ギャラクティカ
Battlestar Galactica (シーズン2)


第11話(28) 再生船(前編)
Resurrection Ship: Part 1

脚本/Anne Cofell Saunders
監督/Michael Rymer
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シャロンを暴行しようとしたソーンを止めた際に、チロルと
ヒロは彼を誤って殺害してしまう。ケイン提督率いるペガサス
号側に二人は捕まえられて処刑されようとしていた。それを
知ったアダマ艦長はバイパーを出動させる。その動きを察知
したペガサス側もバイパーを出動させ一触即発の状態になる。

一方別行動していたスレイスは、チロルが制作したステルス機
の"ブラックバード"に搭乗し、ケインらが言っていたサイロン
たちの守る母艦の正体を掴みに静かに近づく。最接近すると
カメラにその正体を写し取り、急いでワープしてセーフティな
空域にジャンプする。

スティンガーはケインの命を受けてアポロの飛行資格を剥奪す
る。
ギャラクティカを飛び出したバイパーのパイロットたちは、
アダマに攻撃の許可を求める。

ワープしてきたスレイスは、二つの戦艦の間で激しい争いが
起こっている事を知る。そんな中、アポロからメッセージが
送られ、ある事をして欲しいとスレイスに頼む。

ギャラクティカもペガサスもレーダー上に敵機らしき姿を発見。
互いに威嚇し合うのを辞めて編隊を組み、敵機撃墜に備える。
しかしやってきたのはスレイスの乗るブラックバードだった。

アダマはペガサスに通信を繋ぎ、ケイン提督に呼びかける。
警戒態勢を解くか、打ち合うかのどちらかだと告げる。しかし
その時スレイスの乗った船からケイン提督の船に向けて、先程
偵察してきたサイロンの戦隊に対する写真を送りつける。
モニタ上に映し出された写真を見て、これ程接近した写真を
未だかつて撮られたことがないとして、スレイスの腕を感心
すると共にアダマに対して、警戒態勢をLV.2にして、中立地帯
であるコロニアル1で話し合おうと呼びかける。

ローラ大統領が居る前で二人は話し合う。どちらもリーダー
シップを欠いた行為だとローラは非難。しかしケインは、ギャ
ラクティカの兵士が士官を殺した事実に変わりなく、死刑は
免れないという。ローラがすぐに刑を執行するのではなく、
議論の余地がある事を訴えると、今は戦時下であり、法律の解釈
や学術的議論を楽しむ時ではないと告げる。取りあえず死刑執行
は作戦完了後に行う事を口にする。サイロンを倒した後、
もう一度集まり話し合おうと呼びかける。

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前回に引き続き愚かな人間の行動を見せつけられる

一触即発で大変な状況だったけど、視聴者的には飛行シーンが
多くて楽しかったな。
キャットとかやたらと攻撃許可を求めていたけど、攻撃した
瞬間ギャラクティカ側が殲滅されそうな予感。

スレイスはケイン提督も一目置くか?

女性同士だからという事もないけど、どちらもイケイケ女子
だし、12コロニーの奪還とサイロン殲滅の言葉を聞いたスレイス
は提督に惚れてしまったのかも。
でもこの二人を接近させるほどに、今後の展開が酷に感じる
ものになっていくかな。

ステルス機・ブラックバードが使えすぎる

チロルの息抜き程度の飛行機だと思っていたのに、実際には
作戦の核となるべき戦力じゃないか。しかもビックリしたのは
ジャンプ機能がついていること。これってペガサスから調達
したのかな。

ペガサスには何故民間人・レアードが乗っているのか。

ジャックとソウルが飲み友達になっている所が笑えるけど、
ジャックからケイン提督に関する非道に一面を聞かされる。
過去にサイロン総攻撃を受けて逃げた際に民団船を見つけ、
そこから軍事優先との論理で全ての船から物資を奪う。更に
人員までも補給するために選抜した人員を搭乗させた訳だけど
拒否した家族は射殺したとか。ケイン提督の恐ろしさを見た瞬間
だ。

なんだか女性の活躍が多い物語だね。

大統領も女性だし、提督も女性。スレイスなんてどんな男性
よりも腕が立つし、サイロンの殆どが女性型。

ヒロとチロルの運命は如何に!?

当然ギャラクティカの指揮官は、二人を黙って処刑させる訳は
ないけれど、その為にはどういう行動を見せるのか。
ケインの非道さを聞いて、それを黙っている変わりに交換条件
として無罪放免にしようとするのかと思ったけど、そういう
流れではなかった。
結局二人の指揮官は互いに殺し合うという選択を持ったようだ。

拷問を受けたNO.6

バルター博士と今回シンクロしていたのは、いつもの妄想タイプ
のNO.6ではなく、目の前にいた拷問されたNO.6だったのか。
互いにシンクロしているから、個別に思考を分けることは出来
無いのかな。
まぁ何らしても拷問された女性は、バルター博士には気を許した
感じだね。

サイロンが守るのは再生船だった。

サイロンは一度死ぬとダウンロードを経て別の所で再生させる。
それを補助しているのが再生船っぽいね。電波の増幅器の様な
役目を果たしているのかな。
取りあえず壊せば再生が無くなる様だ。

ヒロとチロルの悩み

二人とも機械に恋した事で相当悩んでいる様子。
子供が出来たけど、半分だけ機械の子が生まれてくるのかとヒロ。
チロルはこの件が済んだらシャロンの事は忘れるとするが、
本当に忘れられるか。


ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 大統領
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 曹長、整備のチーフ
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure) 二等兵曹、情報分析
フェリックス・ゲイタ (Alessandro Juliani) 中尉
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne) チロルの部下 (逮捕)
ダイアン・シーリックス (Jen Halley) コボルに居る
ソサイナス (Alonso Oyarzun) メカニック、チロルの部下 (殉職)
ビリー (Paul Campbell) 大統領の補佐

レオーベン(Callum Keith Rennie) サイロン
アーロン・ドラル (Matthew Bennett) サイロン
エレン・タイ (Kate Vernon) ソウルの妻。野心家
カトリーナ (Luciana Carro) "カット"
ブレンダン (Bodie Olmos) "ホットドック"
マーガレット (Leah Cairns) "レーストラック"
フライボーイ (Michael Tayles) 飛行士
ジェームズ・レイマン (Dominic Zamprogna) "ジャマー"
ジョージ (Benjamin Ayres) "キャットマン"。アポロの変わりに・
エミット (Linnea Sharples) "スウィートネス"
コトル (Donnelly Rhodes) 医者
タッカー (Christian Tessier) "ダック"
ジョー・パラディーノ (Jeremy Guilbaut) "ハンマーヘッド"(逮捕)

ヘレナ・カイン (Michelle Forbes) "ペガサス"、提督
ジャック・フィスク (Graham Beckel) タイと酒を飲む
コール・タイラー (John Pyper-Ferguson) "スティンガー"
ノエル・アリソン (Sebastian Spence) "ナーチョ"
アラスタイア・ソーン (Fulvio Cecere)
ケージ (Mike Dopud) クルー
ビリーム (Derek Delost) クルー
ピーター・レアード (Vincent Gale) チーフ
ルイス・ホシ (Brad Dryborough) クルー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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