ギャラクティカ
Battlestar Galactica (シーズン2)


第7話(24) 地球への道(後編)
Home: Part 2

脚本/David Eick、Ronald D. Moore 
監督/Jeff Woolnough
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アダマ艦長は分裂している船団の収拾を図ることを約束し、
カプリカに向かったローラたちの事を調べる。主に聖典の中か
らピュティア書を参照し、読み解きながらローラたちの行動を
卓上で推測する。
しかしローラたちをアテナの墓まで道案内しているものは誰
なのか。アダマは幻覚で見たのかも知れない事を告げる。
皆ローラが見た幻覚を信じているという。書によるとカプリカ
に向かう者は血の犠牲を伴うと書かれているためにアダマは
最少人員で向かうとして自らも乗り込むことを告げる。私自ら
行かないと恐らくローラは話し合いに応じないだろうとの事。

一方バルター博士はナンバー6からこの独房で赤ちゃんを産む
という彼女の言葉に敏感に反応する。もう架空の赤ちゃんの話
は止せというバルター博士は、ナンバー6の事を思わせぶりな女
だと揶揄し、またマインドゲームを仕掛けるつもりかと責める。
一体誰が赤ちゃんを産むのか?そして何を企んでいるのか?と
言うと、ナンバー6は次々と言葉を発する博士に降参だとして
真実を告げるという。貴方は病んでいるだけで、脳の中には
サイロンのチップなど埋め込まれていないこと。単に貴方の頭
がおかしくなっただけだと告げる。チップが無いのならば目の
前にいる君は誰なのかと問うと、貴方の中にある潜在意識だと
いう。サイロンの計画である人類大虐殺に加担した博士は、
その事実から逃避しているのだという。一度脳の検査を受けて
みろと言われる。

ラプター1でカプリカへ向かうアダマ。その飛行船の中には、
チロルやビリーの姿もあった。

一方カプリカでは大雨の中、道中で休憩して居る中で、アポロ
はカーラに話しかける。ヒロを見ているとゾッとするという彼。
サイロンの事を愛してベタベタしているヒロの事に拒絶感を
示す。ヒロならば心配ないというカーラ。

司祭が亡くなったことで相当気にしているローラを見て、ザレ
ックとメイヤーは話し合う。ザレックらは現場を混乱した隙に
アポロや大統領を殺害する事を計画するが、取りあえずアテナ
の墓が見つかるまでは手足を出すなとザレックはメイヤーに
言い聞かせる。
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バルターとナンバー6の会話は面白い。

今までバルターはナンバー6に言いくるめられていたが、初めて
反論らしい反論をした気がする。
興奮している彼を納得させるために、貴方はイカレているみたい
な発言をするナンバー6が笑える。
しかも脳の検査をするときにナンバー6が邪魔に入り、まともに
検査させない所はツボに入るシーンだ。逆に医者からイカレて
いると言われてしまうけどね。

シャノン、そしてまたシャノン

チロルやアダマ艦長にとっては逢いたいのか逢いたくないのか
微妙な存在って感じだね。
アダマは初めてあったときに殺そうとして首を絞めるし、チロル
に至ってはハグされるときに腰が引けていた。
シャノンがまたメイヤーに吹き込まれて何か画策している辺り
が不気味だったね。

アダマ親子の再会、ローラとビリーの再会

このリアクションもまた興味深い物があったね。
どういう反応を示すのか気になったけど、やっぱり親子の絆は
残っている。アダマとスターバックの再会にもなんか雰囲気が
有ったぞ。

コロニーには生存者がいる。

未だに人間が生き残っている事をカーラから聞いたローラ。
奇襲された時に逃げる選択を取った大統領はその決断が正しか
ったのかどうかで悩む。アダマ艦長は正しい決断であり生きている
事に感謝していた様子。

シャノンに主張

アテナの墓に到着した際には、メイヤーと共に叛乱を起こそうと
する。しかしシャノンが銃を向けるのはあくまでメイヤーであ
ってアダマではなかった。以前襲撃したシャノンとは別である
こと、そして自分で判断し行動することが出来るとして、その
選択はアダマを殺すことには無いことを示した。

いよいよ地球への道が指し示される。

地球とは12コロニーの星座が見える場所という事で、一応
その場所が示された訳だが、計算すればすぐに分かるものなの
か。そんなに難しいモノではない気がするが。
なかなか幻想的な地図の見せ方だった。

シャノンが子供を産む。

ナンバー6が独房で子供を産むと言っていたのはシャノンの事
だった。ただこれがなんでバルター博士の子供なのか?
人類の終焉への道という事でナンバー6の言葉の意味は何なのか。

ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 大統領
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 曹長、整備のチーフ
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure) 二等兵曹、情報分析
フェリックス・ゲイタ (Alessandro Juliani) 中尉
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne) チロルの部下
ダイアン・シーリックス (Jen Halley) コボルに居る
ソサイナス (Alonso Oyarzun) メカニック、チロルの部下
ビリー (Paul Campbell) 大統領の補佐

レオーベン(Callum Keith Rennie) サイロン
アーロン・ドラル (Matthew Bennett) サイロン
エレン・タイ (Kate Vernon) ソウルの妻。野心家
カトリーナ (Luciana Carro) "カット"
ブレンダン (Bodie Olmos) "ホットドック"
マーガレット (Leah Cairns) "レーストラック"
フライボーイ (Michael Tayles) 飛行士
ジェームズ・レイマン (Dominic Zamprogna) "ジャマー"
ジョージ (Benjamin Ayres) "キャットマン"。アポロの変わりに・
エミット (Linnea Sharples) "スウィートネス"
コトル (Donnelly Rhodes) 医者
トム・ザレック (Richard Hatch) 活動家
メイヤー (James Remar) トムの仲間


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