リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班
Re:Genesis (2004年カナダ)


第7話 HIV Faint Hope

脚本/Lara McKinnon 監督/Don McBrearty
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デビットは、ブッカーが推し進めていた治験の継続の判断を巡
って、中断させるべき問題はないとして継続にゴーサインを
出す。その途端に
ジョン・リッチの息子・ジャスティンは治験
を行うも4時間後には昏睡状態に陥ってしまう。
デビットはバスケットボールをしながら、この一件に対して
もっとしっかり関わるべきだったという。しかしカルロスは
この件は研究所全体が関わっており、ミスしたとすれば全員の
責任だと告げる。
回復した子の脳を調べると正常であることが伺える。しかし
どの人物も染色体異常が見られた。AML患者にはよく見られる
ものだという。デビットに判断を迫ってメイコも反省し、ちょっ
と急かしすぎたと呟く。しかし2人の子だけが何故違う反応を
示したのか。

イターソンの死因は体内に
過剰な免疫活性化タンパク質が出来た
事によるもの。ジャスティンは
ブラスト細胞(ガン細胞)が過剰に
出たこと
だった。治験の治療のせいでそれらが現れたのか、
それとも原因は別にあるのか。
デビットはジャスティンの病室に行くと、看護師から24時間の
検査データを見せるよう求める。

その頃カルロスは
ヒューストンに居た。旧友であり彼の初めて
の恋人・
ロイドに会いに来たのである。カルロスはロイドに会う
と何故すぐに知らせなかったのかと問いつめる。ロイドはHIV
陽性で症状が現れかなりステージの進んだ状態だった。ロイド
はカルロスに対して治験の段階の治療を受ける事は出来ないの
か?と問う。

その頃、ジルはデビットの元に来ると、先日見つけたスペイン
風邪の患者の細胞から解析を進め、治療薬の特許の申請を考え
ていた。このデータを元にwhoにワクチンを作らせれば、優秀な
人材・施設が有るwhoならば一年内に開発できるだろうと告げる
ジル。しかしデビットはそのつもりは無いとし、ワクチンは
この研究所で作ると語る。それはデビットのエゴだと非難する。

ロイドはHIVについてカルロス以上に最先端の治療法に関して
勉強していた。ロイドは、
ジュディ・ビューイック博士が提案
している
長期未発症者の肝細胞を使った治療法が自分に適用で
きないかと告げる。

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AML患者の治験の件

難しい決断に迫られたデビットだけど、真剣に向き合うことなく
決断を見せたこと。そしてその結果かどうかは判明して居ない
ものの新たな被害者を出してしまった事で、後悔の念を感じる。

治験を主導しているブッカー

ストックオプションの株によって、治験が認可すれば275万ドル
を手にするブッカー。その事をウェスが調べた訳だけど、
デビットはブッカーに同情的立場。何十年も研究している事で
有り、研究者に対する報酬や待遇の低さを考えれば、そのくらい
の利益を得るのも当然との立場みたい。確かに研究には金も
かかるだろうしね。治験が実を結ぶのならば安いかも。

治験の結果

8人の患者の中、6人が回復、2人が悪化。
何もしなければ8人が悪化していた事を考えれば確かに決して
治験の選択は間違いではないのかも。
しかしジャスティンは治験適用後僅か4時間で、急性転化し
発作が起きてしまった。

原因を調べていくと、既に治験の前に急性転化の状態にあり
患者家族の意向で治験に突入していた事を知る。

カルロスのエピソード

なんと彼はゲイだったというのが衝撃だけど、それ以上に
ウェスがHIV陽性の診断を受けていたというのが更に驚いた。

カルロスの最初のパートナーのロイドがHIVの末期。
その治療の為に、HIV陽性でも病状が発症しない患者の精子と
卵子を受精させて、その細胞を体内に注入する事で抗体を
作ろうとして居るみたい。
果たして治るのだろうか?

リリスとミック

ホエールウォッチングに行った二人。
二人はモテルで一晩を共に過ごしたけれど、関係を持った
のだろうか?
結局彼はベンチで鯨待ちの状態で亡くなってしまうけれど、
ここまで病状が悪化しているとは思わなかった。

ミランダウィルスの流れ

今でも微妙に話が進んでいる。
リグビーから電話で、ザンジンガーの事を沢山の人が追って
いる事実があり、中でもパキスタン人が追いかけている事が
気になる要素として存在している。殺されたヒラ・カーンも
パキスタンの人。果たして何か関係があるのか?

カナダ・トロントで大規模停電

理由は分からないけど、停電のせいで一時研究所の仕事から
解放される。デビットの部屋でプチパーティーが有り、ボブ
とメイコが参加。メイコってアジアン系の顔をしていたけど、
ベトナムの人みたいだね。実際演じているMayko Nguyenは
ベトナムとカナダのハーフの人みたい。


デビット・サンドストロム (Peter Outerbridge) NorBACの主任科学者。専門は分子生物学。
キャロライン・モリソン (Maxim Roy) NorBAC管理責任者
カルロス・セラーノ (Conrad Pla) NorBACの研究員。医師
メイコ・トラン (Mayko Nguyen) 専門は生物情報学。
ボブ・メルニコフ (Dmitry Chepovetsky) 専門は生化学。
ヒラ・カーン (Mishu Vellani) 研究員怪しい??
ウェストン・フィールド (Greg Bryk) キャロラインのアシスタント。
リリス・サンドストロム (Ellen Page) デビッドの娘。
ミック・スローン (Mark Rendall) クローン人間?


ジル・ラングストン (Sarah Strange) ヒラの後任?
シューラー (Rosemary Dunsmore) 下院議員
コリン・リグビー (Vincent Walsh) イギリス諜報機関・MI-5
ジュリアス・ブッカー (Patrick McKenna) 研究者
ローレン・フォーリー (Michelle Nolden) 研究者
ジョン・リッチ (Eli Gabay) 白血病のジャスティンの父

ロイド・ピーターマン (David Storch) HIV。カルロスの元彼
ジュディ・ビューイック (Tannis Burnett) HIV研究
--- (Gema Zamprogna) ジュディの学生
--- (Grace Armas) 看護師
イリアナ (Linda Prystawska) HIV、長期未発症者
--- (Roger Periard) 老人。海岸にいた人?


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