ロスト・ルーム the lost room (2006年) 北米気鋭のスタジオ“LIONSGATE”製作、60分全6話に対し総制作費 10億円という巨費が投じられた傑作ミニシリーズ。本作は米SyFyチ ャンネル（当時Sci-Fi）にて2006年12月放送、大反響を巻き起こし その後世界50カ国以上でオンエアされた話題作 http://www.superdramatv.com/line/lostroom/

第6話 所有者 The Occupant

脚本／Laura Harkcom, Christopher Leone 
監督／Craig R. Baxley
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鍵を失ったジョーは、バスの切符から所有者の出身地を割り
出す。1961年に、その土地で失踪した男が何かを握っていると
確信を持つが居場所が分からない。
スードを再び訪ねたジョーは、“オブジェクト”追跡地図デー
タに空白域を見つける。
“オブジェクト”への人々の思惑が混沌とするなか、ジョーは
娘と再会できるのか…。 
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なんだかよく分からないエンディングだった。

それよりも前回、保管庫に閉じこめられた気がするんだけど、
いつの間にかジョーは地上に出てきているのね。

結局OBJは誰が作った物なのか分からないし、所有者の存在も
イマイチよく分からない。ただ所有者自身がオブジェクトに
なった事は、どうやら前任者が居るようで、その人物が亡くな
った事で能力を引き継がれた様子。
で、所有者はメイベルとの写真を彼女に渡していたけど、二人の
関係って何だったのでしょうか?

ウォリーの切符を見ると、元々の所持者がアリゾナ州のウィリー
ブルックの出身だと分かり、その土地で61年に失踪した人物
を調べていく。メイベル・スミスという女性が、当時おかしな
人物と接触していることを知る。
女性から写真を見せられるけど、メイベルさんから一枚しかない
想い出の写真を持って行ってしまうところは、ちょっと信じら
れないかも。なんという非情な男・ジョーなんだ。

オブジェクトの流れを把握しているスードによって、その動き
の流れを調べてみると、砂漠の町・グリーンバレーにOBJの
流れが接することのない土地が有ることを知る。
その町の療養所に10号室の人物が入院しているけど、彼自身が
オブジェクトだとすると、スードは彼自身の存在に気がついて
いなかったのか?
OBJ同士が引き寄せられる時の衝撃が、所有者自身の心を蝕み
OBJと接することを遠ざけていたみたいだね。

この人物と共にモーテルにいき、娘と会いたければ俺を
殺せと言うけど、殺したところで何故娘が助けられるのか、
その辺の情報が皆無なだけに不自然きわまりない。

結局カールもなんだかよく分からないし、教団の存在、ジェニ
ファーたちの流れもかなりグダグダで存在意義さえ掴みづらい
ものがあった。
マーティンの存在もかなり胡散臭く、都合良く設定されすぎて
いる感じがしたね。

続編を意識し、そこで全ての謎を解決しようとしていたのだろうか。
まず間違いなく作られることはないけど、アメリカのドラマもこの手の
ミステリードラマが多いな。