ザ・ファインダー 千里眼を持つ男 The Finder Creator:Hart Hanson http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1400

Apr. 6, 2012
第8話 あの世からのカムバック Life After Death

脚本／Nkechi Okoro 監督／David Boreanaz
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ウォルターはヒップホップ歌手でありクラブを経営するビッ
グ・グレイドのクラブに呼び出される。そこではビッグ・グレイド
と共に彼の顧問弁護士であるアセナ・ブルックスが待っていた。
リズム感の無いウォルターの酷い踊りを目にする中で、グレイド
はこれを聞いて欲しいとウォルターに告げる。今は亡き、Jスト
ライクの楽曲で未発表の曲なのだという。4日後にはJストライク
の没後10周年で、彼は19才で他界したのだという。これら楽曲
は全て自分の会社であるグレイドレコードが保持するもので
死亡時には契約していること。この未発表曲は何者かが流出
させたものであり、残りの曲が出回るまでにウォルターに回収
して欲しいのだという。しかしウォルターは興味がないとして
探さない意向を示す。報酬は弾むと弁護士のアセナは語るが、
その気にならないと探せないのだという。アセナは私はレオの
知り合いであり、前回レオと顔を合わせた際には彼は結婚を
していたのだが、今はその障害がないのだとして、彼に気がある
ような事を告げる。
するとウォルターは捜査はする事を告げるが、先ほど聞いた
未発表曲に使われていたキーボードは10年前には存在していない
ものだと語る。グレイドはDJがサンプリングしただけだろう
とするが、ウォルターはホントにJストライクは亡くなっている
のかと問う。グレイドは呆れる中、まさかエルヴィスも生きて
いると言い出すのかと問うと、彼はビトラ島に住んでいるよと
と語る。グレイドは亡くなった人物ではなく曲を探すよう
ウォルターに語る。

Jストライクについて調べる。
フロリダ出身で10年間活動休止していること。ウィラは休止では
なく亡くなったからだとするが、ネットから彼の未発表曲が
流れているのだという。ウィラに対してどの放送局から流れて
いるか調べられるかと問うと、私はネットの使用を制限されている
のだという。とりあえずIPアドレスを辿ってみるとブルガリア
のソフィアからの発信だが、偽造されたものだろうという。
ハッキングするんだとウィルターは語ると、今回の一件を片付け
ればレオに恋人が出来て機嫌がよくなるぞと語る。

ウォルターとレオは、とりあえずJストライクの実家を調べる。
レオはJストライクが作った曲の詩はまるでスコット・ヘロン
のようなものだという。Jストライクは大腿部を撃たれて弟・
トレイの腕の中で亡くなっている事を語る。するとウォルターは
Jストライクが生きているかどうかを調べる為には墓を掘り返すの
が一番だという。しかしレオは裁判所命令がないと駄目だと語る。

Jストライク(長男・ブッカー)の母・エステルと弟のトレイの元
を尋ねる。ウォルターたちを見たエステルはあなたたちはビッグ・
グレイドの部下なのかと問う。自分たちはビッグ・グレイドと
彼の鬼弁護士によって兄の著作権を全部奪われたのだという。
トレイがウォッカを飲んでいるのを見て、兄の死がトラウマにな
っているのかと尋ねるが、エステルによると、次男のトレイは
死んですぐには問題はなかったが、MITの奨学金を受けて主席で
卒業した頃、問題が起きたのだという。ブッカーが生きている
可能性は有るのかと問うがエステルは自分が遺体を確認したと
し、冷たい手を握り、埋葬したのを目にしたのだという。

アセナはレオの店にやってくる。
レオはアセナがビッグ・グレイドの弁護士をしていることを
知らなかった。アセナはレオに気がある素振りを見せると、レオ
も気があったが、寧ろ結婚しながらも君に気が惹かれていたこと
が今となっては後ろめたいのだと語る。とりあえず弁護士として
付き合おうと語るアセナ。そこにウィラも帰ってくると二人の
良い雰囲気をぶちこわす。

