リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班 Re:Genesis (2004年カナダ)

第8話 大停電 Blackout

脚本／Jason Sherman 監督／John L'Ecuyer
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カナダ一帯を大停電が起こり、NORBACは調査を依頼される。
送電に使われている地下ケーブルが焼き焦げており、それが
テロによるものなのか、それとも古くなったケーブルが燃焼
したものなのか。
国土安全保障省のギデオン・ボスは、調査しているデビットと
ボブに話しかける。CIAはこの一件をテロだと考えており、
FBIは変電所の産業災害では無いかという。ATFは自然災害だと
してそれぞれ見解がずれていた。結論はNORBACに求められていた。
故意に燃焼させたとする証拠は無く、もしかすると固形窒素
を使って証拠を残すことなく焼いたのではないか?と疑う。
送電のケーブルは最新式のもので、腐食したとは考えづらかっ
た。
ギデオンによると、二週間前にこの近くで電気技師が補助線の
補修工事をしていた事を聞く。

デビットの元にリリスから電話が鳴る。
ホイールウォッチングについて尋ねると、リリスから元気の無い
声でミックが亡くなったことを聞かされる。
リリスが帰宅するのをバス停で待つデビット。落ち込む彼女に
気を遣うデビットは、リリスの大好きな韓国料理の出前を取ろう
と告げるが、すぐに彼女はベッドに横たわってしまう。

メイコとボブは出勤する際に話し合う。
停電はとても不便だというメイコ。ボブはこの程度では不便と
は言えないという。メイコは停電を喜んでいるのは、今日執行
されようとしている死刑囚である事を呟く。

今のところ故意にケーブルを焼いたとされる証拠はなかった。
地下のワイヤーは自然発火だというデビット。しかし何故
世間はテロだと思うのかと疑問に思う。ボブは地中のバクテリア
によってケーブルが切られることがあるのか調べるという。
一方カルロスはミランダウィルスについて、デビットに報告する。
ネズミ相手に実験したガルシニアコーランでは効果がなかった
という。デビットはラクダで実験しないとダメではないかと
告げる。デビットはカルロスにHIVの友人の容体を尋ねると、
治験によって良くなっている事を語る。

そんな中、キャロラインはデビットに停電の原因の見解を
尋ねる。CIAはテロリストをカナダからアメリカに入国させる
為に停電させたのではないかと疑っているという。無線を傍受
した結果、そんな情報を臭わすものを掴んだという。そして
アラブ諸国ではアルガマートという組織が一連の停電に於ける
件を自らが行ったものだとし、声明を発表しているのだという。

ボブたちはバクテリアの事を調べていた。地下には酸素が無い
のにどうやってバクテリアは生息し、どうやって爆発したのか。
デビットはギデオンが話していたことを思い出し、電気技師が
地下の工事をした際に酸素が送り込まれたのではないかと疑う。

リリスは帰宅するとソファーで眠っていた。
デビットはテーブルの上に置かれた睡眠薬が相当な数無くなっ
ている事に気がつき、慌てて彼女を起こす。リリスはクスリは
一個しか飲んでいない事を告げ、床に落としてしまった事を
語る。床に目を向けると確かに多数のクスリが散乱していて、
デビットはホッと胸をなで下ろす。
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★ミックを失ったリリスのダメージは如何に?

今回は完全にグロッキー状態のリリス。普段は大人っぽくて
しっかりとしている所もあったのにね。
デビットは娘の対応に苦慮していたけど、星空を見ながら
バルコニーで彼女に語りかける辺りは、彼女の気持ちをよく
捉えているし、科学者としての顔ではなく、上手く父親として
の役割を果たしているなという感じ。

★ボブはジルに恋をする?

ボブはジルに軽く振られただけで敏感に反応していた。
まさかと思ったが翌日には薔薇の花攻撃という事で、結構
積極的な所があるんだね。
同僚とは付き合わない事にしているというジルに対して、ボブ
には化粧品会社からの引き抜きの話があるという事で、付き合う
為にはこの道も有りという事なんだろうけど、まさかNORBACを
辞めてしまうのだろうか。

★キャロラインは乳ガンの疑い

カルロスに相談する姿があった。
キャロラインの母は41歳の時にそれが発覚し、同時にその年に
亡くなったという。果たして彼女はガンなのか。

★リリスの母・サラが初登場

デビットは娘のリリスへの対応に苦慮すると、妻に連絡を取る。
彼女は弁護士か何かなのか、忙しくしている姿があり、結果的
にデビットの元にいてもサラの元にいても娘は寂しい思いを
するような気がする。
これでリリスは暫く登場しなくなるのかな。

★電線が焼けこげた原因は?

従業員によると腐った卵の臭いがしたという。
硫酸水素塩を吸い込み、硫化水素をはき出して爆発したであろう
事を掴んでいく。
シカゴで見つかったバクテリアは絶縁体にも付着していた事から
プラスチックを分解するバクテリアなのかと疑っていく。

★ワイヤーの種類

パシフィックノース社製のもので、ワイヤーに使われている
物質は、テルル(Te)と呼ばれる元素番号52の物質。
インターネットで検索すると、テルルは、化学的性質は硫黄や
セレンに似る事、ガラスの赤色着色剤や光電池・整流器などに
利用されるとの事。

★結果的に自然発生のバクテリアなのか?

その辺はよく分からなかったけど、結果的に傷ついたワイヤー
からの電力の放出によって遺伝的変化が起こり新種を生んだ
という事みたい。一応テロではない事が分かる。


デビット・サンドストロム (Peter Outerbridge) NorBACの主任科学者。専門は分子生物学。
キャロライン・モリソン (Maxim Roy) NorBAC管理責任者
カルロス・セラーノ (Conrad Pla) NorBACの研究員。医師
メイコ・トラン (Mayko Nguyen) 専門は生物情報学。
ボブ・メルニコフ (Dmitry Chepovetsky) 専門は生化学。
ヒラ・カーン (Mishu Vellani) 研究員怪しい??
ウェストン・フィールド (Greg Bryk) キャロラインのアシスタント。
リリス・サンドストロム (Ellen Page) デビッドの娘。
ミック・スローン (Mark Rendall) クローン人間?

ジル・ラングストン (Sarah Strange) ヒラの後任?
シューラー (Rosemary Dunsmore) 下院議員
コリン・リグビー (Vincent Walsh) イギリス諜報機関・MI-5

サラ・サンドスロム (Julie Stewart) 離婚したデビットの妻
ギデオン・ボス (Alex Poch-Goldin) 国土安全保障省
フィッシュ (Allan Price) 医師
アン・カッツマン (Maggie Cassella) タイムズ紙記者
デニス・リッチマン (Heidi von Palleske)

--- (Christopher Lee Clements) シカゴの作業員
--- (Priya Rao) ウェイトレス

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