グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season3)

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Nov. 16, 2006
第8話 心の痣 Staring at the Sun

監督/Gabrielle G. Stanton、Harry Werksman
脚本/Jeff Melman
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人間の目には視野の欠けた場所"盲点"がある。私たちは世界の
一部が文字通り見えていない。

デレクとメレディスは再び付き合うようになり、一緒に風呂に
入ってちちくり合う。メレディスは真面目にイチからやり直し
たいとして、二人の関係はセックスから入ってしまったので
体の関係無く過ごしたいと。待つことは楽しいし、これからは
明るく元気にいくのだと語る。

人はたまに盲点のせいで目を向けるべき事が見えていなかった
りする。

メレディスは療養所の母・エリスの元に行くが、母は忙しいと
してメレディスの相手をしようとはしなかった。しかしそこに
リチャードがやってくると、エリスは真っ先にリチャードの
元に駆け寄る。リチャードは帰ろうとするが、メレディスは私
が帰るので母と一緒に居て挙げて欲しいと頼む。

"明るく元気に行く!!"今日は記念日だとして、メレディスは
笑顔満面で病院へいく。仲間達の前で、暗くて捻くれたメレディ
スは今日限りで消えると宣言する。強烈な幸せビームでみんな
を照らすという。
そんなハイテンションのメレディスだが、一同ジョージに同情
して暗い雰囲気だった。ジョージの父親・ハロルドが入院した
のである。倒れた際には鎖骨を痛めたというハロルドの症状は
腹部の痛みだった。

ベイリーはインターンたちに今日の割り振りを行う。
ジョージはあくまで家族には関わらず雑用をこなすこと。
ヤンは自分からバークのオペが有るとして、勝手に抜け出す。
アレックスは形成外科医のマークの下に就き、メレディスはER、
イジーはアレックスの下でアシスタントをしろという。ただし
イジーは患者に触れず口を聞かずを忘れるなと語る。そして
もう勘弁って顔はしない事だと。

アディソンの前にハンテンション・デレクが現れる。
デレクは幸せの微笑みだとして、アディソンに対してもう言い争い
は辞めようと語る。
平和的共存関係を築こうと告げる。
アディソンは指輪が外せない事を口にするが、デレクは気にして
いる様子もなく石けん水で取るしかないと告げる。

カリーはオマリー家の面倒を見ていた。
ハロルドは妻はまだ修学旅行でワシントンD.Cに居るとジョーク
を語る中で、痛み止めにはモルヒネを処方すると告げ、これから
内視鏡検査を行う事を告げる。

マークの元にアレックスとイジーが一緒に来ると、今日はブロンド
娘を連れて来ようデーなのか?と問う。マークは相変わらず
アレックスに対してドライクリーニングが二週間以上預けっぱなし
になっているので取りに行けと告げ、サンドイッチにはマヨネーズ
をかけ過ぎないように取ってこいと命令する。

ジョージはベイリーに対して自分も父親の件で医療に関わりたい
事を告げるが、家族を診ることは禁止されているとして、その
変わりにジョージはつけたいと思うインターンを誰でもつけて
あげると言われる。
ジョージはそのインターンをヤンにしようとして、彼女が居る
バークの手術室にいくと、彼女はバークの隣で一人で
心臓の
カニューレ
を抜く手術を一人でこなしているのを目にする。

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■メレディスの場合

明るく元気なメレディスをコンセプトに冒頭から不気味な笑顔を
見せていた彼女。
しかし結局の所、母親・エリスと関わっている内に、またしても
ドロ〜ンとしたメレディスらしい影の一面が彼女を包み込んで
いった感じ。担当する患者・ミアと母・ダイアンの関係を見て
自分の母親との関係を想像したし、母親とリチャードの関係を
見て複雑な思いがする中で、またいつもの通りのメレディスへ
と戻っていく。

ヤンからは、にやついているメレディスの姿に、今朝は顔に蹴り
を入れたいくらいに明るかったのにと言われていた。
珍しくヤンに共感出来る部分だった。

■クリスティーナの場合

ヤンは一人で心臓のカニューレを抜く手術をしたのに、いつも
の彼女ならば自慢げに話すのに、全く口にしないことで、
ジョージに嗅ぎ回られ、バークに異常がある事を掴まれてしまう。

ベイリーがヤンをもう少し冷遇していくのかと思ったけど、
今回はまたバーク&ヤンの姿が有ったね。

ジョージの変わりにハロルドに対して、ガンの事実を告知する
辺りは、ジョージが語るようにロボット的ヤンの姿が有ったけど
ジョージとしては、寧ろヤンの正確性にすがりたい気持ちも
有ったのだろう。

■ジョージの場合

父親がガンだと知り、今回のジョージはかなりグロッキー状態。
ジョージが落ち込む姿に、メレディスとかイジーが寄り添って
あげるというシーンはある意味このドラマの良さにも繋がっている
のかなという感じ。

カリーがオマリー家に取り入ろうとするも、ジョージとしては
僕が相手するからと言って、カリーとの関係が終わりだとする
主張を発していた。なかなか二人が同時に好きになれない所が
またヤキモキするね。

