ザ・ファインダー 千里眼を持つ男
The Finder

Creator:Hart Hanson

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Feb. 23, 2012
第6話 宇宙人の来訪 Little Green Men

脚本/Will Pascoe 監督/Dwight H. Little
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人類は昔から星を見上げ疑問を抱いてきた。宇宙人は居るのに。

ホッジンズはウォルターの元にやってくると、ワシントン
来て欲しい事を語る。
半年前に宇宙飛行士のブラッドショー大佐ジェレミー・レン
少佐はミッションから帰還するために、シャトルを大気圏に突入
させて帰還の準備をする。ホッジンズによると、このときの
シャトルの侵入速度は2万7千kmだが、その2倍の速度で大気圏に突入
する物体が少佐のカメラによって収められているのだという。
ジェレミーはブラッドショーに対して今見た事を管制官に
報告すべきかと問うが、宇宙飛行士には暗黙の了解があり、
「説明の出来ないものには口を出すな」というものがあるのだ
という。少佐は管制塔のスキャンランに対して、サンタが見える
と曖昧な報告をすると、管制官からは太陽の黒点だろうと返信
が有った。しかしマッハ45の黒点なんてあり得ないという。
ホッジンズは俺は確かに根っからの陰謀論者で笑われるのも
承知だが、少佐が残したVTRを入手したホッジンズはそれを
見せる。すると少佐は「このVTRが世に出る頃に俺は死んでいる
だろうとし、シャトルが着陸する前に映像を取ったからだ」
語っていた。それが動画として出回った後、2週間後に交通事故
で亡くなっているのだという。それを見たウォルターはその
動画は何者かによって手を加えられている事を告げる。
真実をウソで塗り固めているのだという。
しかしまた少佐とシャトルに同乗していたブラッドショー大佐
は葬式でカメラマンの前で口を滑らせ、確かに少佐と一緒に
何かが大気圏の突入するのを目にしたのだと語る。
すると大佐は架空のアルコール中毒患者だとされて軍から首に
されているのだという。ホッジンズは捜し物はあの物体である
事を語る。

ウォルターは店の外に大佐がいるのにすぐに気が付く。
大佐は現在身を隠しているのだと告げるホッジンズ。
ジェファソニアン研究所は一週間の休暇なので自分も捜査に
同行する事を語る。ホッジンズは宇宙人は存在するものだと
考えていた。

一方ウィラとレオは店で雑誌を読んでいた。
ウィラは80年代の女性誌を読むと、レオに対して結婚とは幸せ
なのかと問う。レオは俺は古代の哲学書「ウパニシャッド」を
読んでいるという。
そんな二人の前にティモが現れると、伯父さんに呼ばれた事を
告げ、ダイヤを渡したら婚約を解消してくれそうだと語る。
そのためにウィラにも遭うための準備をして置いて欲しいと
語る。

ウォルターはホッジンズと大佐共にジェファソニアン研究所へと
赴く。ジェレミーの死は明らかに殺害されたものであり、
俺も狙われているのだという。軍を解雇された上に、妻には
有りもしない不倫の密告メールが届いているとのこと。まるで
精神病者・依存症患者扱いにされているという。ウォルターは
元になったVTRをみたい事を告げると、ジェレミーと共に原盤は
消えてしまったのだという。

ウォルターは管制官で"黒点"だと言ったスキャンランに遭いたい
事を告げる。
ホッジンズによると、彼は着陸から2週間後に最新技術の特許を
出願して金持ちになっている事を語る。
ウォルターはアイラに頼んで当時大気圏に突入した物体について
尋ねるとシャトルだけだと言われたという。ホッジンズは何故
ウォルターが小惑星の研究者と精通しているのかと疑問に思う。

電波望遠鏡でも何も観測されていないことをどんな意味があるのか。
ホッジンズは宇宙船を透明化することで写らなかったのだとするが、
ウォルターは電波望遠鏡の観測を妨害した人物がいるのだろうと
語る。しかしホッジンズは宇宙人が訪来している証拠は幾らでも
あるのだとして宇宙人説を唱えるが、単なる無人飛行機だと告げる。
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宇宙飛行士の二人がシャトルで地球に帰還中に大気圏で突然
妖しい物体を撮影してしまう。地球に向かってシャトルの
倍以上のスピードで落下したとする物体は果たしてなんなのか。
ジェファソニアンが休暇中故にホッジンズ博士が自ら休暇を
利用してウォルターに探すことを求める。

陰謀論者のホッジンズ博士を絡めたエピソード。
BONESのキャラクターが登場するのはスイーツ博士に
続いて二度目。このドラマの中では、ホッジンズは子供がいると
していた事から誰と結婚しているのか気になる作りだけど、
その辺の事情に関してはまるで名前さえも出さなかった。それ
どころかブースとかブレナンなどジェファソニアンの職員の名前も
一切だそうとしないのは違和感があるな。せめてスイーツ
と働いた時の会話が有っても良かったんじゃないかって感じがする。
でもスイーツがウォルターの事を調べたということは流石に
表沙汰にはしていないか。

ネタとしては奇抜なものが有るのでちょっとマニア性の高い
内容だった。
現実離れしていて正直面白みには欠けた感じだし、結局
なんだったんだって感じのエピソード。

保険屋ならば何か知っているハズだとして上手い事情報を
聞き出そうとしたり、意図的に偽物の動画を流布させて
ごまかそうとする敵の意図を探りつつも、その動画の元
データを探るという捜索にウィラを絡めるというのは
ちょっと強引だった気がする。

ウォルターは色々と政財界に顔が利く訳だけど、今回の犯人
たちはそれでもその力は及ばないところで動いている事を
指摘して、警告を出して来ていた。

結果として全てを明らかにせず、元々大佐が求めていたものが
元の人生だったという事から取引をして終了。
上空から超音波兵器を使ってピンポイントに照射している
辺りかなり胡散臭いところがあった。映画「光る眼」でも
踏襲していたのか。
ホッジンズがマジメに宇宙人だと考えて挨拶しているところが
笑えたけどね。

結局特許を取ったり金持ちになっている人は口止め料でも
もらったのだろうか。

そういえば初めてジャド叔父さんが登場。
ウィラの民族意識が薄れている事を懸念して、婚約中止は
認めないとのこと。この流れは止められるのか。
ウィラは一族から離れることを望んでいるのかどうかも気になる
し、そもそもティモのことをどう思っているのかは依然として
気になるね。

ウォルター・シャーマン (Geoff Stults) 元米兵、元少佐
ウィラ・マンデイ (Maddie Hasson) 現在は保護観察中
イザベル・ザンバダ (Mercedes Masohn) 連邦保安官補
レオ・ノックス (Michael Clarke Duncan) 顧問弁護士

ティモ・プラウド (Toby Hemingway) ウィラのいとこ

クリスティナ・ファレル (Amy Aquino) 保護観察官

ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 博士、ジェファソニアン
ジャド伯父さん (Eric Roberts) ロマ族の長
チャック・ブラッドショー (Jason Beghe) 大佐
エド・スキャンラン (Spencer Garrett) 管制官
ヘクター (Sebastian Siegel) 瓶底メガネ
ポープ (Peta Wilson) 闇組織の女 "隠し屋"
ジェレミー・レン (Sean McGowan) 少佐
リー・スコット (Sumalee Montano) 保険会社
アンダーソン (Patrick Fabian) CEO
--- (JJ Snyder) Reporter

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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