クルーソー
Crusoe (2008年)

http://www.bs11.jp/drama/1173/



第13話 回帰 The Return

脚本/Stephen Gallagher 監督/Michael Robison
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ブラックソーンはロビンソンの持つ出生証明書を奪うために
島に来ていた。ブラックソーンはサミュエル・タフレーやネイ
サンウェスト他、金を払って連れてきた人たちに、まずは奴隷
(フライデー)の方を殺せと命令する。

ロビンたちはブラックソーンの合図で、一団に加わろうとする
が突然発砲され襲われる。二人は急いで安全なところへと隠れ
る。
一方船長はブラックソーンの前に行き、彼は貴方を愛している
のに何故こんなマネをするのか?と尋ねる。金を払っているの
だから命令通りに動けばいいという。

サミュエルとネイサンは森に逃げ込んだ二人を追う。
何故ロビンはあんな奴隷と一緒にいるのかとし、ネイサンは
私がロビンを殺すという。幾らサミュエルでも義弟は殺したく
無いだろう?という。
ロビンはフライデーに対して、ブラックソーンが強請られてい
るのだとして、彼を助けることを告げる。フライデーは無茶だ
と告げるが・・・

甲板長はトバコ島で流行している黒死病感染者をこの島に連れ
てきたらどうかとブラックソーンに提言するも、他人には任せ
られないとして断る。クルーソーは腕の立つ奴らに殺させる
とし、サミュエルとネイサンに対して、一緒にロビンが住んで
いた小屋に大事な物を取りに行くと告げる。
その話を聞いていたロビンは、黒幕がブラックソーンで有った
事を初めて知る。
ロビンはフライデーが襲われているのを助け、敵はブラックソ
ーンで有ったことを語る。

ブラックソーンを先頭にサミュエル、ネイサンの三人は小屋へ
と向かう。一方甲板長は部下たちに、周りは海なので誰も逃げ
られはしないとして、ロビンたちを捕まえろと指示する。

フライデーは何故子供の名付け親である彼が襲ってくるのか?
と問うと、ロビン自身も彼はいつも親切だったのに何故なのか
と疑問に感じる。これこそイギリスの新聞に記載されていた
"偽りの友"だと語る。彼を殺害しようとするフライデーに対して
スザンナと子供達が無事である事を確かめてからだと告げる。

その頃イギリスではスザンナとオリビアはロビンの子供である
ダニエルとソフィーを探して回る。
二人はその頃ブラックソーンによって施設へと預けられていた。
しかしその施設は劣悪な環境で、身寄りのない子供達を預かり
手袋を作らせている所だった。

クルーソーたちも急いで小屋へ戻る。彼らも先回りして小屋に
向かっている事を知る。

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ロビンを殺害しようとするブラックソーン

ドラマとして危険なのは、ロビンがブラックソーンの事を危険
な人物だと認知していないこと。
気がつくと背中から刺されている事なんて状況もあり得る訳で
無防備な状況で接している事への恐怖心を感じる物だった。

まぁ開始後比較的初期の段階で彼が首謀者である事を知って
行くけどね。

ブラックソーンはロビンの出生証明書を求める

小屋に行き、彼が所持して居るであろう証明書を奪いに行く。
しかし見つけることが出来ずに、小屋全体を燃やしてしまう
という暴挙。

上手いことブラックソーンが聖書を投げてくれたので、燃えずに
済んだ所が皮肉だね。

酸性の川、ピラニアの川、ロープで渡る渓谷

アドベンチャーにありがちな状況設定だけど、そんな地理的
条件も上手く活用された。
ブラックソーンは竹で作ったはしごを酸性の川に落としてしま
うけど、みんなジャンプで十分に渡る事が出来たのではないか?
わざわざ捨てなくても帰りのことも考えて、避けておけばいい
のに。

ロビンの生活した6年

海賊や人肉を食べる種族との戦いによって、かなり戦士として
強く成長していた。戦闘の時にはフライデーに助けられる事も
多かったけど、今では立派な戦士だね。

二人を相手にしても勝利した彼。
でもいつでも殺せる機会があるのに、みすみす逃している印象
も有るかな。

サミュエルから全てのことを聞く

ブラックソーンの兄・ウィリアムとロビンの母が取り交わした
契約のこと。当時のイギリスは常に長男の家系が遺産を優先的
に相続されていくということで起きた悲劇なのかも。

ロビンの子供たちを育てようとしているのかと思ったけど
殺すために養子にしようとしていたのね。

ロビンはブラックソーンと取引する

出生証明書を渡す変わりにイギリスまで船で乗せていって欲しい
という。神の前で裏切る俺を信用出来るのか?と言われたとき
確かにそうだと思った。
でもロビンは、彼が愛したアリスの思い出に誓わせた。

黒人差別が激しいイギリス人

フライデーは乗せては行かないとの事で、結局ロビンも島に
残ることになった。ただ船では船長が目から出血していた事
からも黒死病が蔓延しているのは明らかだという。
船底にいる人物は誰なのかと思ったけど、病気を持つ人だった
のね。

結局元の位置に戻る

ロビンたちは結局島から脱出する事は出来なかった。
ただイギリスでロビンの帰りを待つスザンナたちの状況はかなり
一変した様子。果たしてこの島を見つけて助けてくれる人が
居るのか。

ロビンソン・クルーソー (Philip Winchester) 主人公
フライデー (Tongai Arnold Chirisa) ロビンの友人
ジェレミー・ブラックソーン (Sam Neill) 父の知人
スザンナ・クルーソー (Anna Walton) ロビンの恋人
ジェームズ・クルーソー (Sean Bean) ロビンの父

ジェフリーズ (Joss Ackland) 判事
サミュエル・タフレー (Mark Dexter) スザンナの兄
メアリー・クルーソー (Emma Barnett) ジェームズの妹

ソフィー・クルーソー (Harriet Rogers) 8歳
ダニエル・クルーソー (William Cooke) 6歳
ネイサン・ウェスト (Kieran Bew)
オリビア (Mia Maestro) 医者・男装している
サントス・サンタナ () クルーソーに信頼を寄せている。病気


--- (Andrew Brent) 船長 (甲板長)
--- (Peter Ivatts) モンク
ボスン (David Butler)
--- (Iain Winter) 船員
--- (Jason Kennett) 船員
--- (Vincent Laurentis) 船員
--- (Cordell McQueen) 船の修理士


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