リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班 Re:Genesis (2004年カナダ) シーズン2 http://www.bs11.jp/drama/1292/

第6話 政府の陰謀 Our Men in Havana

脚本／Tom Chehak 監督／John L'Ecuyer
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キューバからの亡命者であるサルバトール・チャリンガが経営
するフロリダの巨大オレンジ農園がピアス病菌と呼ばれる病気に
よって1万エーカーの土地の中の1500エーカーが汚染されている
事が判明する。
それを受けてコナーはNorBACに対して、調査を依頼する。
もしこれがキューバからの農業テロだとすると、アメリカ政府
はキューバの研究施設を空爆する事も念頭に置いていた。
コナーによると、シャープシューターと呼ばれるヨコバイが
媒介となったものだとする。キャーバに有る遺伝子工学センタ
ーを調べた結果、異常は無いとされるが、他にも7つの研究所を
調べる必要が有るという。

一方母・リディアが亡くなった事を受け、久しぶりに実家に
帰省するデビッド。そこで父と会うも相変わらず頑固な芸術家
の姿があった。しかし彼は家庭のことはリディア任せであり、
しかも高齢と言うこともあって、デビッドは介護士と会ってくれ
と頼むが、彼は自分のことは自分で出来るとして一向に話を
聞いてくれない。そんな中、キャロラインから電話で、フロリダ
でバイオテロが起きた可能性が有ることを聞かされる。カルロス
が先に現地に行っているのでデビッドにも合流して欲しいとの
事だった。

デビッドは母親が何故家庭では冷たく振る舞っていた父に固執
していたのか理解が出来なかった。
娘のリリスに電話するも、全く電話は通じない。
そんな中、頼んでいたケアサービスの女性・シャーロットが
やってくると、デビッドは彼女に任せて自分はフロリダへと
向かう。

一方研究所には未だに仕事を終えたはずの英国の研究者・サイ
モンの姿があった。パスポートを無くして再発行中だという彼。
そんな彼にボブは話しかけ、グレンの件で相談する。グレンに
話しかけると、反応する事を告げる、サイモンはそう言う患者は
恐らく耳が聞こえていて反応しているのだという。しかしまだ
未知の分野なので、治療しても治るかどうかは分からないのだと
いう。
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デビッドの母が亡くなった事で、彼自身混乱している中で、
新たにフロリダの農園で異常事態が発生する。アメリカでは
かつてキューバのサトウキビ畑でピアス病菌が蔓延したことが
有り、その時の菌株をキューバの研究施設で改良し、バイオ
テロを起こしたのではないか?と疑っていく。

とても複雑な事情が絡んでいそうな話で、デビッドらの調査結果
が即戦争やら空爆に繋がるという意味で、とても緊迫感に
溢れるものがあった。

まさかキューバの施設を調査できるとは思わなかったけど、
そこでの出会いがまた、デビット自身にプラスに働いていくと
言う意味で良くできた話だった。

キューバの遺伝子工学研究所には、フロリダで使われたと思わ
れる菌株が有ったわけだけど、創業していない研究所の冷蔵庫
に有るという時点で、実に疑わしいものがある。
それよりもこういう研究所の跡地に、防護マスクも無しに入って
いくのは怖くないのかな。

デビッドは母親が何故こんな意固地な芸術家に拘っていたのか
を考える。
スウェーデン人である父のトーマスが女性の前で裸になって
しまう辺り、ボケているのかオープンな性格なのか分からない
ものがあるな。

一方脳死しているグレンの件では、随分と反応の大きさが示さ
れた。サイモンも加わり本格的な治療に入っていくのか。
キャロラインがメイコやジルにもグレンの存在を話したことで
多少なりとも肩の荷が下りた事だと思うけれど、ジルって
もしかしてボブとキャロラインの関係を疑っていたりしたの
かな?