ザ・ファインダー 千里眼を持つ男 The Finder Creator:Hart Hanson http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1400

Feb. 9, 2012
第5話 大脱走 The Great Escape

脚本／Emilia Serrano 監督／Seith Mann
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マジシャンの夢はラスベガスやモナコの大舞台に立つこと。
大小様々な劇場があるが、観客が求めているのは共通している。
それはマジックだということ。

プレストン(芸名:プレスト・マラテウス)は、この日レオの店
である"この世の果て"を尋ねてくる。ランダリウス教授からの
紹介で、ウォルターがフーディーニの拘束具を見つけ出した
有名人である事を知っていた。
ラスベガスのスカウトが劇場に見に来ており、プレストンは
なんとか採用される為に自分が持っている大技"フェニックス"
を披露しようとしたのだという。命がけのイリュージョンで
準備・訓練・そして演出は全て計算尽くで行っていることを
告げる。ウォルターは一体何を探して欲しいのか?と問うと、
プレストンは"フェニックス"は燃えさかる炎の箱からアシスタ
ントのアンジェリカを救出するものだが、マジックに失敗し
劇場を火事にさせた挙げ句、彼女自身が居なくなってしまった
のだという。仕事や名声、そしてマジック界での地位だけで
なく観客の喝采、そして愛すべき助手・アンジェリカも失って
しまったのだという。本来2つ目の呪文を唱えると炎は消える
手はずだったのだがどういうワケか消えなかった事を語る。
アンジェラカの行方を探して欲しいと頼む。人生の意味が消えて
しまったのだと語ると、マジシャンが助手をなくすなんて
なんて皮肉なんだと告げる。写真が有るかと問うと彼は彼女が
写っているポスターを手渡す。明日一緒に現場に行こうと語る。
これは明らかに自警だというウォルター。

翌朝、レイはウィラの住むトレーラーからティモが出てくるの
を見てショックを受ける。イザベラはレイに話しかけると、
レイかイザベラの恋愛が16歳のウィラに悪影響を与えていると
して非難する。ティモがウィラのトレーラーから出てきた事を
話すと、イザベルは二人は本当にいとこなのか?と問う。

現場を調べに行く。
プレストンの話ではアンジェリカを助手にしたのは1年前から
だという。
ウォルターは彼女が居なくなった可能性としては3つあると語り

1) 彼女は逃げた
2) 宇宙人の誘拐
3) 灰を残さず焼け死んだ

という。プレストンは突然誘拐されたのかも知れないと語る。
普通この手のトリックの価値はどのくらいするものなのか?と
問うと彼は10万ドル程度だという。
ウォルターはアンジェリカが隠れている筈の床のスペースには
更に隠し通路があることを知る。アンジェリカがトリックを
盗んで逃げたのかもしれないと語る。
ウォルターはダクトが何処まで続いているのを調べていくと
何故か防犯カメラのセキュリティ・ワイヤが切ってあることに
気が付く。

ダクトの先にはブルーキーズというホテルが有り、受付には
かつて靴屋で働き摘発を受けていたジョニーが働いていた。
ホテルの奧には金庫が設置してあり、ダクトの先はその金庫の
有る部屋に繋がっていた事を知る。恐らくマジックをするフリ
をしてアンジェリカが金庫の金を盗んだものかと思われた。
しかしいざ中身を見せてもらうと金が入っていることを知る。
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・マジシャンの元から消えた助手

マジシャンのトリックは10万ドル程度の価値があるということ
でプレストンの助手・アンジェリカがそれを盗んだのでは
ないかというもの。
当初は単純にアンジェリカが事故に巻き込まれたのではない
かとされていたけど、徐々に妖しい一面が発覚。
寧ろ刑事が先に見つけるべき案件だと思うけどマジックの
脱出用のダクトが隣のホテルの金庫室に通じているという
辺り相当違和感が有ったな。そもそも最初の捜査の段階で
ウォルターがダクトを調べた時にも相当歩く時の音は
聞こえていたしね。

金庫の金を盗まれたと思いきや最初見た時には盗まれていない
とごまかされる。しかし次の瞬間それが偽札で有る事が
判明した。

偽札と言えばシークレットサービスによる捜査が基本。
グリーン捜査官がやってきて捜査することになるけど、
ウォルターは彼女とは顔見知りのようで、保安官には
話せないけどウォルターには話す事が出来るという流れは
ちょっと違和感が有りすぎる。

偽札に使用されていた紙から美術学校の生徒の一人が大量に
購入している事が発覚して彼の事を追跡。
高級マンションでコピー機を使って印刷していた事が判明。
そこでアンジェリカとも対面するがバルコニーかから消えて
しまった。

ウォルターが今回見た夢に関しては、3人の人物が登場した
ことで役割分担され、共犯者は2人だと思っていたことが
実際には3人だと分かる。
そして印刷する人物の中に偽札を作る技術者がいるとの事
だけど単に家庭用プリンターで印刷しているのに技術者
なんて要らないって感じだった。

常に行動の逆を読まれているということで、ノースダコタ行き
のチケットではなく真逆のメキシコ方面に行こうとしている
ハズというまるで根拠のない憶測で捜査を行う。
最後は実に寒い扮装をしているアンジェリカを捕まえて一件
落着。

・ウィラとティモの意外な事実

この二人、ロマ族として5歳の頃には既にフィアンセと
して決まっていたらしい。
レオが早朝からウィラのトレーラーハウスから出てきた
のを見て心配する。16歳と言えばまぁ法的には許される
年齢ではないのだろうけど、アメリカでも今時の風潮から
も関係を持っていてもおかしい年齢ではない。
ただロマ族のウィラは結婚まで関係しない事を考えている
様だし、ティモには心から好きな人物が別にいるという
ことで、ジャド叔父さんからの許嫁の許可取り消しを
求めようとしている事が分かる。
その為には1万ドルが必要だということで今までウィラが
金を欲しがっていたところにはその辺の事情が有ったのかも
知れないけど、ウィラとしてはなんだかティモと別れたく
ないって感じだったね。

ウィラがウォルターの金庫を開けることが出来るようになっ
た際には心配したけど、ウィラとしても本当はここを出たく
ないんだろうね。前回ジュークボックスを直した時に不正
に金を得た流れが有ったけど、今回はウォルターとイザベラ
の関係を結びつけようとして写真を盗んだのだろうか?

金庫の中にはガラクタばかりが入っているとの事だけど、
金は相当有りそうだけど本当に無いのだろうか?

・イザベラの野望

正直イザベラとウォルターの関係ってよく分からない。
今回の話を聞くと最初はウォルターと付き合っていたけど、
前回は野球選手と付き合おうとしていた。そしてまたウォルター
との関係に戻った感じだけど、なんとなく関係はグダグダ。
イザベラとしては司法長官になってホワイトハウスで暮らす
のだという。ウォルターはこの土地を離れるわけがないので
フロリダ限定の関係とのこと。
しかしイザベラが確実に司法長官になれるという保障もない
し、なんで急に司法長官なんて言葉が飛び出したのだろうか?
しかも6年後だときっちり語っている姿も有ったしどういう事
なんだろう。