ゴシップガール
(Gossip Girl) シーズン2

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第4話 EX-ファイル The Ex-Files

脚本/Robert Hull 監督/Jim McKay
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卒業年度の初日が始まる。

チャックの父・
バートと結婚し新婚旅行で世界を回っていた
セリーナの母・
リリーが帰国。バートはそのまま仕事で北京に
渡る中で、リリーは子供達と朝食を取る。
セリーナはダンと別れた手前学校には行きたくなく、母の旅行
話を聞きたがる。そんなセリーナに対してチャックが声を掛け、
今年はお前の天下だろう?と彼女を焚き付ける。セリーナは
興味はないと否定するが・・・

ダンもまた朝食の際にルーファスにセリーナの件で相談する。
現実に誠実に向き合うことが必要だと言われる。ダンは父に
夕べハイヒールの音を立てて出て行った女性・
クレアの事を
尋ねるが、まだ紹介する段階ではないので内緒にして欲しい
と言われる。
そこにジェニーもやってくる。女性の年度初日はもっとも大変
な時で、ブレア政権のドラフトが行われる日だという。予備軍
と脱落組に振り分けられるというジェニー。父とダンは、娘が
何を言っているのかと目を丸くする。

ブレアは朝から
ネリーペネロペイザベルと共に政権内に新たに
属する生徒たちの面接を行う。
メリッサは父がニックスの医務をして
いるという。
ケルシーはイケメンの男性たちを多数知っている
との事で予備軍へ入ることを認められていく。しかしブレア曰く
普通の生徒たちが増えたとの事だった。
セリーナは校内でダンの姿を見かけると思わず隠れてしまう。

ブレアの前にチャックが現れると、貴方のお陰で
マーカスとは
心通わせしっかりと結ばれた事を語る。

ネイトはバネッサの元に行き、パーティーの時の彼女の態度が
急に変わった事を尋ねる。ネイトは俺たちは友達だろうと問う
が、友達だった事など有ったのか?と冷たい態度で突き放す彼女。

ダンは校内でジェニーを見つけるとセリーナを探していると
いう。そこにネリーやペネロペらが通るとジェニーを無視して
通り過ぎていく。虐められるよりは無視された方がマシだと
すると、その内頭に鳥が止まったり、自動ドアが開かなくなる
ぞとジョークを飛ばすダン。

そんな中、ダンは転校生のアマンダとぶつかる。
彼女がハリスの新作を読んでいる事に興味を持ったダンは彼女
に話しかける。意気投合しランチを取ることを約束する。

一方ブレアは転校生アマンダの事を調査していた。
セリーナの事を気に掛けるブレアは、ダンと彼女が一緒に
居るのを見て気にしていたのである。国連職員の娘で世界を
転々としている事。また前の学校では短編フィクション賞を
もらう文学少女だと知る。あれはオッパイのついたダンだと
してブレアはペネロペたちにマークしておくよう告げる。

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ついに高校生の最終学年がスタートする。
ブレアの陰に隠れて政権に興味の無かったセリーナだが、
ダンとの決別とチャックの画策によって、セリーナは再び
校内の女王の座に君臨し、周りの生徒たちを率いようとしてい
く。

どうでも良いけど、キャサリンはHばかりしてるな。
金持ちになるとその辺のたがが外れるのか、見境のない所が
凄い。これぞセレブクオリティの為せるものなのか。

元々それ程好きじゃなかったけど、やはりダンの態度は何処
が嫌みな感じ。自分が正しいとばかりに、セリーナを責める
けれど、今回はダンが完全にセリーナの心の傷に塩を塗り込ん
でいた感じ。

虐めに至る過程とか、誰かの思惑によって意図的に振り回さ
れ、陥れられる様子がとても計算高くて、脚本のうまさを感じ
る。

バネッサとネイト。
互いに思い合っているのは間違いないのに、その意図が歪曲
して伝わってしまうと、こういう流れになってしまうのね。
冒頭でバネッサがネイトを突き放したセリフを、最後はネイト
がバネッサに仕返しする辺り、とても上手い。
バネッサの暴走がネイトのトドメを刺した感じだけど、バネッ
サがネイトに責められる理由は正直無いような感じもする。
元々悪いのはネイトの父じゃないか。

女性たちの世界観も上手く描かれている。
とても陰湿で友人で有っても気が抜けない様子が見て取れる
し、日本でも行われるような明日は我が身的な陰険な虐めの
構図が面白く浮かび上がる。

ジェニーがここまで酷い状況になっていくとは思わなかった
けど、アメリカでは登校拒否の問題などは無いのだろうか?

ルーファスとリリーの関係も実に切ないものだけど、リリーの
身勝手な振る舞いを感じる物だったかな。元々ルーファス
ではなくバートを選んだのは彼女だしね。
二人に共通するのは、Harry Dean Stantonの映画。
ドラマでは「Repo Man」「Paris, Texas」「Pretty in 
Pink」
の話がでで居た。

チャックとアマンダが手を組んでいたのはサプライズだった
けど、愛する人を傷付けてまで手に入れたいとする所が
凄い発想だね。
いい加減このゲームに疲れたとか言っていたチャックだけど
全然やる気満々だな。

さてセリーナが何処までぶち切れた行動に出るのか。

セリーナ・ヴァンダーウッドセン - ブレイク・ライブリー (S)
ブレア・ウォルドーフ - レイトン・ミースター (B)
ダン・ハンフリー - ペン・バッジリー (セリーナの彼)
ネイト・アーチボルド - チェイス・クロフォード (ブレアの彼)
ジェニー・ハンフリー - テイラー・モムセン (ダンの妹)
チャック・バス - エド・ウェストウィック (生意気)
ヴァネッサ・エイブラムズ - ジェシカ・ゾア (ダンの元彼女)
ジョージーナ・スパークス - ミシェル・トラクテンバーグ
ゴシップガール - クリスティン・ベル

リリー (Kelly Rutherford) セリーナの母
ルーファス (Matthew Settle) ダンの父
ハウィ (Sam Robards) ネイトの父。ハワード
エレノア (Florencia Lozano) ブレアの母
エリック (Connor Paolo) セリーナの弟・病気


バート・バス (Robert John Burke) チャックの父
ドロッタ・キシュフロスキー (Zuzanna Szadkowski) ブレア家使用人
アン・アーチボルト (Francie Swift) ネイトの母
ローレル (Michelle Hurd) エレノアの部下

キャサリン・ビートン (Madchen Amick) ネイトの不倫
マーカス・ビートン (Patrick Heusinger) 伯爵、ブレアと
ネリー・ユキ (Yin Chang) ブレアの友
ペネロペ・シャファイ (Amanda Setton) ブレアの友
イザベル・コーテス (Nicole Fiscella) ブレアの友
クレア (Purva Bedi) ルーファスの恋人

アマンダ・ラシャー (Laura-Leigh) 父が国連職員・文学少女
バトラー (Jonathan Freeman) ビートン家の執事
ジェンス (Tyler Johnson) ダルトン校・ラクロス部
メリッサ・マーフィー (Kayte Grace) ブレアに面接少女
--- (Remy Zaken) 脅えている女の子
ケルシー (Whitney Vance) ブレアに面接少女・予備軍


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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