ギャラクティカ
Battlestar Galactica (シーズン2)


第8話(25) 真実の報道
Final Cut

脚本/Mark Verheiden
監督/Robert M. Young
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ジャーナリストのディアナ・ビアーズは、アダマ艦長が不在の
中行われたギデオンでの事件に関して、民間人死亡者4名を
出したギデオン大虐殺の映像だとして報道する準備をしていた。
しかしそれを編集している途中で警備員によってコロニアル・
ワンに連れて行かれる。そこにはアダマ艦長とロズリン大統領
が居た。アダマはそのVTRを何処から入手したのかと問うと、
あれは決して大虐殺ではなくあくまで悲劇だと告げる。
ローラはディアナに対してVTRを没収する変わりに、ギャラク
ティカでの取材を全面的に許可する事を取引に持ち出す。
現在軍の信頼関係が揺らいでいるときであり、是非人間的な
部分を見てもらいたいとの事だった。軍の暗部ばかりを誇張して
報道せず公正な報道をして欲しいと頼む。

そんな中、エレンは夫のソウルを呼ぶ。
エレンの部屋の鏡に"暗闇から落ちればいい"とする脅迫文が
書かれていたのである。カタリスの詩集の一文から抜粋された
言葉だった。

ディアナがギャラクティカへやってくる。アダマ艦長は軍にと
って危害が及ぶような報道ならばカットすると予め忠告する。

その頃15時間勤務を終えてパイロットたちの休憩室に、カーラ
やリーらが居た。突然キャットが騒ぎ始めたのを見て、カメラ
は彼女に向けられるが、リーはすぐに退室するよう命じる。

ディアナは一人一人にインタビューをして回る。
ドゥアラに対しては入隊したときの事を尋ねる。両親に反対さ
れた事。ケンカ別れして入隊した直後に襲撃が起こり、中途半
端なまま別れなければならなくなった事など・・
その横でバルター博士は、何故副大統領に真っ先に取材に来ない
のかと激怒する。ナンバー6はマスコミを利用すべきで、私達の
赤ちゃんのためにも役に立つと告げる。
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軍艦にテレビクルーが入るという面白いシチュエーション

こういう所が海外ドラマの上手い所だなとつくつぐ感心させら
れる所だ。
ギデオンでの悲劇なんて忘れかけていたエピソードなのに、
ここに来てマスコミ連中が騒ぎ出す。当然船団には4万人以上
居るコミュニティなので、マスコミや報道が居ることは明らか
なのだが、これまでそんな存在もなかなか抽出されなかった
だけに、上手いタイミングで宇宙に於いても地上と同様の
世界観が存在して居るんだなと思わせた。

一人一人にインタビューする。

もうシーズン2に入ったところなのに、なかなかこのドラマ
では顔と名前が一致しないことが有ったので、今回インタビュー
と称して名前が出てくる所は良い演出だった。

クラウド9で船団長たちが集まり会議が有る。

アダマ艦長は、ソウルをギャラクティカの代表に任命。
そこで批判に対する毅然とした態度を見せてこいと背中を
押す。
しかしそこに向かおうとする時に、メインバスがハンマーの様
なもので壊され危うくソウルが乗った船が爆発するという事故
が起こる。

ギデオンエピソードでの最大の被害者は誰なのか?

今回ディアナは、この件で誰も責任をとって居らずにあやふやな
ままだという。
脅迫の件との因果関係は有るのかどうかが今回の興味深い流れ
だった。
正直脅迫の件ってソウルの妻・エレンの自作自演かと思って
いたんだけど、最終的にはエレンさえも縛られたし、ソウルの
船も狙われたことで犯人が居ることが明らかになる。

キャットが発狂状態。

彼女、こんなにお騒がせキャラだったのかと思うほど、冒頭か
ら暴れ回っていたので何事かと思った。
精神的に一杯一杯だったのね。
着艦出来無くなるっていうのはどういう案件なのかと思わせた
けど、興奮剤を飲み過ぎたか。

サイロンのレーダーが二機襲ってくる。

タイミングよく現れるなと思ったけど、最後にこの二機のレイ
ダーの役割が告げられることで納得する流れだった。
それにしてもディアナもサイロンだったのか。
一体サイロンには幾つのタイプの型が有るのだろうか。
それより人間のサイロンの子ってどんなのが生まれてくるのだろ
うか。

ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 大統領
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 曹長、整備のチーフ
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure) 二等兵曹、情報分析
フェリックス・ゲイタ (Alessandro Juliani) 中尉
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne) チロルの部下 (逮捕)
ダイアン・シーリックス (Jen Halley) コボルに居る
ソサイナス (Alonso Oyarzun) メカニック、チロルの部下 (殉職)
ビリー (Paul Campbell) 大統領の補佐

レオーベン(Callum Keith Rennie) サイロン
アーロン・ドラル (Matthew Bennett) サイロン
エレン・タイ (Kate Vernon) ソウルの妻。野心家
カトリーナ (Luciana Carro) "カット"
ブレンダン (Bodie Olmos) "ホットドック"
マーガレット (Leah Cairns) "レーストラック"
フライボーイ (Michael Tayles) 飛行士
ジェームズ・レイマン (Dominic Zamprogna) "ジャマー"
ジョージ (Benjamin Ayres) "キャットマン"。アポロの変わりに・
エミット (Linnea Sharples) "スウィートネス"
コトル (Donnelly Rhodes) 医者

ディアナ・バイヤース (Lucy Lawless) レポーター
ベル (Patrick Harrison) カメラマン
スコット・ケルソ (Kevan Kase) 海兵隊
オマー・フィッシャー (Aleks Paunovic)
アーロン・ケリー (Ty Olsson) 
ジョー・パラディーノ (Jeremy Guilbaut) "ハンマーヘッド"(逮捕)



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