ウォルターはトミー・タッカーのラップだとして、マイクを使って
みんなの前でパフォーマンスをする。ウィラはウォルターのひどさ
に対してアセナに対して全白人を代表してラップを汚した事を
謝罪するという。
ウォルターはネットからJストライクの曲をダウンロードした
事を告げ、この音声を聞くとピッチシフターで声を変えて居ること
を語る。ここでDJをしているというDJ Wスクエアドとはチビで声が
小さく、小心者であること。
ウィラにIPアドレスから住所を特定してもらうと、サウスビーチ
大学構内からの発信である事が分かるが、職員・学生合わせて
2万人居るのに探すのは容易ではないと語る。

レオはアセナと昔話で盛り上がる中、君を雇っている男は
人をいたぶり銃を振り回して、人の著作権を売りつけるような
酷い男である事を語る。しかしアセナはJストライクの件は
あなたに逢う口実として引き受けたと語る。

一方ウォルターはDJ W-スクエアドが放送している未発表曲を
よく聞いてヒントを探そうと告げる。
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レオの元弁護士仲間だったアセナを通して、ラッパーのビッグ・
グレイドから捜索の依頼が舞い込む。彼によると自分が版権を
所有している今は亡きJストライクの未発表の新曲がこの世に
出回っている事を受けて、全ての曲を回収して欲しいというもの。
当初はその依頼を拒否するが、アセナがレオに気があると知って
ウォルターとしては彼を喜ばせたいが為に、依頼を引き受ける
ことになる。

音を聞き分けられる耳を持っていることで、ウォルターの
スキルが利用され、パソコン・インターネット関連の流れを
ウィラが担当していくという流れ。

音は聞き分けられるのにラップのセンスは皆無であり、変な
歌を歌ってブラックミュージックを馬鹿にしたように写った
ことでウィラが謝罪する辺りが笑えた。

私生活上では、レオが新しく前を向いて進む為に新恋人が
登場したのかと思われたけど、結果的に相手の女性は相当
悪い人物であり、レオとしては切ないものが有ったことと、
レオの眼力から、粋がっているラッパーで依頼人のグレイドに
にらめっこ勝負で勝ったということかな。

さて事件は・・・
未発表の曲を探すことなど出来るのかと思ったけど、インターネ
ットで流している人物がいるとなれば話は比較的簡単なもの
が有った感じ。
IPアドレスを個人で特定してしまう辺りは凄い。
サウスビーチ大学からのアクセスということまでは特定したけど
その後、どのようにして個人を特定していくのか。

最初はDJが語る会話の中から、永遠(サムサラ)という言葉が
見られた事から、インド系だとし、声質からの特定なのか、
チビで声が小さく小心者だとし、更には「本物の音楽が死なない
場所」というDJ wスクエアドの言葉と、「ポップが生き続けられる
場所」というJストライクの生前のVTRを見て少しずつ容疑者像
を絞り込んでいく。

DJ wスクエアド(カリム・リアズ)がラジオ局の装備を使用して
いることが判明し、彼は何者かから新曲を受け取っていること
が判明。Jストライクが撃たれた公園で新曲をUSBメモリーを
通して受け取っていることからも、ウォルターが語るように、
まだ彼が生きているのではないかとする流れも同時に存在して
いたけど、彼の耳が有れば、この歌がJストライクのものではない
とすることは当初から分かっていたのではないか。

イザベルが取り寄せたJストライクの事件調書から当時の事件が
どのような段取りで起きた事なのか。そしてJストライクの新曲
と称して曲を流して発表していたのが弟のトレイで有ったこと。
ウォルターの特殊な能力である夢の中の映像から、トレイが作詞
をしていて、兄がJストライクとして曲を歌っていたことなど、
かなり強引な発覚の流れが有ったけど、サプライズ的な流れと
しては、兄の人気に嫉妬しているかに思われたが、実際には
逆の意図があり、没後10周年で兄の存在が世間から忘れられそう
になっていることを危惧して行っていたということ。
そして当時の兄の死の真相が、兄の命令でトレイが発砲していた
こと。更にその流れ自体をアセナが操っていたということで、
相当昔からこの女性弁護士が関わっていたのねと思うと違和感が
有ったな。