ギャラクティカ Battlestar Galactica (シーズン2)

第15話(32) 傷跡 Scar

脚本／Bradley Thompson、David Weddle
監督／Michael Nankin
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コロニアル採掘船マハファルでバイパーなどに使う鋼材を採掘
していた。しかしこの一帯に資材が有るのはサイロン側も感知
しており、ここにはスカーと呼ばれる戦闘用サイロンのレイ
ダーが潜んで人間のパイパーパイロットたちの墓場にしていた。

94時間前、ライリーもスカーによって亡くなる。
亡くなったのはスカーにビビッて背を向けた為のものだという
スターバック。
そんな中、新たにペガサスで戦闘訓練を受けてきたバックストン
というパイロットが配属される。バックストンの生活スペース
となるベッドは以前ビーノと呼ばれるパイロットがおり、彼も
凄腕のレイダーによってやられていた。

88時間前、パイロットたちのブリーフィングの場で、スカー対策
が話し合われる。スカーはこの一帯には隕石が散乱している事
から、じっと隠れてひたすらチャンスを待ち敵機を後から
捕らえて撃沈させる。その後仲間が来る前にジャンプして逃げる
のだという。これは一対一の戦いではなく戦争なのだから、
フェアに闘うのはダメだという。

スターバックは、カプリカのレジスタンスのキャンプに残して
来たアンダースの事が最近頭から離れず眠れる日を過ごしていた。
酒の量も増え、出撃出来無い事も・・・
この日もトップガンと書かれる特性のカップで酒を飲みながら
彼のことを思い出していた。

81時間前、バイパーが襲われたときの映像をパイロットたちは
見て話し合う。初めて見るスカーの姿。かつてスターバックが
捕まえたものと同じタイプで、レイダーとサイロンが一体化
されたタイプのマシンだった。
その頃ローラは、採掘ドリルの刃が壊れたために更に8日間は
滞在が延長になる事を報告する。しかし戦闘可能なバイパーが
作成されており、戦闘力は上がることになる。
スターバックはパイロットたちの前で、この一帯は隕石が多く
ドラディスではレイダーを感知できない為に、頼りになるのは
自分たちの目であることを告げる。4機編成で警備を行うとする
が、キャットは彼女に反論し、広域を警備するためにも二機で
回るのが妥当だと告げる。

スターバックはスカーの正体についてブーマーに話しを聞きに
行く。彼は何度も再生しているサイロンで、亡くなり再生される
度に経験を積んで強くなっているという。しかし再生船を破壊
したために今後はやられたら最後。相手も死亡することによって
辛い記憶が増えており、相当怒っているだろうと告げる。
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★スターバックは酒に溺れる

今回のスターバックは終始酒を飲んでいたな。
キャットが絡んでくるけど、彼女の言っていることの方が正しく
今回のスターバックには反論の余地が無いほどに、落ちぶれた
姿があった。
彼女が深く考えもせずに部下達に指示したことによって、命が
失われている現状を考えれば、やはり彼女は反省すべきなのか
も知れない。

★キャットが敵意をむき出してくるのは・・・

スターバックはスカーを恐れていることを周りに悟られないた
めに突っ込んできている様なことを口にするが、恐いのは当た
り前で、そんな気持ちになること自体は決して悪いことでも
恥ずかしいことでもない様な気がする。

★トップガンのコップ

これってリーダーしか飲めないもので、その証しみたいなもの
なのだろうか。

★ジョシュ、そしてバックストンは完全に捨て駒に・・・

折角訓練を受けて新しく加わったのに一瞬で居なくなって
しまったな。スカーが襲ってきたらどうすればいいのか?と
問うバックストンに対して、接近して引き金を引けと告げ
逃げたら死ぬと語る。まぁ間違いではないのだろうけど、今回
は新人のパイロットが対峙できるものではなかった感じだったね。

★切ないギャラクティカのパイロットたち。

アポロはスターバックとの会話の中で、自分たちは地球の姿を
見ることが出来ないかも知れない事を口にしていた。
未来についても明るい保障など無いという。
この一瞬を楽しむためにスターバックが襲いかかってくる辺り
はかなり病んでいるなという気もする。

★無理をしなかったスターバック

スカーと対峙する際に、突っ込もうとしたスターバックだった
が、アンダースの顔が過ぎって結局舵を切ってキャットの援軍
を待つことになる。生きる目的が出来たと語るヒロのさり気ない
フォローが素敵だ。

★亡くなったパイロットたち

バックストン、ジョシュ、ライリー、ビーノ、リッパー
フラットトップ、チャックルズ、ジョリー、クラッシュダウン
シェパード、ダッシュ、フライボーイ、ステップチャイルド
パペット、ファイアボール。

アポロは亡くなったパイロットを忘れてしまうと言ったけど
スターバックは覚えていたね。でも軍人としては忘れてしまう
べきことではないかな。


ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長->提督
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 大統領
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 曹長、整備のチーフ
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure) 二等兵曹、情報分析
フェリックス・ゲイタ (Alessandro Juliani) 中尉
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne) チロルの部下 (逮捕)
ダイアン・シーリックス (Jen Halley) コボルに居る
ビリー (Paul Campbell) 大統領の補佐

レオーベン(Callum Keith Rennie) サイロン
アーロン・ドラル (Matthew Bennett) サイロン
エレン・タイ (Kate Vernon) ソウルの妻。野心家
カトリーナ (Luciana Carro) "カット"
ブレンダン (Bodie Olmos) "ホットドック"
マーガレット (Leah Cairns) "レーストラック"
フライボーイ (Michael Tayles) 飛行士
ジェームズ・レイマン (Dominic Zamprogna) "ジャマー"
ジョージ (Benjamin Ayres) "キャットマン"。アポロの変わりに・
エミット (Linnea Sharples) "スウィートネス"
コトル (Donnelly Rhodes) 医者
タッカー (Christian Tessier) "ダック"
ジョー・パラディーノ (Jeremy Guilbaut) "ハンマーヘッド"(逮捕)

ブレント・バクストン (Christopher Jacot) "BB"
ジョセフ・クラーク (Sean J. Dory) "ジョジョ"
サミュエル・アンダース (Michael Trucco) スターバックの彼

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)