ザ・ファインダー 千里眼を持つ男
The Finder

Creator:Hart Hanson

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Apr. 13, 2012
第9話 最後の晩餐 The Last Meal

脚本/Josh Friedman 監督/Milan Cheylov
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結婚三周年のジョーアニー。毎年結婚記念日には、レストラン
ベラプラタキューバの伝統料理ロパビエハを食べるのが
習慣となっていた。シェフのアレハンドロの作るこの料理は他の
店とは違い絶品だった。ジョーはそんなアレハンドロに毎年
貴方の作る料理を食べにくる事を告げると、彼はロパビエハは
自分の得意料理だと語る。そんな中、突然一番奥の席に座って
いたマフィアの一人、フェデリコ・バスケス(通称:フィコ)
店の中に居た客全員に向けて、今日は閉店だとし、安全のために
全員外に出てくれと言い始める。ジョーは理由を聞かない限り
納得出来ないとして厨房にまで文句を言いに行くと、銃を手に
したフィコの姿を目にする。フィコの部下たちに追い出される
が、それでも納得のいかないジョーはまた店の中に戻ろうと
すると突然銃声が鳴り響いた為にそれを諦める。

--- 3年後 ---
ウォルターとレオはカール大帝とドラキュラについて討論して
いた。ドラキュラはルゴシ、ハウアー、ニールセンが映画で
演じているんだというウォルター。そんな中、ウィラが店に
やってくると、保護観察官のクリスティーナからの電話で
私と似た少女が売春しているという通報を受けて、私のせいに
されたと激怒する。マイアミの金髪女性は私だけなのかと問い
面接を二倍にすると言われたとしてウォルターたちに泣きつくが
ウォルターはウィラに対して売春は辞めておけと忠告する。
レオは「法は蜘蛛の巣のように弱い者を捕まえる」のだと告げ
、君は犠牲になりやすい立場である事を語る。

そんな中、店にはジョーという男性がやってくる。
先ほどウィラが自転車で轢いてしまったという男性だった。
自分は公証人だという彼。昨年法律事務所から婚前契約書を
無くしてウォルターに探してもらったことがあるのだという。
今回探して欲しいものは"食事"だという。キューバの伝統料理
のロパビエハで6年前に初デートでレストラン・ベラプラタで
食事をし、最高の夜を過ごしたのだという。その店でプロポーズ
し、それ以降毎年記念日にはその店で食事をしていたが、
3年前に突然閉店になってしまったというものだった。他の店
でも同じ料理を何度も食べてきたがまるで味が違うのだという。
店の閉店と同じくして、ウソみたいに夫婦としての絆が消え始
めてするのだとし、4日後には結婚6周年なので、もう一度
あの店の食事をすれば絆が取り戻せるかも知れないことを語る。
それを聞いたウォルターは気に入ったとして、探すことを約束
する。

ベラプラタの跡地を調べる。
不動産登記簿によると土地は3年前と同じ会社が所有している
ことが判明する。まるでチョコレート工場だというウォルター
は閉店しても店を売らずに待ち続けているのだと語る。
ジーン・ワイルダーの「夢のチョコレート工場」のことを
語るウォルター。そんな彼は近くに美容室がある事に気が付く。
店の中に侵入して現在どうなっているのか調べると語ると、
店の中にはミス・テリアスの料理店のレビューが大事そうに
飾られていた。しかしそんな最中、すぐに警察が駆けつけ
ウォルターを逮捕する。

イザベラが保釈保証人としてウォルターが収監される拘置所に
やってくる。何故あんなにも早く警察が来たのか。イザベラも
何故ウォルターが店に侵入しているのか分からず互いに質問し
合うが腹の探り合いばかりで話合いにならなかった。
ウォルターは連邦捜査官が理容師に対してベラプラタを監視
させているのではないか?と問うと、イザベラはそれを認め、
あの店はキューバ系マフィア、フェデリコ・バスケスが資金洗浄
の為に使っており、そこで情報の提供者だった副料理長を保護
する予定だったが三年前に行方不明になってしまい、翌日
包丁で殺害され発見されたのだという。その翌日に店が閉店
したとのことだった。イザベラは長い間店を捜査していたこと
を告げる。

その頃ウィラは街にいた自分と似た金髪の女性を見つけて声を
かける。ウィラとそっくりの女性はここは私の縄張りだとして
別のところに行くよう告げると、ウィラは寧ろあんたがこの郡
から出て行けと要求する。すると二人は取っ組み合いのケンカに
なりウィラは逮捕される。

ウォルターが釈放されるのと入れ違いでウィラが拘置所に入れら
れることになる。それを見たウォルターは軽く合図するが・・・
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ウォルターは結婚記念日毎年立ち寄ってきたキューバ料理の
店のシェフを探して、結婚6周年に於ける冷えかけている
夫婦関係に一席を投じたいとして頼まれる。

なんか正直つまらない流れだった。
色々と探せるハズのないものを探すというのがドラマの楽しさ
なのかも知れないが、今回の捜査の過程の中で二人の人物が
殺害されている事を考えると和解だなんだと言っていて
物事を済ませてもいいのか?って感じもするし、ウォルター
はどんな時でも緊迫感もなく一本調子で捜査を繰り返している
感じ。
正直実験のようなシーンはまるで必要が無い。
今回のドラマ解決に於けるヒントの映像もなく物語が解決に
向かってしまった様な印象もあったし、彼の特殊能力が
利用されずに解決したというところを見ると、あまり彼の存在の
必要が無いのではないかというもの。

何故かハバネロが相当美味いスパイシーな隠し味の味付け
だったみたいだけど、隠さなければならない意図がまるで
分からず、マフィアも資金洗浄の為に何の音沙汰もないところ
は正直訳が分からない。ハバネロはもしかすると何らかの違法
薬物でも混入しているのだろうか。

イザベルもウォルターと一緒になることはないな。少年のような
男性が好きならばともかく、今回は至る所でピンチが
訪れ、物騒な割に解決法は釈然としたものがなかった。

そもそもこの夫婦、単なる倦怠感だったのか?
冒頭からジョーという男がやたらと自信感を持って銃を持つ
男たちに対抗していたけど、どこにそんな自信感があるのか
まるで理解出来なかった。

ウォルター・シャーマン (Geoff Stults) 元米兵、元少佐
ウィラ・マンデイ (Maddie Hasson) 現在は保護観察中
イザベル・ザンバダ (Mercedes Masohn) 連邦保安官補
レオ・ノックス (Michael Clarke Duncan) 顧問弁護士

ティモ・プラウド (Toby Hemingway) ウィラのいとこ

クリスティナ・ファレル (Amy Aquino) 保護観察官

フェデリコ・バスケス (Alex Fernandez) "フィコ"、マフィア
アレハンドロ・ロペス・フェルナンド (Ignacio Serricchio)
ジョー・ターンブル (Shane Edelman) 夫、料理人を探してと依頼
アニー・ターンブル (Charlene Amoia) 妻、結婚6年目
ミス・テリアス (David H. Lawrence XVII) 料理評論家
マリナ (Julia Vera) 盲目の店主、ハバネロ
--- (Christopher Goodman) Bartender
ウィラのソックリさん (Lindsay Bushman) 売春
--- (Melissa Marzouca) Domino Player
--- (Mariano Mendoza) Henchman
--- (Jayvo Scott) Cuban Goon
--- (James Valdes) Pedestrian
--- (Sal Velez Jr.) Miami Hustler

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