン人の残した黄金が有ると言われて
おり、リーダーのリンチがお前のことを追えと指示したからだと
いう。

ロビンソンはリンチを縛り上げてリンチと交渉する。
そしてこれまで二人が亡くなって船に空きが出来たはずなので
変わりに乗せて欲しい事。黄金については要らないと告げ、
黄金を探す邪魔はしない事を告げる。信用できないと言われると
せめて本国に帰ったら島のことを話して欲しいと告げる。
しかしリンチはそれを許さず、ロビンソンに対して無条件に
道案内しろと要求する。一体何処に道案内するのか?という
問いかけに、一人の囚人の男の背中にはこの島の地図が彫られて
いた。協力しないとフライデーを殺すとして銃を突きつける。
しかしフライデーは相手の手を振りほどくと、崖からジャンプ
して落下する。生存は絶望かと思われたが、彼は崖にしがみつ
いており、自力ではい上がって武器を取りに行く。その様子を
ロビンソンは確認していた。

地図には"キスの岩から 最高峰へ、そして鷲の目から地底へ"
と書かれていた。一体どういう意味なのか?ロビンソンは分から
ないとしながらも、海賊の一人・ジュディが目的地に連れて行け
と迫る。そして私達の船に乗ろうなどという希望は捨てろという。

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既に漂流した後の話から。

唯一の生存者として島で生活し、既に有る程度の文明らしき
ものを手に入れている。
故郷であるイギリスに戻りたい事。この島の事を地獄だとして
いることからも、相当ストレスが溜まっている様だ。

島にやってくる海賊たち

イギリスの旗を掲げていた為に仲間かと思って思わず丸腰で
彼らの前に現れてしまう。実際には黄金が有るという話を
聞いてこの島にやってきた悪者たち。
リンチを筆頭として、ジュディという気の強い女性がその中に
は居た。

この島で暮らすもの

ロビンソン・クルーソー以外にも黒人の男性・フライデーが
居る。ドラマが進行する中で、何故ロビンソンと一緒に生活
しているのかが描かれる。同じ仲間たちから何故か殺されよう
としている所をロビンソンによって助けられた様だ。
それ以来ずっと協力し、兄弟のようにして暮らしている感じ。
しかしフライデーを襲っていたのは原住民なのか?


ロビンソンのイギリス時代の思い出

母の死が描かれたり、父親の関係なども描かれた。
母の名はアリス・クロイツネール。1668年11月12日に亡くなった
との事。
母の死がきっかけで声を掛けられたスザンナとの熱愛の様子
も描かれる。スザンナの父は金持ちの商売人の様だ。
ロビンソンはスザンナの為に新居をプレゼントし、商船の権利
を買って商売しようと考えているみたい。

しかし何故ロビンソンが船に乗せられ、この島にたどり着いた
のかまでは描かれなかった。

そしてブラックソーンという富豪との関係も気になるところ。

リンチに振り回されるロビンソン

銃を突きつけられて案内役をさせられるロビンソン。
しかし結局黄金を見つければ殺すのだろうとして、リンチと
駆け引きに出る場面が有った。
何度か逃亡を画策するも捕まったり、そして後々やってくる
スペインの湾岸警備員たちの挙動によって、再び振り回される
事になる。

良く解らない存在のジュディ

ロビンソンとは恋心が生まれていたのだろうか?
突然強い態度に出たり、味方すると言ってみたり、なんか
良く解らない人物。ロビンソンにはスザンナが居るので相手役
には成り得ない感じもするが、今後も登場するのだろうか?

やたらと仕掛けだらけ

マンガの世界の様な光景。
宮崎駿のアニメを見ている様な気分にさせてくれる。

これだけのものが発明できれば、この島を楽園にすることも
可能ではないか?

黄金を見つけるが・・・

結局海に捨ててしまった。
海賊たちも諦めて帰国する様子。


ロビンソン・クルーソー (Philip Winchester) 主人公
フライデー (Tongai Arnold Chirisa) ロビンの友人
ジェレミー・ブラックソーン (Sam Neill) 父の知人
スザンナ・クルーソー (Anna Walton) ロビンの恋人
サントス・サンタナ (Joaquim de Almeida) スペインの湾岸警備隊
ジェームズ・クルーソー (Sean Bean) ロビンの父
キャプテン・リンチ (Jonathan Pienaar) 海賊のリーダー
ジュディ (Georgina Rylance) 海賊の一味
フェンウィック (Bob Goody)
バッグウェル (Lawrence Joffe) 海賊の一味・ハゲ
ティベッツ (Grant Swanby)
ラポート (David Osborne) 囚人。ピラニアに喰われる
ドーバー (Kenneth John)
クック (Daivy Kuiper)
ソフィー (Elsa Bodle)
若い頃のスザンナ (Barbara Bielecka)


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