リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班
Re:Genesis (2004年カナダ) シーズン2

http://www.bs11.jp/drama/1292/



第5話 天使 Massive Changes

脚本/Jason Sherman 監督/Clement Virgo
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脳卒中で倒れた姉の息子・グレンを預かったキャロライン。
デビッドたちはN.Yの地下鉄内に住むオーウェンたちとの出会い。

帰国したデビッドたち。しかし施設では幹細胞を実験に使う事
を反対する女性が施設の前に陣取っていた。ジルが研究を重ね
ていた小児糖尿病の治療方法確立の過程で、認可のない韓国の
幹細胞を使ったのが問題視されていたのである。ジルはアメリカ
人であり、アメリカの研究者である限り、その様な違法行為は
法律上出来ないことになっていた。

ボブは帰国すると、キャロラインに逢い、グレンの為に購入し
てきたN.Yのお土産を手渡す。こすると臭いがするという絵本。
臭いは脳を刺激し、回復の手助けになるという。
デビッドはキャロラインの元に行くと、ワシントンではいつから
俺たちの研究に口を出すようになったのか?と問いつめる。
しかしアメリカが給料を支払っている科学者との契約に於いて
ジルは幹細胞の件で契約違反している事を告げる。運営予算の
7割はアメリカからの資金だとし、上院議員に釈明しなければ
ならないと告げる。

デビッドはジルの元に行くと、ジル自身は韓国の幹細胞や培養液
には一切関わっていない事にしようとし、全ては助手の
ジョナ
が使っていたようにしようと告げる。

一方
サンシャイン・デービス(15歳)ビリー・コナット(41歳)
が地下鉄で発症した病気について話し合う。しかし血液を
調べた結果、病気や機能障害、感染症の疑い、更にはウィルス
や細菌にも感染していない事が分かる。メイコによると神経病
の立場から見ると、
レッシュ・ナイハン症候群に病状としては
最も似ているが、レッシュ・ナイハン症は子供の病気であり、
生まれつき腎不全を持ち、成人まで生きられる可能性は低い
ものだという。しかも女性は保菌者になるだけで発症はせず、
遺伝の病気である事を告げ、この病気には該当しないのではな
いか?という。取りあえず環境サンプルを調べようと指示する。

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幹細胞を巡る倫理的な問題、そしてN.Yの地下鉄で発症する
謎の病気。そんな状況の中、デビットの父・トーマスから
電話が鳴る。なんとデビッドの母・リディアが昨日亡くなった
というものだった。

地下鉄の件では、どうやらメルボルンの遺伝子工学研究所が
改良したマリファナの品種が原因になっているような感じ。

環境サンプルを色々と取ってきたわけだけど、窒素、カリウム
糞便性大腸菌、高レベルの一酸化炭素、二酸化炭素、除草剤
や農家が使う肥料などを検出。それだけでマリファナやマジック
マシュルーム、アヘンを育てていると判明していく辺り凄いね。
まぁこういう事で路上生活者は生活費を稼いでいるのだろうけど。

今回デビッドの元にシンポジウムで過去に会ったとする女性から
電話が鳴り即Hモードに突入したけど、如何にもジルと衝突させ
る為だけに出てきた感じ。

突然のデビッドの母・リディアの訃報。
デビッドの家庭の事情に関して、妻子の事についてはこれまで
にも言及が有ったけど、両親が存在していたというのは意外かな。
母は孤児で、父はスウェーデン人。随分父は亭主関白で、
デビットも父の顔色を伺うような人生を送ってきたみたい。

幼いときに飼っていた天竺鼠を巡って、その当時からデビット
は研究者気質が有ったことが伺えるし、今に至る理由付けが
成されている。

何故母親は意固地で気難しい父と一緒になっていたのか。
予告を見るとこのエピソードには続きが有るようだ。

またグレンに対する流れについても、ボブが彼を回復に導いて
行きそうな感じで期待できるものがある。

ジルの小児糖尿病の治療法に関しては、結局見つけることは
出来なかったというオチなのか? 人間の体の中で眠るレトロ
ウィルスの活動に対して示唆していたけど、これが働いたお陰で
治療法が確立できたのか、それとも確立できたように見えた
だけなのか・・・
取りあえず韓国の幹細胞には、レトロウィルスに感染していて
使い物にはならないという事だけは分かった。

デビット・サンドストロム (Peter Outerbridge) NorBAC主任科学者
キャロライン・モリソン (Maxim Roy) NorBAC管理責任者
カルロス・セラーノ (Conrad Pla) NorBACの研究員。医師
メイコ・トラン (Mayko Nguyen) 専門は生物情報学。
ボブ・メルニコフ (Dmitry Chepovetsky) 専門は生化学。
ウェストン・フィールド (Greg Bryk) キャロラインのアシスタント
ジル・ラングストン (Sarah Strange) ヒラの後任?


サイモン・ジェサップ (Darren Boyd) 英国・神経科学者
オーウェン (Michael Seater) ホームレス
サリー (Paulina Berger) "サンシャイン"、患者
ビリー (David Collins) ホームレス、発症
グレン (Jonathan Koensgen) キャロラインの姉の息子
コナー・マッギン (Maurice Dean Wint) アメリカ軍大尉

トーマス・サンドストローム (Marc Strange) デビット父
リディア・サンドストローム (Tammy Isbell) デビット母
Mrs.ニコラス (Arlene Duncan) 看護師、グレンの病院 
--- (Austin Renfrey) 若い頃のデビッド 
--- (David Macniven) 牧師
ヤスミン・イブラヒム (Melissa Veszi) デビッドとH未遂
Mrs.ジョンソン (Jude Beny)
ジョナ・リンバウイ (Richard Stewart) ジルの助手・研究者


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