ザ・ファインダー 千里眼を持つ男
The Finder

Creator:Hart Hanson

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1400




 

Feb. 2, 2012
第4話 野球選手の宝物 Swing and a Miss

脚本/Aaron Ginsburg、Wade McIntyre 監督/Kevin Hooks
--------------------------------------------------------
イザベルは野球選手のフランクとデートする。
連邦保安官は年収5万ドルにも満たない事を告げ、フランクが
高給取りであり豪邸、高級車、そしてルックスである差を
差して、私の事をそれらで落とす気なの?と語る。
イザベルはウォルターに電話すると、"セフレ協定"を口にし、
C項を行使すると語る。"当事者が第三者と性交渉を持つ場合
には協定を一時停止出来る"というものだった。

イザベルはいざフランクの豪邸に入ろうとすると、フランクは
入り口のドアが開いている事を告げ、人が押し入ったのかも
知れない事を語る。イザベルは銃を手にすると、豪邸内に慎重
に入って行く。室内は荒らされていて、フランクはトロフィー
などが盗まれている事を語ると、イザベルはまだ室内に犯人が
いることを示唆する。犯人が裏口から逃走する光景が有り、
イザベルは銃を向けるが既に犯人は柵を乗り越えて逃走する。
フランクは何故銃で発砲しないのかとするが、背中から撃つこと
は出来ないのだと語る。
大事な物が盗まれた事を告げるフランクは、イザベルに対して
誰か私立探偵を知らないかと問う。本気で探したいというので
有れば心当たりは有るがちょっと変わった人物である事を語る。

イザベルはウォルターを紹介する為にバーへとフランクを
連れて行く。盗まれたもののリストを見せるが、ウォルターは
フランクが盗まれたものに関して何か隠している筈だと問い詰
める。俺もリトルリーグのピッチャーだったが、フランクには
負けるという。フランクは言い値で良いので探して欲しいと
するが、ウォルターは断る事を告げる。何かを隠しているから
だと告げ、そんな事では探せないのだという。

ウォルターの元にイザベルは近寄ると、C項のせいで探そうと
してくれないのかと問う。しかしウォルターは否定すると、依頼
人が何かを隠しているからだという。ウォルターはフランクが
作ってきた盗まれた物品リストを見るよう告げると、バッグ
の中身に関しては詳細に書いているが、トロフィーのことに関して
は名誉あるものなのに、単なるトロフィーとしか言及していない
事を不自然だと指摘する。彼に取っては記念ボールとかトロフィー
なんかよりもバッグの中身が大事なのだと語る。
イザベルは
私のためにも捜索して欲しい事を頼むと、ウソを暴い
たら幻滅するかも知れないぞと忠告する。

ウォルターはレオやウィラと今回の事件について話合う。
アルカイダと指名打者のどちらが反米的なのか。
ウォルターは指名打者だとするが、レオは当然アルカイダだろう
という。ウォルターは指名打者は集団の成功を追う共産主義の
象徴みたいなものだという。ウィラは自分も捜索を手伝わせて
欲しい事を告げるが、レオは危険なので連れて行くことは
出来ないとし、この店の留守番を頼む。

スポーツ有名人のグッズを盗まれた事を受け、盗品が売られて
いないかどうかスポーツグッズを扱うバリーを尋ねる。店主は
車椅子の男性だった。フランクの事を尋ねると、彼はグッズを
扱う店の店主らしく、今シーズン16勝した投手で、FIPもリーグ
で一番の数値を出している選手だろうという。自分の店は盗品
は扱っていないとするが、ウォルターは彼が偽物のグッズを扱って
いるのを知り著名人のサインを破り、何か情報を知らないか
と脅していく。するとその手の商品は
"双子"と呼ばれる人物が
扱っている事を告げる。乱暴者で逝かれた泥棒たちなので、
私の名前は決して出さないでくれと頼むのだった。

--------------------------------------------------------

イザベルが付き合いを始めた有名メジャーリーガーのフランク
の家に強盗が入り、色々と名誉あるトロフィーなどを盗んでい
く。イザベルはウォルターに探して欲しいことを訴えるが、
フランクは何を盗まれたのかに関して何かを隠していると考え
てそれを断ろうとするが・・・

