リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班 Re:Genesis (2004年カナダ) シーズン2 http://www.bs11.jp/drama/1292/

第1話 拉致 China

脚本／Avrum Jacobson 監督／John L'Ecuyer
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コロラド州・デーバーではデビッドが無断で掘り起こした
スペイン風邪発症の炭坑夫の遺体から派生し、ワシリーによっ
てこの世に菌がばらまかれた。死者13名を出したが早い対応の
お陰で、最悪のケースには至らなかった。
デビッドは責任を感じ、研究所を後にする。
翌日ボブは心配したとしてデビッドの元に行くと、彼は荷物を
まとめて旅に出ようとするところだった。ボブはスペイン風邪
の一件は君のせいではないとし、スペイン風邪が悪いのだと
するが、彼はそのまま出て行ってしまう。

6週間後、デビッドが行方知れずになっていることで、国土安全
保障省のスミスは研究員から事情を聞いて回る。
デビッドとはあれ以来話していないとし、彼が中国に行きたい
と感じたのも分かるという。メイコはデビッドは思いやりに
掛けるところが有るが、それを補うくらい沢山の良いところが
ある事を告げる。

そんな中、デビッドは中国に居たところを突然、人民解放軍に
身柄を拘束される。俺は拉致されるような偉い奴じゃないとす
るがパスポートまで取られてしまう。
彼が連れて行かれた先に待っていたのは、人民解放軍のハン将軍
で、デビッドの事を知っていた。
ここでは病気が蔓延しているとし、隔離キャンプは4カ所にも
及ぶという。22人が今日一日で亡くなったとし、連れてこられる
2/3の患者が死んでいると聞かされる。デビッドは完全な伝染病
だとしWHOには報告したのか?とするが、ハン将軍はメンツの問題
も有り知らせていなかった。

将軍はこのキャンプに居る研究員たちを紹介していく。
中国一の科学者・シュー博士(分子生物)、チョウ博士(微生物)
そして女性・リュウ博士(伝染病)。症状としては咳が出て
血痰が出るのだとし、細菌そのものが特定できないと告げる。
細菌を殺すための薬は全て試したというが・・・
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科学者として、しては行けないミスを犯したデビットは、傷心を
癒すために中国に渡る。
そこでデビットは人民解放軍によって捕らわれてしまう。
まるで常識の利かない中国の土地で、デビットは命の危機を
感じながら強制的に伝染病の原因究明のために奔走する。

なんとなく中国と言うよりはベトナムっぽいロケーションだっ
たけど、話の通じない中国の軍関係者によって、人権を無視
したやりかたで協力させられ、改めて中国の人権問題を非難
するような物語だった。

NorBACならば意外と簡単に解析できたであろう事例で、改めて
NorBACの優秀さを示すと共に、デビットが再び科学者として
働くまでの道筋を立てるような話でも有る。

衛星の通信に於いて、2400bpsのモデムを使っているというのは
不自然なものだったけど、色んなIPを通して通信しているで
あろう姿が涙ぐましい。

結局感染したのは、クレブシエラ菌とバチルスセレウス菌が
共生し、人間の免疫システムを破ったというもの。
菌自体は原型に近く、古代から有るものだと言っていたので、
そんなに珍しい物ではなさそうだが、二つの菌が交わることで
未知のような症状が出てしまうのね。

ドラマとしては中国周りの話よりも、その後に繋がるHIVに
関するエピソードにインパクトが有った。
オードリーに攻撃を加えても何の問題も解決するわけではない
のに、HIVの血液を注入されたオードリーはちょっと可愛そう
だね。

メイコの髪型が変わって、少々好みの髪型ではなくなってしま
った所が残念。シーズン1では滅茶苦茶可愛かったのにな。

ボブがデビットの事を心配している姿も印象的だった。
早いところボブの元にデビットも戻って欲しいね。