ギャラクティカ
Battlestar Galactica


第2話 序章2


脚本/ 監督/

--------------------------------------------------------
サイロンがコロニーへの攻撃を始めた。
どれ程の被害が及んでいるのかギャラクティカに乗船するもの
たちには状況が把握できずにいる。やがて情報が集まり、
時の大統領は核攻撃を受けた瞬間にサイロンに対して無条件
降伏をしたが応答はなく、カプリカ以外にも12のコロニーの内
3つのコロニーが核攻撃を受けたことを知る。
--------------------------------------------------------

戦闘機の離発着シーンとか交戦シーンとかビジュアル的には
目を見張る物が有るが、とにかくサイロンにやられっぱなしの
展開であり、寂しいばかりの展開だった。

ドラマとしては大まかに三つの流れがある。
一つはウィリアム艦長が指揮するギャラクティカの流れ。
そしてもう一つはその息子・アポロ大尉とロズリー大統領が
乗船する宇宙船。そしてもう一つはブーマーとヒロが不時着し
たカプリカシティでの話だ。

当然ながら情報が錯綜していたり、指揮系統の乱れから足並み
が揃わない。
副艦長がダメージコントロールを指揮することになり、ギャラ
クティカの左舷ダメージ部を切り離すシーンはとても複雑な
心境にさせられた。
チロルはあと40秒有れば命を救えたと訴えるが、副艦長の指示
は適切だったと個人的には思う。しかしこの副艦長、部下から
あんまり信頼されていないね。

また地上であり700万人が居住するカプリシティでは不時着した
戦闘機に人の波が訪れる。対応に当たるヒロとブーマー。
子供を乗船させ、そして三人の大人を乗船させるのが精一杯
だとしてくじ引きで決める。
三人が決まった後でヒロは、科学者・ガイアス・バルターの姿
を見かけ自分よりも彼が乗船する方が良いとして自ら船を下り
る事を申し出た。この核攻撃を許した最大の戦犯であるガイアス
が生き残るとは、今後問題の核心が分かったときに裁きを受け
させる為に残しておくのだろうか。

一番のドラマはウィリアム艦長とロズリー大統領の作戦行動を
巡る主導権争いにある。ロズリーが自らのコードを送信して
生き残っている閣僚の情報を得た後、自分の継承順位は43番目
に有ると言った時のやりとりは印象的だ。その後大統領になっ
たという事は42人全員が亡くなっている事であり、とても寂しい
オチになる。更に集結して攻撃すべきか救助に回るかで艦長と
大統領の間で厳しいやりとりがある。大統領は教育長官の出身
でもあるので何処まで現場のことを把握できるのか疑問にも
思うが、それでも大統領だからね。
二機の敵戦闘機が宇宙船に向かい爆撃を受けてしまったのか。

アポロが乗船している事からもそう簡単には亡くさないと思う
のだけどね。

またワープの話も出てきたけど、どんな形でワープするのか
楽しみだな。実はアポロたちもワープして助かったのか?
50キロ級の核攻撃を受けたって言っていたしね。それ以外助か
らない気がする。

ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 長官
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 整備
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure)
ビリー (Paul Campbell)
フェリックス・ゲッタ (Alessandro Juliani)
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system