リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班
Re:Genesis (2004年カナダ)


第6話 生体実験 The Trials

脚本/Chris Philpott 監督/Don McBrearty
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プリオンワクチンの件でデビットはウィルス混入の件に関して
は公表せず、アメリカ鶏肉大手がリコールする事で決着する。
シューラー下院議員はキャロラインにこの一件での尽力を尽く
してくれた事に感謝を示す。
そんな中、シューラーはキャロラインに頼み事があるという。
上院議員ジェームズ・ベンイブリッジの息子・ライアンが現在
白血病に於いて治験を受けようとしているところであり、
その治験に安全性は有るのかどうか判断に求めるものだった。
治験に参加した子供の一人・
マックスウェル・ピーターソン
(11歳)
が治験を受けた後に亡くなったのである。
上院議員と病気の子供のため、恩を売っておくチャンスだと
いう。彼は科学技術委員の一員だと告げる。

その頃デビットは、国際植物会議の場でアフリカに伝わる解毒
剤が有りエボラを止める効用が有るために、
ミランダウィルス
に対しても適用してみようとカルロスに語る。
そんな中、デビッドに仲裁役を引き受けて欲しいとキャロライン
がやってくる。遺伝子治療を行う
ジュリアス・ブッカーが行って
いる治験に
ローレン・フォーリー研究主任が安全性に於いて
噛みついたというのである。
その頃、ボブは
リッチモンドと密かに会う。ウィルスとその
ウィルスに関する資料を横流ししていた。

デビットはキャロラインと共にローレンの元を尋ねる。
デビットとローレンの二人は学部が一緒だったとし、既に顔見
知りだった。ローレンから治験で行う事への安全性に関して
相談される。白血病の診断を一年前に受けたマックスウェル
少年は治験を受けて4時間後に急変して亡くなったというので
有る。恐らく良いウィルスを体内に注入した際に、免疫システム
が過剰に働いた為のものではないかという。しかし2人の同様の
治験者は上手くガン細胞を絶つことに成功していること。
急性骨髄性白血病(AML)にはよくある事ではないのか?とするが
ローレンは、ブッカーが研究資金を滞らせない為に研究を
続けている事を非難する。
ガン治療の市場は年間200億ドルが動き回るもので、
アプリエッ
クス製薬
はこの一件で巨額の利益を得ようとしている事を告げる。
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今回は白血病の治験に関するもの

絶対的なサンプルが少ない中で決断を求めていくというのも
ちょっと酷なものがある。ブッカーが行っている事は、金儲け
の気持ちもあるけれど、ガン細胞を一瞬でも排除出来ている事も
確かだ。

ローレン・フォーリーとデビットの関係

デビットは彼女のことを教科書的で創造性に欠ける人物だと
いう。いつも型どおりで学生時代から変わっていないとの事。
デビットは殆どローレンに対して耳を貸さなかったけれど、
データ上では何を基準として判断すれば良いのか難しい者が
有るね。

デビットは世紀の発見の為に動く

正直デビットの心の中には、白血病の治験の事など全く
眼中にない。なんと言っても絶対凍土の中からスペイン風邪
で亡くなり葬り去られたジョージ・エドワード・クレインの
墓場を見つけたためのもの。昔の人は処理に困ってこういう
土地に埋葬したのだろうか?

ミランダ・ウィルスに関するもの

ザンジンガーはデイジーの父親である事が遺伝子レベルで
判明する。徐々にではあるがミランダウィルスの件も真相
究明に近付いているのかな。

白血病治療のために・・

ブッカーがやろうとしている方法とは、風邪ウィルスをガン
細胞に送り、RNAに干渉させて抑制効果を期待するというもの。
ガン細胞が次々と作る変異タンパク質を妨害して作らせなく
する。
ガン治療の新薬に関しては、WOWOWで放送していたドラマ
パンドラ
でも風邪ウィルスと絡ませ有って確立していく
方法が描かれていた。

目の前の案件を軽視するデビットにメイコは仕掛ける

実際の患者の家族と接触させて、この一件を軽視せずに扱って
欲しい事を語る。
まぁ全ての件をデビットの責任にするのは酷な展開だけど、
確かにあまりデビットという人物に人間的な良さを感じるもの
は無いな。これぞ研究者の典型って所なのかな。

リリスはミックとクジラに会いに行く

デビットから渡されたクレジットカードを使って遠征する。
ミックがかなりの薬を持参してくるところが痛々しいものが
有ったかな。やっぱり彼は亡くなってしまう運命にあるのか。

デビットの犯した罪

ジョン・リッチが相当目の色を変えていたけど、デビットは
この一件を軽く考えすぎていた事が気になる。
一話の中でデビットが狙われている様な描写が有ったけど
彼らに襲われるのだろうか?


デビット・サンドストロム (Peter Outerbridge) NorBACの主任科学者。専門は分子生物学。
キャロライン・モリソン (Maxim Roy) NorBAC管理責任者
カルロス・セラーノ (Conrad Pla) NorBACの研究員。医師
メイコ・トラン (Mayko Nguyen) 専門は生物情報学。
ボブ・メルニコフ (Dmitry Chepovetsky) 専門は生化学。
ヒラ・カーン (Mishu Vellani) 研究員怪しい??
ウェストン・フィールド (Greg Bryk) キャロラインのアシスタント。
リリス・サンドストロム (Ellen Page) デビッドの娘。
ミック・スローン (Mark Rendall) クローン人間?


ジル・ラングストン (Sarah Strange) ヒラの後任?
シューラー (Rosemary Dunsmore) 下院議員
コリン・リグビー (Vincent Walsh) イギリス諜報機関・MI-5
ジョー (David Lyle) 墓堀人
ジュリアス・ブッカー (Patrick McKenna) 研究者
ローレン・フォーリー (Michelle Nolden) 研究者
ジョン・リッチ (Eli Gabay) 白血病のジャスティンの父


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