前回レオを怒らせてしまったウィラとレオの関係が気になって
いたけど、とりあえずはご破算になっているようだ。
ただ今回のエピソードを通して、二人の関係がまた修復される
ようなエピソードを用意した感じだし、ウィラを捜査に加える
ことでまたドラマとしては、捜査方法に関してバリエーション
が加わったような感じがする。
ウィラの手癖の悪さというものを利用して、上手いこと捜査に
利用していたワケだけど、本来レオは彼女を危険な目に
遭わせないが為に、近くに置いておきたいとする意図が有った
のに、逆効果だった感じ。
ウィラを含めて三人で野球する姿が微笑ましく、これって儀式
なの?と語る姿がちょっぴり微笑ましい感じだった。

レオは子育てがうまくいかないかのように、ウィラに対する
指導的立場に苦悩している事を告げると、ウォルターからは
ルールを教えるのではなく、善悪の判断を教えるべきことを告げ
そのためにも多くの善悪を見せるべきことを主張していた。
珍しく正論だなとレオに言われていた。

また今回はイザベルが別の男性と付き合うことに関して、ウォル
ターが嫉妬しているのではないかとする疑惑を持ってドラマ
を盛り上げた感じだった。俺は嫉妬しないとしながらも、
ソファーに座るイザベルとフランクの間にちゃっかり座り込む
という辺りはわかりやすい行動ではある。

事件自体は盗まれたものがドラッグではないかと疑う流れが
有り、スランプから脱したのも盗まれたものの中にあるドーピング
様のクスリではないのかとする疑いをもたれた。
しかし実際には本人にしか分からない程度の価値であるソックス
だったこと。しかしそのジンクスであるソックスが本人に及ぼす
影響を考え、賭博に利用されるというのだからなんともいえない
ものが有り、そしてそれを手引きしているのが長年のコンビで
あるキャッチャーの仕業だというのだから切ない。

盗まれたものはソックスだとするフランクに対して、
そりゃ最悪(サックス)だなと語るところは言葉遊びの五段活用
って感じで、日本でもお約束のボケだったね。

また今回、孫子の兵法が引き合いに出された。
「金の橋を架けて敵を退却させよ」
「敵から遠ければ近いと見せかける」
というもの。
ドラマの流れに効果的な引用かどうかはともかくとして、
今回のエピソードはちょっとレオの暴力に頼りすぎているところ
が有って違和感が有ったかも。
ウォルターの方が寧ろ軍隊経験が有るので強いのかなと思うけど
彼って爆弾除去の技術班だったので、白兵に於いてはあんまり
強くないのかな。

ウォルターが流れの中で殴られたことで、気絶し夢を見てそれが
事件解法への道筋となるというのも一つのパターンとしてできあが
っているが、あの夢から解法へと導くのもまたちょっと違和感は
有る。

またウォルターとイザベルの間に交わされている契約もイマイチ
意味不明な感じだった。


・Candy Coated KillahzのJello Cup

ウォルター・シャーマン (Geoff Stults) 元米兵、元少佐
ウィラ・マンデイ (Maddie Hasson) 現在は保護観察中
イザベル・ザンバダ (Mercedes Masohn) 連邦保安官補
レオ・ノックス (Michael Clarke Duncan) 顧問弁護士

ティモ・プラウド (Toby Hemingway) ウィラのいとこ

クリスティナ・ファレル (Amy Aquino) 保護観察官

フランク・ヘイウッド (Lance Gross) 野球選手
ボビー (Jake Busey) "双子"、白人
タイソン (Amad Jackson) "双子"、黒人
オマリー (Mike Bradecich) キャッチャー
マーティ・ニックス (Chris J. Johnson) 違法賭博
バリー・バーリンジャー (Rick Zieff) スポーツグッズ店
--- (Sarah Lynn Dawson) Roulette Dealer
--- (Gregor Manns) Bouncer
--- (Rachel Ann Mullins) Waitress
--- (Andres Perez-Molina) Miami-Dade Detective
--- (Ignacio Serricchio)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system