ギャラクティカ
Battlestar Galactica (シーズン2)


第17話(34) ペガサスを継ぐ者 The Captain's Hand

脚本/Jeff Vlaming
監督/Sergio Mimica-Gezzan
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ペガサスのラプター飛行訓練。
スターバックはこの訓練の指導教官になっていたが、ペガサス
の司令官・ガーナーと衝突していた。
ラプターで飛行するシャークたちは、酷い電磁波に悩まされ
交信もままならない状態。

アポロは撃たれて負傷してから一ヶ月が経ち、傷も癒えて任務
に復帰。デュアラとは同じベッドを共にしていた。アポロは
少佐に昇格していた。復帰早々ペガサスでのガーナーとスター
バックの仲裁に駆り出される。

一方キャリーはコンテナの搬入作業中にコンナテ内部から何か
の動きを察知しチロルに報告。彼が内部を捜索すると、そこに
は妊婦の女性が隠れていた。

ラプター飛行訓練中のシャークらの無線に救難信号が入る。
ペガサスにも連絡するが、電磁波でまともに交信できず途中で
交信は途絶えてしまう。
アポロはペガサスの司令官・ガーナーを尋ねると、訓練中のラ
プター二機が消息不明になった事を聞かされる。スターバック
はそこで初めて消息不明の事実を知る。すぐにフライトデッキ
にいき部下たちに何故情報を伝えないのかと問い詰めると、
ペガサスの船員以外に情報を漏らすなと言われている事を告げ
られる。全てはガーナーの指示だった。

ガーナーはアポロに対してスターバックの扱いに困っている事
を聞かされる。自分がかつて所属した機関士たちは命令通りに
動いていたのに対しスターバックは命令を無視して勝手に動く
という。

その頃ローラの前に、情報官のトーリが訪れ、次の大統領選の
キャンペーンの打ち合わせにやってくる。彼女は独自の通信網
を使って世論調査をした結果を見せ、ローラ大統領は軍と市民
から支持を得ている事を報告する。これで対立候補がザレック
だけならば楽なんだけど・・と本音を漏らすローラ。

その頃ザレックはバルターに対して出馬を後押ししていた。
科学者は市民に希望を与えられるというザレック。バルターの
事を応援できるのならば本望だという。

アポロはペガサスのフライトデッキを訪れ、消えたラプターの
酸素は36時間しかもたない事を口にし、捜索プランを考えるよう
指示する。時には型破りな発想も必要で、手がかりになるもの
は全て集めるよう告げる。

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大統領選が近々あるのか?

ローラ大統領の再任が堅いという状況の中、今回は堕胎を巡っ
て世論を揺るがす事件が起こる。
大統領はバルターがはじき出した人類の滅亡まで18年後だと
されると、堕胎するのを禁止してしまう。

ジェミノンなる中絶を禁止するコロニーも存在するという事で
今回は一癖も二癖もある話だった。

スターバックの扱いに困るペガサス

新しく就任したペガサスの司令官は機関士上がりの人物という
事で、今まで機械相手に作業していた分、人間の扱いには慣れて
いなかった様子。
スターバックが勝手な振る舞いをすることで、常に衝突して
いるような印象だった。

ラプターが失踪する

電磁波の状態が悪いのならば訓練なんてしなければ良いのに
と感じるのは気のせいですか?
これがスターバックの指示だとするならば、その資格は無いな
と思わせるもの。
交信もドラディスも電磁波で狂わされる中、失踪する。果たし
てこの失踪は単純なトラブルなのか、それともサイロンによる
罠なのか。

ガーナーの命令を無視する行動

アポロとガーナーで指令を巡って対立するシーンが有った。
警備兵はどちらの命令を優先するのかで興味深い物が有った
が、当然ながらペガサスの司令官はガーナーなのでアポロは
退出させられる。
ガーナーの兵士を助ける気持ちは素晴らしい物があるが、
司令官として戦略を見通す力は皆無だった。
アダマ提督の任命だというが、任命責任も有るんじゃないかと
いうくらい今回は致命的なミスを犯してしまったね。

次々とペガサスに核爆弾が打ち込まれる

ワープした先にはやっぱりサイロンの艦隊が待ち受けていた。
久しぶりに大戦になった感じだね。
もっと戦闘機同士の対決が見たかったが、カメラの多くは
人物に焦点が当たっていた。
致命的なミスをしたガーナーは、自分が居るのは司令室ではなく
機関室だと考えたのだろうか。一人で故障箇所を直しに行く
訳だけど、死のフラッグが立っていたよなぁ。

アポロとスターバックは仲直り

一応アポロもテロリストと対峙した時に、スターバックに撃た
れた事を根に持っていたのね。
本音が思わず出てしまいましたって感じだけど、たまには脳みそ
を使うことを約束したスターバック。

ギャラクティカとペガサスの別名

ギャラクティカ = ポンコツ
ペガサス = 野獣のお腹


ウィリアム・アダマ (Edward James Olmos) 艦長->提督
ローラ・ロズリン (Mary McDonnell) 大統領
リー・アダマ (Jamie Bamber) "アポロ"
カーラ・スレイス (Katee Sackhoff) "スターバックス"
シャロン・バレリー (Grace Park) "ブーマー"
カールC・アガソン (Tahmoh Penikett) "ヒロ"
ガイアス・バルター (James Callis) 博士
ナンバー6 (Tricia Helfer) サイロン

ソウル・タイ (Michael Hogan) 大佐。副長
ガレン・チロル (Aaron Douglas) 曹長、整備のチーフ
アナスタシア・デュアラ (Kandyse McClure) 二等兵曹、情報分析
フェリックス・ゲイタ (Alessandro Juliani) 中尉
カリー・ヘンダーソン (Nicki Clyne) チロルの部下 (逮捕)
ダイアン・シーリックス (Jen Halley) コボルに居る
ビリー (Paul Campbell) 大統領の補佐

レオーベン(Callum Keith Rennie) サイロン
アーロン・ドラル (Matthew Bennett) サイロン
エレン・タイ (Kate Vernon) ソウルの妻。野心家
カトリーナ (Luciana Carro) "カット"
ブレンダン (Bodie Olmos) "ホットドック"
マーガレット (Leah Cairns) "レーストラック"
フライボーイ (Michael Tayles) 飛行士
ジェームズ・レイマン (Dominic Zamprogna) "ジャマー"
ジョージ (Benjamin Ayres) "キャットマン"。アポロの変わりに・
エミット (Linnea Sharples) "スウィートネス"
コトル (Donnelly Rhodes) 医者
タッカー (Christian Tessier) "ダック"
ジョー・パラディーノ (Jeremy Guilbaut) "ハンマーヘッド"(逮捕)

トム・ザレック (Richard Hatch)
バリー・ガーナー (John Heard) ペガサス司令官
マルシア (Stefanie von Pfetten) "ショウボート"
リチャード (Kavan Smith) "バスター"
ライア・キビー (Amber Rothwell) ジェミノンの住民
サラ・ポーター (Patricia Idlette) ジェミノンの代表
トーリー・フォスター (Rekha Sharma) 報道
ルイス・ホシ (Brad Dryborough) ペガサスパイロット
アベル・ソーントン (Aaron Pearl) ペガサス司令室
パラヤ・パラシオス (Christina Schild) 報道
ライラ (Tammy Hui) "シャーク"。訓練中サイロンに・・
スティーブ (Jamie Bell) "レッドデビル"。救助に行くが・・
チャールズ・ベラミー (Kurt Max Runte) ペガサス司令室


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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