ギャラクティカ
Battlestar Galactica (シーズン2)


第12話(29) 再生船(後編) Resurrection Ship: Part 2

脚本/Michael Rymer、Ronald D. Moore
監督/Michael Rymer
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サイロンたちが必死に守る船は再生船だと知る。
アポロがステルス機で再生船に近づき、逃げられないように
ワープの動力源高速ドライブを破壊するという作戦を取ること
になる。

48時間前。
カーラはアダマからケイン提督の暗殺を指示される。カーラは
アポロに最悪の任務が回ってきたことを告げ、しかしこれが
仕事だと割り切る。アポロに援護を頼むと了承する。人間に
とって最も大切な物は人と交わす約束だという。

一方拘束されているチロルとヒロの前に、ソーン中尉の部下た
ちがやってくる。ソーンは自分たちを含めて50人以上の兵士を
助けた恩人だという。チロルやヒロに挑発的な言葉を投げかけ
るが、チロルはガラス越しで全く話が聞こえないとし、話が
したいならば中に入ってからにしろと告げる。売り言葉に買い
言葉で有ったが、兵士達は中に入ってくると突然二人に銃を
突きつけ、突然手足を拘束して殴る蹴るの暴行を受ける。
しかしその姿を見て副艦長のジャックが止める。
チロルとヒロは兵士たちよりも上官である事や、人権を無視し
た暴行にジャックも呆れ、本来ならば重罪だと告げた上で、
兵士達を立ち去らせる。ジャックは二人にソーン中尉には自分
も助けられたと言うと、二人は彼はシャノンをレイプしようと
していた事を告げる。しかしジャックは機械にレイプは成り立
たないと告げる。

ケイン提督の元にカーラが訪れる。
先程アダマからの指示を受けた為かより緊張しているカーラ。
カーラが過去にタイを殴った件で、ケインはよりカーラを評価
する。カーラがアダマと仲良い関係だと知り、アダマはとても
善良な人だと告げる。しかし時に冷酷な決断は必要なのだと
いう。生きていれば必ずこのような決断に迫られることを
告げ、躊躇えばより死体が増えるだけなのだという。ケインは
カーラにそんな決断の時が来たら躊躇わず、怯むなと声を掛ける。

一方ペガサスから書類を持ってそれをアダマに届けるアポロ。
先程カーラに決断を下したことを告げる。上官との意見の相違
が有るために暗殺を指示するのかと問うアポロに対して、議論
するつもりは無いと告げるアダマ。これは船団を守るための行動
で、ローラ大統領と共に決めたことだというとアダマは、彼女も
関わっていたことを知り驚く。

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それぞれの船団の長を暗殺し合う展開。

ただ当然ながらその任務を受けたカーラもジャックも相当
躊躇っていた様子。
カーラはケイン提督にある意味尊敬の念さえ生まれていた感じ
なので、その人を殺すことへの抵抗が有っただろうな。
ジャックの緊迫感も伝わり、彼が司令室にやってきたときには
何時実行されるのかヒヤヒヤものの展開だった。

アポロが宇宙に投げ出される。

冒頭の展開はいきなりプールに入るアポロの姿。
でも実際には宇宙に放り出される中、酸素が少なくなり薄れ行く
意識の中でナチュラルハイな状態になったみたいだ。
なんだか宇宙に投げ出される映像は"ラグランジュL-2"という
ゲームを思い出した。
宇宙服から酸素が漏れだしていたね。

再生船の破壊

あれだけ敵機は居たのに、よくぞ制圧できたなという感じ。
あんまりこちら側は被害を受けていないしね。
敵の船団が攻撃を受けて崩れゆく様が凄かった。

キーマンは、牢獄にいるNO.6だった。

バルター博士は妄想上のNO.6よりも目の前にいるNO.6の方に
肩入れしたのだろうか。涙ながらに語るバルターの姿が印象
的。彼女がケイン提督を殺害することで上手く物語を終息
させたけれど、その後何処に、どうやって逃げたのだろうか。

カーラとアポロの会話を聞くデュアラ。

最後、二人の会話を聞いていたけど、そんなシーンを見ている
となんだかデュアラがアポロに気があるようにも見えた。
彼女確かビリーとつきあっていたよね。

アポロは素直に無事を喜ぼうとするカーラに対して、生きて
戻りたくなかった事を告げる。

アダマが提督に昇格

ローラは何処から職人を連れてきたのか、バッヂをつくって
彼にプレゼントする。最後にアダマとローラの熟年キッス!


ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 大統領
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 曹長、整備のチーフ
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure) 二等兵曹、情報分析
フェリックス・ゲイタ (Alessandro Juliani) 中尉
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne) チロルの部下 (逮捕)
ダイアン・シーリックス (Jen Halley) コボルに居る
ソサイナス (Alonso Oyarzun) メカニック、チロルの部下 (殉職)
ビリー (Paul Campbell) 大統領の補佐

レオーベン(Callum Keith Rennie) サイロン
アーロン・ドラル (Matthew Bennett) サイロン
エレン・タイ (Kate Vernon) ソウルの妻。野心家
カトリーナ (Luciana Carro) "カット"
ブレンダン (Bodie Olmos) "ホットドック"
マーガレット (Leah Cairns) "レーストラック"
フライボーイ (Michael Tayles) 飛行士
ジェームズ・レイマン (Dominic Zamprogna) "ジャマー"
ジョージ (Benjamin Ayres) "キャットマン"。アポロの変わりに・
エミット (Linnea Sharples) "スウィートネス"
コトル (Donnelly Rhodes) 医者
タッカー (Christian Tessier) "ダック"
ジョー・パラディーノ (Jeremy Guilbaut) "ハンマーヘッド"(逮捕)

ヘレナ・カイン (Michelle Forbes) "ペガサス"、提督
ジャック・フィスク (Graham Beckel) タイと酒を飲む
コール・タイラー (John Pyper-Ferguson) "スティンガー"
ノエル・アリソン (Sebastian Spence) "ナーチョ"
メイ・フィレリ (P.J. Prinsloo) "フリーカー"
アラスタイア・ソーン (Fulvio Cecere)
ケージ (Mike Dopud) クルー
ビリーム (Derek Delost) クルー
ピーター・レアード (Vincent Gale) チーフ
ルイス・ホシ (Brad Dryborough) クルー


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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