リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班 Re:Genesis (2004年カナダ) シーズン2 http://www.bs11.jp/drama/1292/

第8話 死の雨 Haze

脚本／Tom Chehak 監督／John L'Ecuyer
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チャリンガーの件を処理したデビッドは帰宅すると、ジルから
オーウェンの世話を押しつけられる。

朝、研究所に出社するボブの頭の中は、メキシコシティに接近
する二酸化硫黄を含むアジアの褐色雲の動向だった。
研究所の前に停めている人が車をアイドリングしているのを見て
思わず地球の環境破壊について語り始めるボブ。

一方カルロスの元にある荷物が届く。

キャロラインはグレンの件で一人オフィスの中で涙していた。

カルロスとデビッドは荷物を持ってキャロラインのオフィスを
訪れる。鍵がしているのを不自然に感じるデビッド。
荷物の件で、キャロラインはデビッドに説明する。
現在国土安全保障省が二人の科学者を監視しているという。
弟・ステファン(30歳)と兄・ビンセント(34歳)。シカゴの研究所
で働く科学者で最近ウィルスDNAを発注しているのだという。
デビッドは科学者ならば特に不自然ではないとするが、彼らは
アメリカ大統領の政策に反対を表明し、ワインを大統領宛に
送っているのだという。ワインは発送したのと共にウィルスの
発注をした事で、何らかの意図が有るのではないか?という。
アメリカの機関で調べたものの何も検出されなかった為に、
ノーバックでも調べて欲しいとの事。そしてシカゴの彼らの
研究所に行き調べに行くのでデビッドにも付いてきて欲しい
と命令する。
キャロラインはグレンを失い様子が可笑しいし、デビッドも
またオーウェンの件や、グレンの事を話してくれなかった事に
対してキャロラインに悪態を付いてしまう。
デビッドはカルロスにもその件で不満を告げ、ボブから間接的
にグレンの事を知らされて残念だと語る。

メイコはボブに話しかける。
雲は一日で100kmも移動していた。アジアの褐色雲がメキシコ
にまで到達した事、更に大気の層が逆転状態に有り、雲が予想
以上に低空に有ること、そしてメキシコ・プエブラ州に有る
ポポカテペトル山が今にも噴火しようとしており、下手をする
と二酸化硫黄が混合し、酸性雨を降らせるかも知れないという。
しかし前例もなく、警報は出せるが、1800万人のメキシコシティ
に住む住民を避難させるのは難しいという。

オーウェンはデビッドの居る研究所へとやってくる。
デビッドはアメリカへの旅費は出すから戻るよう説得する。
しかし自分は50万ドル相当のマリファナを処分したのだから、
戻ったら殺されると告げる。オーウェンは自分には話し相手が
居ないのでアドバイスが欲しいと告げる。
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デビッドはアメリカで大統領の政策に反発している科学者の
意図を探ろうとシカゴまで出張する。一方ボブは、メキシコを
襲う酸性雨に関して、警告をしていくが・・・

今回はみんな少なからず傷心しているとの事で、職場での人間
関係に於いて、ちょっと殺伐とした感じが漂っていた。
特にデビッドとキャロラインの関係は、キャロラインがグレン
の事を秘密にしていたこともあって、デビッドにはちょっぴり
彼女に悪態を付きたくなる状況が有った。

オーウェンは一体カナダで何をしようとしているのか。
この辺はまだまだネタフリさえ行われていない状況なので、
シーズン2の最終話まで関係を引きずっていくのかな。

ボブは今回科学者としてなんとか災害を停めたいとする気持ち
で焦る。
過去に起きた自然災害も科学者ならば止められたはずだとして
責任を感じている感じで、ボブの焦りが見て取れる。

デビッドが派遣されたシカゴの研究所。
ステファンとビンセントの意図は今のところ分からないけど、
科学者が一丸となって酸性雨の問題に対処していく姿は、なか
なか見応えがあった。
イラク戦争に於けるアメリカ政府の対応を非難しているみたい。
研究に於いてはHIVの治療薬ではなく予防薬を作るという。
注射器を使う方法ではコストがかかるために、パンに混ぜる
方法案を提示していたが、送ってきたのはワインだし、その辺
はまだまだ一癖も二癖も有りそうだね。

酸性雨は意図的にアンモニアや炭酸水素ナトリウムなどを
使って中和したり出来るのだろうか?