クルーソー
Crusoe (2008年)

http://www.bs11.jp/drama/1173/


第8話 英雄と悪人 Heroes and Villains

脚本/Cameron McAllister 監督/Michael Robison
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クルーソーはフライデーと共に狩りに行く。
最近肉抜きの食事ばかりだとするが、フライデーは果物の方が
健康的で毒抜きの効果が有るという。
フライデーはヒアリを集めて歩く。危険な蟻なのに何故集めて
いるのか?と尋ねると、薬効成分が含まれているのだという。

そんな中、アジトに戻った二人の前にオリバーがやってくる。
彼女はクルーソーたちに停泊している船が直ったことを告げる。
現在アトキンスが船員たちを働きづめにしているとし、48時間後
の満潮の時に出航しようとしているようだと語る。船長たちは
船底に捕らわれているとすると、クルーソーは二日以内に彼ら
を助けようという。オリバーは自分にも手伝わせて欲しいと
頼む。これまでの航海の中で自分のことを女性だと気付いた
船員の事を喉を掻き切りって来たという彼女。

一方オリバーは船底に捕らわれているものたちに健康診断に赴く。
彼女はエリザベスやテイラー船長に対して、帰れる日も遠くは
無いこと。希望はあると告げる。オリバーは見張りの男が飲む
酒の中に睡眠薬を仕込み、クルーソーたちを船の船底へと
連れてくる。クルーソーは改めテイラーに会うと、お前達を
助ければイギリスまで同行させてくれるか?と尋ねると、その約束
は有効である事を告げる。武器は倉庫に有るのでそれを奪い
深夜に奪還計画を実行するという。リーダーのアトキンスを
オリバーが森の奥へと誘導する間に、自分が船にやってきて、
船員を助けると共に、船員を寝返りさせると告げる。

クルーソーは英国を出航する時を思い出していた。
何故自分が狙われていたのか。あの時もクルーソーに襲いかかる
ものが居て戦いになった記憶が蘇る。

テイラー船長の下にアトキンスがやってくる。
彼は船長に全財産をこの出航につぎ込んでおり、どうせ破産の身
である事を指摘する。
一方エリザベスは先日フライデーの事を差別的に扱ったことに
謝罪する。


クルーソーは船を奪還しイギリスに帰国する事は出来るのか?
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いよいよ船の修復が終わる

船に捕らわれている船長達を助けて何とか英国に帰りたいクル
ーソーは、オリバーと共に計画し、船の奪還を目指す。

アトキンスの圧政が部下を縛り付ける

前任者も部下達に厳しい視線を落としていたし、アトキンスも
また船長の座を手に入れるとあくどい奴になってしまうのね。
しかも結果的にテイラー船長もまた、あくどさを発揮した。
みんな殺害して上陸するっていうのは許されない事なのか?

オリバーは再びクルーソーを助ける

身を挺して彼を銃弾から守る辺り、相当彼女は彼に惚れているな。
今回は銃弾を浴びたので助からないと思ったけど、フライデー
が集めていた蟻が意外な活躍を見せる。

ブラックソーンの意図は?

死体置き場でブラックソーンとジェレマイヤがクルーソーの
遺体を確認しにくるシーンが有った。昔はクルーソーを養子に
しようとし、今度は彼の息子を支配しようとしている。
その意図は一体何なのだろうか?

スザンナは家財道具の全てを差し押さえられる

スザンナの兄がまた妹に対しても容赦がない。
精神的な病気じゃないか?というくらい外道さ加減が、その後
の展開を期待させる。
クルーソーが戻ってきたときに、これらの陰謀が暴かれることと
きっちりととどめを刺してくれる事をただ望むばかり。

ドラマの脇の甘さ

殺せる場面で殺さない。あきらめが早すぎる。
人間の欲は際限がないなど、なんとなくこのドラマ、島に
無理矢理留めさせようとする意図が存在し、無理に出国出来ない
ようにしているとしか思えない。

アトキンスを恐れているけど、全然強くもないし、何故わざわざ
船長が居ないと何も出来ないのか。
船の登録や乗船員の確認がないと入国は出来ないのかな?


ロビンソン・クルーソー (Philip Winchester) 主人公
フライデー (Tongai Arnold Chirisa) ロビンの友人
ジェレミー・ブラックソーン (Sam Neill) 父の知人
スザンナ・クルーソー (Anna Walton) ロビンの恋人
ジェームズ・クルーソー (Sean Bean) ロビンの父

ジェフリーズ (Joss Ackland) 判事
オリビア (Mia Maestro) 医者・男装している
サミュエル・タフレー (Mark Dexter) オリビアの兄
ローリー (Sean Higgs) 医者、オリビアの上司


ネーサン・ウェスト (Kieran Bew)
ウィル・アトキンス (Jeremy Crutchley) 海賊
テイラー (Danny Keogh) 船長
エリザベス (Michelle Bradshaw) テイラーの妻
グレース (Alex McGregor)
ダベンポート (Andre Jacobs)
ホッジス (Pierre Malherbe) 海賊の部下
--- (Graham Clarke) 暗殺者
--- (Robin Smith) 船底のガード
ソフィー (Elsa Bodle)
オーファン (Emily Millicent Mott) クルーソーの娘


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