ザ・ファインダー 千里眼を持つ男
The Finder

Creator:Hart Hanson

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1400




 

Mar. 8, 2012
第7話 台風の目 Eye of the Storm

脚本/Aaron Ginsburg、Wade McIntyre 監督/Alex Chapple
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ウォルターは南東412km地点で海水が蒸発していて上昇気流に
発達しているとして、暴風雨が来ると語る。古代マヤ人は
これを嵐の神フラガンと呼んだのだという。そして国立気象局
ではハリケーン・キャサリンと名付けていると。キャサリンは
元彼女の名前で、進路を変えて俺に直撃するつもりだとウォル
ターは語る。
一方ハリケーンが来るまでにファレルは保護観察をしている
ウィラ生活状態をチェックしにくる。彼女が住んでいるトレー
ラーハウスにやってくると、クスリをしていないかなど細かく
チェックする。ウィラはそんなファレルに対して反発心を見せ
る。保護観察を遵守していなければウィラはまた少年院に入れ
られてしまうのである。

ファレルは身元引受人をしているレオの元にいくと、彼から
もウィラの生活環境のチェックをする。そんな中、あの子は私
に喧嘩を売っているとして愚痴をこぼす。レオによると従業員
としてウィラは模範的だと語ると、ファレルは弁護士面してい
るとしてレオの対応に懐疑的になる。私だって早く帰りたいの
だとするが、しかしハリケーンは予想以上に早く上陸して
バー"この世の果て"に避難することになる。

ウォルターはハリケーン対策の為に窓などに釘を打ち付け終わる
とイザベルに電話して早く合流するよう告げるが、彼女は
今日は警備に当たるのでいけそうにないと語る。後で店が
無事かどうか見に行く事を語る。

バー"この世の果て"は地元の避難場所に指定されているだけ有って
地元住民が集まってくる。
テレビで南フロリダを直撃するというハリケーンの報道を目にする。
風速65mのハリケーン。
ウィラもバーにやってくるとまだ保護観察のファレルが居る事
に失望し今ならばまだ帰られる筈だとして追い返そうとする。
そんな中、テレビのハリケーン中継と同時に、グリーンデイル高校
校内で生徒たちが避難している実情が語られ、その中で
メリッサ・ウェリング(14歳)が下校途中に行方不明になっている
ことを知らされる。報道ではメリッサの母・カレンも画面越しに
メリッサの消息を求める訴えを起こす。メリッサのリュックが
排水溝から発見されたということで、恐らく橋の上で高潮に
襲われた可能性があると報道では伝えていた。ウォルターはその
報道を見て、メリッサを探すことに決めたと告げる。

メリッサの自宅から学校までの通学路をあり合わせのものを
使って模型で再現する。ファレルは一体何なのかとしてウォルター
のしている事に特異な視線を送る。メリッサのリュックは
橋の南で見つかったが、普通高潮で流されれば北側で発見される
筈だという。街の排水の地下から流れついたものだろうとし、
捜索隊は探す場所を間違えていると指摘する。
ウィラも一緒になって捜索していることに対してファレルは
難癖を付ける。特に非行少女がバーで働く事に異議を唱える。
しかしレオはこのバーは避難所にもなっているし安全である事
を告げる。
ウォルターは、俺がキャサリンを振ったせいで今の状況が起きて
いると語り、"キャサリン"、"ミミ"、"カーラ"などの名前は
ヤバイ名前だと語る。

ウォルターたちは再びテレビ中継の映像を見る。
高校で避難している人たちの映像の中で、ウォルターはアイシ
ャドーの濃い生徒が何かを知っていると悟る。
すぐにウォルターはイザベルに電話して高校にいき、アイシャドー
の女生徒から話を聞くよう告げる。