ヤンが手術を自慢しないことに対して、バークに話に行く姿が
有り、バークに対して順調なのか?と尋ねるシーンも有った。
心臓を切ってもらうならばバークじゃないとダメだとする
ジョージは、これ見よがしにヤンに対するプレッシャーをかけて
いた感じがする。

何故家の父のインターンに君を選んだりのか。君はロボットだから。
白衣を着たロボットでミスをしない。その辺は学ぶべきものだが
少しで良いから人間らしさをもって欲しいと告げた。

■イジーの場合

イジー完全復活宣言。
その瞬間にアレックスからキスされるも無理だと答える。
しかしアレックスとイジーは、フランクという面白い患者と
出会った事で、そんな気まずい状況も上手く口まねして乗り切った
なという感じ。

フランクから双子ちゃん(豊胸した胸)を触ってくれと言われ、
アレックスの胸と触り比べさせられているシーンをマークに
見られていた。

■その他

・リチャードはアデルとやり直したい

アディソンとデレクが二人で一緒にリチャードの悩み相談を
する。その際会話がいつの間にかアディソンとデレクの関係の
話にすり替えられていく辺りが面白い流れだった。
リチャードはエリスとの関係に終止符を打ち、本格的にアデル
に向き合うみたいだけど、外科部長は辞めるのだろうか?

・ベイリー、息子のタックに歌を歌う

God Bless The Childを電話口で歌って聞かせるベイリー。
今回の患者の親子がまともにこの曲を歌えずにいるところで、
ベイリーとしては、そうなりたくはないと考えたのか。

・アディソンは指輪を投げ捨てる

ようやくデレクとの関係に吹っ切れたのか。
帰りの船の上から指輪を投げていた。

入院患者

ハロルド・オマリー

ジョージの父親。生検によってハロルドはガンだと発覚。
しかも転移していて、食道癌から発したものが胃まで転移
しているステージ3のガンだった。
病変部を切除後に化学療法と放射線治療の必要が有ること。
更に調べていく内に、心電図で心臓の大動脈弁に漏れがあり
人工弁の弁置換術をしてしてからでないと手術出来ない事が
分かる。

ミア・ハンソン

5歳の少女。両親が仕事人間でアンナというベビーシッターに
懐いている彼女だけど、悲しい事にアンナの車でミアを轢いて
しまい、所見では外耳道に血が出ている事が判明。
更に調べていく内に脳内に出血がみられると言うことで、
開頭手術をすることになった。仕事人間の母親と娘の関係は
ベイリーやメレディスの状況・エピソードに接続される。

フランク・ジェフリーズ

豊胸手術を行う男性。自分のことを三人称で語りたがるという
面白い患者だったけど、担当したイジーとアレックスにとって
はかなり良い出会いでも有った。
"イジーとアレックスは信じない"と悪のりしている姿は、また
明るいイジーが戻って来たって感じで嬉しいところ。

■使用された曲

・Lily Allenの"Not Big"
・Get Set Goの"Everybody Get Movin"
・The Watson Twinsの"Time Of My Life"
・Mat Kearneyの"Where We Gonna Go From Here"
・Ingrid Michaelsonの"Breakable"
・Chandra Wilsonの"God Bless The Child"

メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン

アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
アディソン・モンゴメリー (Kate Walsh) 小児科医。バークの妻

ジョー (Steven W. Bailey) バーの店主
オリビア・ハーパー (Sarah Utterback) 看護師
テイラー・クリスチャン (Moe Irvin) 看護師
リンダ (Linda Klein) 看護師
デビー (Cathy Lind Hayes) 看護師
ケイト (Kate Anthony) 看護師
ヴィヴィアン (Noelle McCutchen) 看護師
マリア (Maria Elena Maglari) 看護師 #24
ラジ・セン (Anjul Nigam) 精神科医師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) 新しいレジデント
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母
ミルトン (Marty Lodge) 麻酔医
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
レイ (Ray Ford) 救急医療士
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意
フィン・ダンドリッチ (Chris O'Donnell) 獣医。メレディスの彼
マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友
マシュー・サヴォイ (Todd Babcock) s3 #5 ベイリー非難の医師
タイラー (Moe Irvin) 看護師 s3 #5#6
ジンジャー (Patricia Bethune) s4 #6

ハロルド・オマリー (George Dzundza) ジョージの父
アンナ・ハンソン (Myndy Crist) 妻、仕事大好き
ジョン・ハンソン (Paul Cassell) 夫
ジェリー・オマリー (Greg Pitts) ジョージの兄
ロニー・オマリー (Tim Griffin) ジョージの兄
フランク・ジェフリーズ (Matt Winston) 豊胸手術する男
アンナ (Annie Campbell) ベビーシッター
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母、認知症
ミア・ハンソン (Brooke Bryan) 5歳、娘、アンナの車の下敷きに。
--- (Martin Yu) Resident
--- (Brad Sachs) Tech

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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