リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班
Re:Genesis (2004年カナダ) シーズン2

http://www.bs11.jp/drama/1292/



第2話 宿命 Escape Mutant

脚本/Tracey Forbes 監督/Bruce McDonald
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アメリカ薬事委員のオードリーはカメラの前で会見する中、
突然ショーンが彼女を人質に取り、アフリカの小児エイズ治療
に関する薬事委員の取り組みの不正さを訴える。彼が手にして
いた注射器はエイズ血液。ショーンはその場に駆けつけた警備
員によって頭を打ち抜かれて即死するが、倒れた拍子にオード
リーの首元に注射器が刺さってしまう。
オードリーは何と妊娠していた。パニックする彼女に、カルロス
はお腹の子・
リチャードの為にも横になってくれと落ち着かせ
る。

デビットはカナダのトロントに来ていた。
タクシーの中からキャロラインに電話すると、彼女も貴方に
話があるとして、オードリーの入院する病院へ呼び出される。
キャロラインはデビットと合流すると、オードリーに対して
ショーンが持っていた血液はノーバックの方で調べることになっ
た事を告げ、ウチには優秀な科学者・サンドストロムが居ること
を告げる。デビットからオードリーに今後の手順を語り、もしも
HIV陽性ならば治療法を考えると告げる。その際HIVは胎盤を
通る可能性は低いので、胎児は安心だと告げる。
デビットはキャロラインに対して、なんで患者一人に関わるの
か?とし、そもそも俺は二ヶ月前にノーバックを辞めたんだと
訴える。

ショーンの父・マクファーソンが遺体が息子の安置されている
場所にやってくる。カルロスが対応に出る。父は息子は至って
普通の子だったのに、何故こんな事をしたのかと嘆く。
カルロスは自分もショーンと同じくアフリカで国境なき医師団
で働いていたことを告げ、ショーンが手にしていた人形は
お見舞い人形だと告げ、これを手に出来るのはエイズに感染し
亡くなる人たちであることを告げる。アフリカの実情、そして
彼がエイズに感染していた事を考えれば、気持ちは痛いほど
よく分かるとし、絶望で自分を見失ったのだろうという。その
ペンダントは彼の優しさの証であることを告げる。

デビットは戸惑いつつもノーバックの施設に戻る。
スタッフたちは再会に喜ぶも、思ったほど意外だという表情を
見せなかった。しかしボブだけはデビットの事を何処か怒った
様子。
カルロスはキャロラインの元に行くと、施設の運営に口出し
する立場にはないが、やはり自分たちの施設がアフリカの
エイズ治療にも積極的に関わっていくべきではないか?と訴える。

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デビットが施設を辞めてから6週間が過ぎる。
中国を経由して再びキャロラインに呼び出されて施設に戻った
デビット。キャロラインによるとデビットが残したメッセージ
は辞表として受け取ってはおらず、スペイン風邪の件でも、
デビットが犯した事を対外的にもスタッフたちにも誰にも話し
をしていないという。
再び研究者としてデビットは最先端の研究に関わっていく事に
なる。

シーズン2はHIVとBSEがテーマとして存在していくのかな。

ボブが怒っていたり、ジルもまたデビットのした事に対して
遺恨もなくまた元の関係に戻れるのか?というものが有った
けど、二人が怒っているのは、どちらかというと騒動を巻き
起こした原因を作った事への軽蔑心ではなく、騒動の最中で
自分たちを見捨てたという意識が強いみたい。
一緒に深夜まで働く中で、ジルはデビットの事を許したみたい
だし、ボブに至っては、元々彼はデビット大好き人間なので
仲直りするのもそう時間のかかるものでも無かった。

今回は1話の最後で起きた騒動の続きもの。
HIVの血液を注入されたオードリーは、この騒動の犠牲者。
血液はその犯人であるショーン自らのもので、HIVにかかって
いたものだとするが、HIVと言っても新しい菌株であり、
ショーン自身もその事を知っていた様子。
問題はどのようにしてそれに感染したのか。

ショーンがアフリカで何をしていたのか消息を辿る事になり
そうだし、HIVに関するハウツーものになりそうな感じもする。
カクテルのようにして、抗ウィルス剤を作成したりするけど、
HIVにも癌と同様に色んな形のものが有るのね。

また一方でアメリカ・ペンシルベニアで起きた異常プリオ(BSE)
の鶏肉を食べた生徒たちの事が取り上げられた。BSEって
牛肉にばかり用いられるものかと思っていたけど、鶏肉でも
そんな可能性があるのね。

驚くべきはそれによって亡くなる人だけでなく、逆に能力が
開発されるという人物が現れている事。脳は解明出来ていない
事が多いと言われるけど、どういう事なのか。

メイコの髪型が少し戻ったので良かった。
でもボブの髪型からかちょっと厳つい雰囲気が出てしまったな。

デビット・サンドストロム (Peter Outerbridge) NorBACの主任科学者。
キャロライン・モリソン (Maxim Roy) NorBAC管理責任者
カルロス・セラーノ (Conrad Pla) NorBACの研究員。医師
メイコ・トラン (Mayko Nguyen) 専門は生物情報学。
ボブ・メルニコフ (Dmitry Chepovetsky) 専門は生化学。
ウェストン・フィールド (Greg Bryk) キャロラインのアシスタント。
ジル・ラングストン (Sarah Strange) ヒラの後任?


ショーン・マクファーソン (Andrew Bush) アフリカ小児医療を 
オードリー・グレイヴス (Helene Joy) アメリカ薬事委員
サイモン・ジェサップ (Darren Boyd) 英国・神経科学者
ジャック・ボーデン (Alan Van Sprang) アフリカ医療。カルロス友
--- (Jean Yoon) 看護師


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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