アイシャドーの女生徒はクレアという女性だった。
クレアによるとメリッサはマジメな子なので私とは趣味が合わない
として関係を否定する。メリッサは勉強と部活ばかりの毎日で
吹奏楽でフルートを吹いているような"よい子"だという。
電話越しに話を聞いていたウォルターは彼女は何かを知っている
として、イザベルにもっと突っ込んで話を聞くよう要求する。
イザベルはここではメリッサの失踪の件以外では問題には問わ
ないとして話を聞き出す。すると一週間前にエクスタシーの
調達のために図書館の裏に行った際に、メリッサの姿を見かけた
とのこと。近くに青いバンを乗ったオヤジと何か会話しており、
今朝も駐車場でそのバンを見かけたと語る。
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ウォルターたちが住む南フロリダに巨大ハリケーン・キャサリン
が上陸することが分かり、人々はその被害を回避するための
準備を進める。ウォルターも早めに対応する中で、バー
この世の果ては地元民たちの避難所となる。
そんな中、テレビの報道を見ているとハリケーン情報に加えて
14歳の少女・メリッサが帰宅していないとの報道が有る。
街の保安官達はハリケーンの対応で捜索することが出来ず
にいる中で、ウォルターがイザベルと協力して捜査すること
になる。

ウォルターが現場で調査せず推論とインターネット・SNSサイト
に投稿される写真だけで捜査するというエピソードだった。

なんと言っても捜査の中にファレルを組み込んだことで、
彼女自身が持っているウォルターを含めたウィラに関わる
者全てに対する偏見を解いたものがあるし、また彼女に対する
偏見も取り去るということで面白く出来た物語だった。

母親と娘。
血のつながりのある身内で有っても知らない事が多く有るのに、
保護観察官とその対象者の間に不信感が有ったとしても
仕方が無いと思うところが有ったし、逆にドラマの中では
誰もがティーンエイジャーの時を経験していることや、
ファレル自身の意外な過去の中に、自らも保護観察の身で
有ったことがあるとする事実を考慮すれば、親身になろうと
思えばウィラの大人に対する視線などは大いに理解出来る
ところが有るのではないかと思わせるところに繋がっている。

ハイテクだらけの世の中にあってローテクを利用しなければ
ならない状況を作り、アナログ的知恵というものを要した
エピソードだった。いきなりウォルターたちが大量に
失踪人・メリッサのネット上の知人のプロフィールを印刷
してきたので何かと思ったけど、その後停電しても捜査出来る
ようにする為の前振りがあったんだなぁと。

ハリケーンによってインフラが寸断され、アナログ的発電方法
と通信手段で連絡を取ったりする辺りは面白い描写だった。
ハリケーンが吹き荒れる中で何度か自分も現地に行こうとして
入り口の所で一人コントをしているウォルターの姿などを
見るとその行動自体がアナログ時代のコントっぽいところが
有るなぁと思った。

捜査に関してはインターネットの扱いに長けているウィラ有っ
ての事だけど、写真や繋がりの中で違和感を見つける彼女の
姿を見ると、案外ウォルター以上に捜査向きではないかと
思う所も有った。

流石に電話越しに会話を聞いて相手の心理を読むというのは
胡散臭い流れだったし、あの模型での実験的作業って必要か?
みたいな突っ込み所も多いけど、ファレルの中で捜査の
楽しさを開花させてしまったところに今回のドラマの良さ
が有ったのかも。
出来ればメリッサといじめっ子のその後の関係みたいな
ものも見たかったけどね。
よく分からないのが14歳なのに高校に通っているという子
なのか?という点だったかも。アメリカでは飛び級制度が
有るから珍しくないのかな。日本でも千葉大が導入して
いたけど今でもその制度があるのかな。

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ウォルター・シャーマン (Geoff Stults) 元米兵、元少佐
ウィラ・マンデイ (Maddie Hasson) 現在は保護観察中
イザベル・ザンバダ (Mercedes Masohn) 連邦保安官補
レオ・ノックス (Michael Clarke Duncan) 顧問弁護士

ティモ・プラウド (Toby Hemingway) ウィラのいとこ

クリスティナ・ファレル (Amy Aquino) 保護観察官

カレン・ウェリング (Lisa Waltz) メリッサの母
メリッサ・ウェリング (Juliette Goglia) 14歳、グリーンデイル高校
ピート・ステック (M.C. Gainey) 配管工、銃を売る、青いバン
クレア (Laura Wiggins) アイシャドーが濃い生徒
レネー・フランシス (Jamila Allen) 虐めっ子
--- (Judy Echavez) Reporter
--- (Indra Patel) Volleyball Player
アラベラ・クルーズ () 動画を投稿していた生徒
ザンバダ ()

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